本記事はPRを含みます

国税庁・e-Taxから還付金メールが届いた!詐欺の実例4通とアドレスを公開

国税庁・e-Taxから還付金メールが届いた

「国税庁から還付金のお知らせが届いた!」

そんなメールが届いたら、本物なのか気になりますよね。

 

実は、国税庁やe-Taxを装い、偽サイトや不正なアプリへ誘導する詐欺メールが出回っています。

 

筆者(以降は「私」)のところにも、2026年10月19日から21日にかけて、国税庁・e-Taxを名乗る不審なメールが4通届きました。

しかも、4通とも送信元のメールアドレスが違います。

 

その前には非通知電話も急増し、1時間に3件、多いときにはわずか5分間で5件も着信がありました。

 

企業や公的機関では個人情報の流出が相次ぎ、メールアドレスや電話番号が悪用される危険も指摘されています。

 

この記事では、実際に届いた詐欺メール4通のスクリーンショットと全文、送信元アドレスを公開します。

 

さらに、最近の個人情報流出ニュースを振り返りながら、ドコモ・au・ソフトバンクの非通知着信拒否設定や、詐欺メールへの対処法も分かりやすく紹介します。

 

「このメール、本物?」

「知らない番号から何度も電話が来る…」

そんなときに、ぜひ参考にしてください。

 

追伸:この記事を書いた後も1日に3通届きました

1.国税庁・e-Taxを装った詐欺メール4通をスクショ付きで公開

2026年10月19日から21日にかけて、私のスマートフォンに国税庁・e-Taxを名乗る不審なメールが4通届きました。

どれも「還付金」を話題にしていますが、件名や本文は少しずつ異なります。

実際のスクリーンショットとともに、メールの内容を詳しく紹介します。

掲載するメールについて

画像は私が実際に受信したものです。

個人情報保護のため、受信先の電話番号のみ灰色で隠しています。

メール内のリンクや添付ファイルにはアクセスしていません。

① 10月19日|「追加還付金のお受け取りについて」というメール

最初に届いたのは、追加の還付金が発生したと知らせるメールです。

件名には「要確認」と書かれ、振込先口座を調べるよう促しています。

2026年10月19日に届いた国税庁e-Taxを装う追加還付金の詐欺メール

項目 内容
受信日時 2026年10月19日 22:59
差出人表示 国税庁e-Tax
件名 【要確認】追加還付金のお受け取りについて-振込先口座をご確認ください
送信元アドレス form-eTax@pact.jllhf.com

メール本文の文字起こし

【重要】追加の還付金が発生しました

e-Taxアプリからログインのうえ、ご確認をお願いします。

このメールの要点

税制改正等に伴い、追加の還付金が発生したことをお知らせするメールです。

平素より国税行政にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。国税庁でございます。

お客様の過年度の申告内容について、税制改正に基づく再計算を行った結果、追加の還付金が発生いたしました。お受け取りの手続きについては、メッセージボックスに格納したお知らせをご確認ください。

追加還付金のお受け取りには、お知らせに記載の期限内にお手続きが必要です。期限を過ぎますと、改めてのご申請が必要となります。

e-Taxへは、e-Taxアプリからのアクセスをお願いいたします。

今後とも国税行政へのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

このメールの特徴

「税制改正」「過年度の申告内容」「再計算」といった言葉が使われています。

税金に詳しくない方には、正式な手続きの案内に見えるかもしれません。

さらに、期限を設けることで、早く対応するよう促している点も特徴です。

② 10月20日|「還付金の振込が完了しませんでした」というメール

翌日の23時03分には、還付金を振り込めなかったという内容が届きました。

今度は、登録した銀行口座に問題があると説明しています。

2026年10月20日に届いた還付金の振込失敗を装う国税庁の詐欺メール

項目 内容
受信日時 2026年10月20日 23:03
差出人表示 【国税庁e-Tax】
件名 【至急確認】ご登録口座への還付金振込が完了しませんでした
送信元アドレス ambiguity@ambiguity.tangull.com

メール本文の文字起こし

【至急確認】還付金の振込ができませんでした-口座情報のご確認をお願いします

お早めにe-Taxアプリからログインのうえ、お手続きください。

このメールの要点

ご登録口座への還付金の振込が正常に完了しませんでした。還付金をお受け取りいただくには、口座情報の確認・修正が必要です。

平素よりe-Taxをご利用いただき、誠にありがとうございます。国税庁でございます。

お客様の所得税還付金について、ご登録の金融機関口座への振込が正常に完了しませんでした。このままでは還付金をお受け取りいただけません。メッセージボックスに格納した案内に従い、至急口座情報のご確認・修正をお願いいたします。

振込ができなかった主な理由

・ご登録の口座が解約されている、または口座番号に誤りがある場合

・口座名義と申告者名が一致しない場合

・金融機関側の事情により受入が拒否された場合

国税庁・税務署が、メールやSMSで口座番号・暗証番号などの入力やご返信を求めることは、一切ありません。

注意したい点

このメールは、振込が失敗した理由を3つ挙げています。

口座番号の誤りや名義の不一致など、実際の銀行手続きでも起こり得る内容です。

さらに、国税庁が暗証番号をメールで尋ねることはないという注意書きまで入っています。

安全な案内に見せながら、偽の手続きへ誘導する構成になっています。

③ 10月20日|「還付金受取のための口座登録」というメール

同じ日の23時33分には、別の差出人から3通目が届きました。

こちらは振込失敗ではなく、銀行口座が未登録だという説明です。

2026年10月20日に届いたe-Tax事務局を装う還付金受取口座登録の詐欺メール

項目 内容
受信日時 2026年10月20日 23:33
差出人表示 【e-Tax事務局】
件名 口座登録知についてのおらせ【税務より【還付金
送信元アドレス forme-Tax@tribe.dhbwt.com

メール本文の文字起こし

【要確認】還付金受取のための口座登録のお願い

e-Taxアプリからログインのうえ、ご確認をお願いします。

このメールの要点

還付金受取のための口座登録についてお知らせするメールです。

平素よりe-Taxをご利用いただき、誠にありがとうございます。国税庁でございます。

還付金のお受取りには、ご本人名義の預貯金口座の登録が必要です。いまだ登録が確認できておりませんので、お早めにご登録ください。

口座登録の期限を過ぎると、還付金のお受取りが遅れる場合があります。

e-Taxへは、e-Taxアプリからのアクセスをお願いいたします。

今後ともe-Taxをよろしくお願い申し上げます。

e-Taxアプリのご利用について

既にアプリをお持ちの方は、アプリを起動し、メッセージボックスよりお手続きください。

※ アプリをお持ちでない方は、お早めにインストールをお願いいたします。

Android版 e-Tax アプリをダウンロード

ここが不自然

30分前のメールでは「振込に失敗した」と説明していました。

ところが、今回は「口座が登録されていない」という内容に変わっています。

同じ還付金の話題でも、受信者に求める行動が一致していません。

また、本文にはAndroid版アプリをダウンロードするボタンが設けられています。

④ 10月21日|「還付金の確認期限が間もなく到来」というメール

4通目は、翌朝に届きました。

還付金の受領手続きが終わっていないとして、期限が迫っていることを強調しています。

2026年10月21日に届いた還付金の確認期限を装う国税庁の詐欺メール

項目 内容
受信日時 2026年10月21日 09:05
差出人表示 国税庁
件名 【重要】還付金の確認期限が間もなく到来します
送信元アドレス FromE-Tax@plaza.rhpsb.com

メール本文の文字起こし

【要確認】還付金の受領確認が未了です

お早めにメッセージボックスからご確認ください。

国税庁でございます。還付金をお振り込みいたしましたが、現時点でお客様からの受領確認が完了しておりません。

確認が長期間未了の場合、返金処理が行われ、再度のお手続きが必要となります。

受領確認はメッセージボックスから行えます。お早めにお願いいたします。

e-Taxアプリのご利用について

アプリを起動し、メッセージボックスよりご確認ください。

Android版 e-Tax アプリをダウンロード

国税庁 e-Tax(国税電子申告・納税システム)

※本メールは送信専用です。ご返信にはお答えいたしかねます。

※配信停止はe-Taxの「利用者情報の登録・確認・変更」から行えます。

添付ファイルにも注意

このメールには、拡張子が「.fliaq」のファイルも添付されていました。

一般的な文書ファイルとは異なる形式です。

中身や動作は調べていませんが、出所の分からない添付ファイルを開くのは危険です。

メール内のダウンロードボタンも押さないでください。

4通を比較すると何が分かる?

短期間に届いた4通を並べると、受信者を誘導するための説明が変わっていることに気づきます。

受信日 メールの主張 求められた行動
10/19 追加還付金が発生 受取手続き
10/20 23:03 振込に失敗 口座情報の修正
10/20 23:33 口座が未登録 銀行口座の登録
10/21 受領手続きが未完了 期限内の対応

4通とも国税庁を名乗りながら、送信元のメールアドレスは異なっています。

それでも、還付金という共通の話題を使い、受信者をe-Taxの手続きへ誘導している点は同じです。

4通に共通する特徴

・国税庁やe-Taxの名称、ロゴを使用している

・還付金を受け取れると説明している

・期限や手続きの遅れを強調している

・メッセージボックスやアプリへのアクセスを促している

・送信元が国税庁の公式ドメインではない

見た目が整っていても、本物のメールとは限りません。

次の章では、今回使われた送信元アドレス4件を一覧にし、差出人表示との違いを詳しく見ていきます。

2.国税庁・e-Taxを装った詐欺メールの送信元アドレス4件を公開

第1章で紹介した4通は、いずれも国税庁やe-Taxを名乗っていました。

しかし、送信元のメールアドレスを調べると、すべて異なるドメインが使われています。

ドメインとは、メールアドレスの「@」より後ろにある部分です。

実際に使われていた4つのメールアドレス

今回受信したメールの差出人表示と、送信元アドレスを一覧にしました。

受信日時 差出人表示・送信元アドレス
10/19
22:59
国税庁e-Tax
form-eTax@pact.jllhf.com
10/20
23:03
【国税庁e-Tax】
ambiguity@ambiguity.tangull.com
10/20
23:33
【e-Tax事務局】
forme-Tax@tribe.dhbwt.com
10/21
09:05
国税庁
FromE-Tax@plaza.rhpsb.com

「form-eTax」や「FromE-Tax」のように、e-Taxを連想させる文字が含まれているものもあります。

ところが、4件とも国税庁の公式ドメインではありません。

差出人に「国税庁」と表示されていても、それだけで本物とは判断できないのです。

本物のe-Taxから届くメールアドレスは?

国税庁は、e-Taxのメッセージボックスに情報が届いた際などに、登録されたメールアドレスへ通知を送っています。

公式に案内されている送信元は、次のとおりです。

e-Taxの正規メール

差出人:e-Tax(国税電子申告・納税システム)

送信元:info@e-tax.nta.go.jp

件名:「税務署からのお知らせ」など

このメールアドレスは、e-Tax公式サイトでも案内されています。

もっとも、差出人の表示は偽装されることがあります。

正規のアドレスに見えても、メールに書かれた手続きをそのまま進めるのは避けましょう。

国税庁・e-Taxも不審なメールへの注意を呼びかけている

国税庁は、偽のホームページへ誘導するメールやSMSについて注意を呼びかけています。

特に、税金の納付や差押えを知らせる不審なメッセージには警戒が欠かせません。

また、e-Taxでは2019年1月にも、国税庁からの連絡を装ったメールについて注意喚起を行っています。

つまり、こうした手口は最近になって突然始まったわけではありません。

参照:国税庁|不審なメールや電話にご注意ください

参照:e-Tax|国税庁からの連絡を装った不審なメールについて

メール内のボタンや外部リンクは絶対に開かないでください

国税庁やe-Taxを名乗る不審なメールが届いても、本文のリンクを押さないでください。

「還付金を受け取る」「口座情報を修正する」「アプリをダウンロード」といったボタンにも触れないようにしましょう。

添付ファイルも開かず、個人情報や暗証番号を入力しないことが大切です。

本当に税務署からのお知らせが届いているか知りたいときは、メール経由ではなく、e-Taxの公式サイトを自分で開いて調べてください。

送信元アドレスを拒否すれば、もう届かない?

今回のように、別々のメールアドレスから送られてくるケースでは、1件だけ受信拒否しても十分とは限りません。

新しいアドレスを使われれば、再び届く可能性があるからです。

また、差出人の名前やドメインを少し変えるだけで、同じような内容を送り続けることもできます。

メールアドレスだけで判断しない

送信元を調べることは、詐欺を見抜く手がかりになります。

しかし、アドレスの一致だけで安全性が保証されるわけではありません。

不審なメールは迷惑メールとして報告し、フィルター機能も活用しましょう。

では、そもそも詐欺メールは、どのようにして私たちのメールアドレスを知るのでしょうか。

近年、企業や公的機関で相次いでいる個人情報流出の問題とも関わるため、次の章から詳しく見ていきます。

3.個人情報流出が相次ぐ!2026年10月の主なニュース

国税庁やe-Taxを装った詐欺メールだけでなく、2026年10月は個人情報の流出に関するニュースも相次ぎました。

通販サイト、飲食店の公式アプリ、求人サービスなど、日常的に利用するサービスも被害を受けています。

中には、数百万件から数千万件に及ぶ大規模な事案も報告されました。

10月に公表された主な個人情報流出の事例

まずは、2026年10月9日から19日までに公表された主な事例を見てみましょう。

公表日 企業・サービス 対象規模・状況
10/9 バイトル・バイトルNEXT メールアドレス最大約389万件が流出
10/13 銀のさら・釜寅など 登録者情報最大約650万件が流出した可能性
10/15 バーガーキング公式アプリ 会員情報約1,118万件が流出
10/15 ソースネクスト 会員情報最大約2,252万件が流出した可能性
10/16 日本経済新聞社 個人情報約183万件の流出を公表
10/16 ヤマト運輸の後払いサービス 顧客情報約526万件を含む計約531万件が対象
10/19 阪急阪神百貨店のH2O ID 会員情報約126万件が対象

※件数は各社の公表内容に基づく報道を参照しています。流出が判明したものと、可能性があるものを含みます。

※件数には重複や対象範囲の違いがあるため、単純に合計して被害人数を算出することはできません。

セキュリティソフトを扱うソースネクストでも大規模な事案

特に目を引くのが、ソースネクストのニュースです。

同社は「スーパーセキュリティ」などのセキュリティ関連製品も販売しています。

その企業で、最大約2,252万件の会員情報が流出した可能性があると発表されたのです。

対象にはメールアドレスやパスワード、氏名、住所、電話番号などが含まれています。

セキュリティソフト自体の問題とは別

今回報告されたのは、会員情報を管理するシステムへの不正アクセスです。

販売されているセキュリティソフトの性能や安全性に問題があったと示すものではありません。

また、同社は法人向け製品「スーパーセキュリティ for Business」に関連する個人情報の流出はないと説明しています。

セキュリティ製品を扱う企業でも、顧客情報を狙った攻撃を受ける。

この事実は、個人情報を守ることの難しさを改めて感じさせます。

メールアドレスだけでなく、電話番号や住所も対象に

流出する情報の種類は、サービスによって異なります。

バイトルではメールアドレスが対象とされていますが、バーガーキングの事案には電話番号や生年月日も含まれていました。

銀のさらなどの宅配サービスでは、住所や注文履歴などが対象になった可能性も報じられています。

流出する情報はメールアドレスだけではない

・氏名や住所

・電話番号やメールアドレス

・生年月日

・会員IDやパスワード

・注文履歴などの利用情報

こうした情報が組み合わされると、本人を狙った詐欺の材料になるおそれがあります。

もっとも、すべての事案でこれらの情報が流出したわけではありません。

利用しているサービスから案内が届いた際は、何が対象になったのかを見極めることが大切です。

政府も相次ぐ情報流出を受けて注意喚起

事態を受け、政府も動いています。

国家サイバー統括室は2026年10月14日、不正アクセスによる情報流出が幅広い分野で相次いでいるとして、関係機関の注意喚起をまとめて公表しました。

警察庁、個人情報保護委員会、金融庁、総務省なども対策に関する情報を発信しています。

政府が呼びかけていること

情報流出の被害が公表された際は、企業からの案内や公的機関の情報を調べましょう。

不審なメールや電話への警戒に加え、パスワードの変更、使い回しの解消なども重要です。

特に、漏えいした可能性があるサービスと同じパスワードを別のサイトで使っている方は注意してください。

参照:国家サイバー統括室|不正アクセスによる漏えい等の事案を踏まえた各機関による注意喚起等について

今回の詐欺メールも個人情報流出が原因なのか?

私のところに国税庁・e-Taxを装ったメールが届いたのは、10月19日から21日にかけてです。

その直前には、企業による大規模な情報流出の公表が続いていました。

時期が重なるだけに、関係があるのではないかと考えたくなります。

 

しかし、今回のメールアドレスがどこから入手されたのかは分かっていません。

過去の流出データが使われた可能性もあれば、別の方法で収集されたことも考えられます。

情報流出と今回の詐欺メールの関係は不明

紹介した企業の情報流出が、私に届いた4通の原因だと判明したわけではありません。

特定の企業から流出した情報が使われたと断定することはできません。

それでも、メールアドレスや電話番号が第三者の手に渡れば、詐欺に悪用される危険は生じます。

次の章では、流出した個人情報がどのような経路で詐欺メールや迷惑電話につながるのかを考えていきます。

4.流出した個人情報は詐欺メールや電話に悪用される?

企業から流出したメールアドレスや電話番号は、その後どうなるのでしょうか。

第三者の手に渡った情報は、迷惑メールや詐欺電話に悪用されるおそれがあります。

しかも、名前や住所などが組み合わされると、相手を信用させる材料にもなり得ます。

メールアドレスが知られると何が起きる?

メールアドレスが第三者に知られると、広告目的の迷惑メールだけでなく、偽サイトへ誘導するフィッシングメールが届くことがあります。

今回、私が受信した国税庁・e-Taxを装う4通も、その一種と考えられます。

詐欺メールは、受信者の関心を引くために、さまざまな名目を使います。

メールの名目 誘導する内容
税金の還付 還付金の受取手続きや口座登録
宅配便の不在通知 再配達の申し込み
クレジットカードの異常 利用状況や本人情報の照合
通販サイトの注文 支払い方法や配送先の変更
銀行口座の制限 ログイン情報の入力

どれも、日常生活で実際に起こりそうな出来事です。

心当たりがある内容なら、思わずメールを開いてしまう方もいるでしょう。

しかし、送信者が本物の企業や公的機関とは限りません。

氏名や住所が知られると、さらに巧妙になることも

メールアドレスだけでは、受信者が誰なのか分からないこともあります。

ところが、氏名や住所、利用サービスなどの情報が加われば、個人に合わせた内容を作りやすくなります。

個人情報が組み合わされると

氏名を知っている相手から連絡が来れば、初めてのメールでも信用してしまうかもしれません。

住所や利用サービスまで示されると、正規の案内だと感じる可能性も高まります。

ただ、相手が個人情報を知っていることは、本人確認ができている証拠にはなりません。

詐欺に使われるのは、流出した情報だけではありません。

SNSなどで公開している内容や、過去に別の経路で収集されたデータが利用されることも考えられます。

電話番号が流出すると、迷惑電話が増える?

電話番号が第三者に渡れば、営業電話や詐欺の勧誘に利用される危険があります。

発信者番号を通知せずに電話をかけることもできるため、着信画面だけで相手を判断するのは困難です。

 

もっとも、非通知電話が増えたからといって、必ずしも個人情報が流出したとは限りません。

電話番号を順番に変えて発信する方法や、過去に収集された番号の利用など、ほかの経路も考えられます。

非通知電話が増えた=情報流出とは限らない

突然着信が増えても、それだけで発信者や電話番号の入手経路は特定できません。

大切なのは、知らない相手からの連絡にどう対応するかです。

詐欺メールと電話を組み合わせる手口にも注意

メールと電話は、別々の手段とは限りません。

偽のメールで関心を引いた後、電話で手続きを促す詐欺もあります。

また、電話で公的機関や金融機関の職員を名乗り、個人情報を聞き出そうとするケースも報告されています。

接触方法 警戒したい行動
メール 偽サイトへの誘導、添付ファイルの開封要求
電話 暗証番号の聞き取り、送金や操作の指示
SMS 短縮URLへの誘導、アカウント情報の入力要求

公的機関を名乗る相手から電話が来ても、その場で個人情報を伝える必要はありません。

いったん通話を終え、公式サイトなどで調べた窓口へ自分から連絡する方法が安全です。

自分の情報が流出したか調べるには?

個人情報が流出したかどうかは、本人だけでは判断できないことも多いでしょう。

利用しているサービスが被害を公表した際は、公式サイトや登録メールへの案内を調べてください。

パスワードが対象になった可能性があるなら、同じものを使っている別のサービスも見直すことが大切です。

今からできる対策

・利用サービスの公式発表を調べる

・パスワードの使い回しをやめる

・利用できるサービスでは多要素認証を設定する

・不審なメールやSMSのリンクを開かない

・知らない相手に個人情報を伝えない

私に届いた4通の詐欺メールも、情報の入手経路は分かっていません。

ただ、メールが届く前から、非通知電話が異常なほど増えていました。

次の章では、1時間に3件、多いときには5分間で5件も着信した実体験を紹介します。

5.非通知電話が突然急増!1時間に3件、5分間に5件も着信した実体験

非通知着信は以前からもごくたまにありましたが、私はいつも無視していました。

用件が分からない電話に、わざわざ出る理由もなかったからです。

ところが、2026年10月に入ってから、その状況が一変しました。

それまでとは明らかに違う頻度で、非通知の電話がかかってくるようになったのです。

1時間に3件、多いときには5分間で5件も着信

最初は、いつもの非通知電話だと思っていました。

しかし、しばらくすると、また着信があります。

さらに短い間隔で繰り返され、1時間に3件ほどかかってくることもありました。

驚いたのは、わずか5分間に5件も着信したときです。

実際に起きた非通知着信の急増

以前:ごくたまに非通知電話がかかってくる程度

2026年10月:1時間に3件ほどの着信が発生

最も多いとき:5分間に5件もの非通知着信

私は、いずれの電話にも出ませんでした。

1件だけなら気にならなくても、短時間に何度も着信すると話は別です。

しかも、相手の電話番号が表示されないため、誰がかけているのかも分かりません。

個人情報流出のニュースと関係があるのでは?

ちょうどその頃、企業の個人情報流出に関するニュースが相次いでいました。

数百万件、あるいは数千万件という規模の報道を目にすると、自分の情報もどこかから漏れているのではないかと考えてしまいます。

特に気になったのは、メールアドレスだけでなく、電話番号や住所などが流出対象に含まれる事案もあったことです。

私が疑ったこと

突然増えた非通知電話は、報道されている個人情報流出と関係があるのではないか。

自分の電話番号が、知らない第三者の手に渡っているのではないか。

そんな疑問を持つようになりました。

もちろん、着信の原因が情報流出だったと判明したわけではありません。

発信者も分からない以上、特定の企業の事案と結びつけることはできません。

それでも、以前とは明らかに違う状況だったため、何らかの対策を取ろうと考えました。

非通知電話には出ず、着信拒否を設定した

結局、私は非通知着信を拒否する設定にしました。

電話に出て相手を確かめるのではなく、最初から受け付けない方法を選んだのです。

非通知電話のすべてが迷惑電話とは限りません。

それでも、短時間に何度も繰り返される状況では、無理に応答する理由はないと判断しました。

非通知着信を拒否する際の注意点

非通知で発信する正当な相手からの電話も、受けられなくなる可能性があります。

仕事や家族との連絡などで非通知着信を利用する方がいるなら、設定前に考慮しておきましょう。

その後、国税庁・e-Taxを装う詐欺メールが届いた

非通知電話への対策を取った後、今度は国税庁やe-Taxを名乗る不審なメールが届くようになりました。

10月19日から21日までのわずか3日間で、合計4通です。

しかも、すべて異なるメールアドレスから送信されていました。

電話とメールが同じ相手によるものかどうかは分かりません。

ただ、短期間にこうした出来事が重なったことが、今回の記事を書くきっかけになりました。

私が実際に取った対応

・非通知電話には出ない

・繰り返される着信を拒否する設定に変更

・国税庁・e-Taxを装うメールのリンクは開かない

・不審なメールのスクリーンショットを保存

同じように非通知電話が増えて困っている方は、スマートフォンや携帯電話会社の機能で対策できることがあります。

次の章では、ドコモ・au・ソフトバンクで非通知着信を拒否する方法を紹介します。

6.ドコモ・au・ソフトバンクで非通知着信を拒否する方法

非通知電話が何度もかかってくるなら、携帯電話会社が提供するサービスを利用する方法があります。

ドコモとauには、電話番号を通知せずにかけてきた相手へ、自動音声でかけ直しを案内する機能があります。

ソフトバンクでは、迷惑電話を個別にブロックするサービスが利用できます。

 

まずは3社の違いを比較してみましょう。

非通知着信を拒否するサービスを3社で比較

携帯電話会社 サービス・設定方法 月額料金
ドコモ 番号通知お願いサービス
148に発信して操作
無料
au 番号通知リクエストサービス
1481に発信
無料
ソフトバンク ナンバーブロック
申し込み後に144などで登録
無料

※ソフトバンクのナンバーブロックは、すべての非通知電話を一括で拒否するサービスではありません。

ドコモ|番号通知お願いサービスの設定方法

ドコモの「番号通知お願いサービス」は、非通知でかけてきた相手に電話番号を知らせるよう案内する機能です。

相手には音声ガイダンスが流れ、そのまま通話が終了します。

申し込みは不要で、月額料金もかかりません。

ドコモの設定手順

サービスを開始する

1.電話アプリから「148」に発信する

2.音声ガイダンスに従い「1」を押す

3.設定完了の案内を聞いて終了する

サービスを停止する

「148」に発信し、ガイダンスに従って「0」を押します。

サービスによって遮断された非通知電話は、原則として着信履歴にも残りません。

ただ、番号を通知できない一部の電話は、通常どおり接続されることがあります。

参照:NTTドコモ|番号通知お願いサービス

au|番号通知リクエストサービスの設定方法

auでは「番号通知リクエストサービス」を利用できます。

非通知で発信した相手に対し、電話番号を知らせてかけ直すよう自動音声で案内する仕組みです。

こちらも申し込み不要で、無料で使えます。

auの設定手順

サービスを開始する

電話アプリから「1481」に発信します。

ガイダンスが流れれば設定完了です。

サービスを停止する

「1480」に発信してください。

なお、公衆電話や国際電話など、発信者番号を通知できない通信は接続されることがあります。

すべての番号非表示の着信が遮断されるわけではない点も覚えておきましょう。

参照:au|番号通知リクエストサービス

ソフトバンク|ナンバーブロックで迷惑電話を拒否

ソフトバンクでは「ナンバーブロック」というサービスが提供されています。

2026年8月から月額料金が無料になりました。

申し込み後、最大30件まで迷惑電話を拒否登録できます。

ソフトバンクの設定手順

1.My SoftBankでナンバーブロックを申し込む

2.拒否したい相手からの着信後に「144」へ発信する

3.音声ガイダンスに従って登録する

電話番号が表示されている相手なら、My SoftBankから登録する方法もあります。

ここで気をつけたいのが、非通知電話への対応です。

ソフトバンクのナンバーブロックは、直前に着信した非通知電話を個別に登録できます。

しかし、すべての非通知着信をまとめて拒否するものではありません。

さらに、非通知の相手を登録するには、一度応答するなどの操作が求められます。

非通知電話に無理に出る必要はありません

ナンバーブロックへの登録を目的に、不審な電話へ応答することはおすすめしません。

知らない相手から繰り返し着信があるなら、スマートフォン本体の非通知拒否機能も調べてみてください。

参照:ソフトバンク|ナンバーブロックの設定方法

スマートフォン本体でも非通知着信を拒否できる?

携帯電話会社のサービスを使わず、スマートフォンの設定から対処する方法もあります。

ただ、iPhoneとAndroidでは利用できる機能が異なります。

端末 主な対処方法
iPhone 不明な発信者を消音する機能などを利用
Android 電話アプリのブロック設定から非通知着信を拒否できる機種がある

iPhoneの「不明な発信者を消音」は、非通知電話だけを対象にする機能ではありません。

連絡先に登録していない相手などからの着信も影響を受けるため、利用時には注意が求められます。

Androidも機種や電話アプリによって設定項目が異なります。

非通知着信を拒否する前に知っておきたいこと

非通知電話には、番号を知らせずに発信する正当な連絡も含まれます。

そのため、拒否設定によって受け取れなくなる電話がないか考えておきましょう。

設定を選ぶ目安

・非通知電話をまとめて遮断したい:ドコモ・auの番号通知サービスを検討

・特定の迷惑電話を拒否したい:ソフトバンクのナンバーブロックなどを活用

・携帯電話会社のサービスを使いたくない:端末本体の設定を調べる

非通知着信を減らせても、詐欺メールまで止まるわけではありません。

次の章では、国税庁・e-Taxを装うメールへの対策を紹介します。

7.国税庁・e-Taxの詐欺メールを止めるには?受信拒否と迷惑メール対策

国税庁やe-Taxを装った詐欺メールが何度も届くと、どうすれば止められるのか気になりますよね。

私が受信した4通は、すべて送信元のメールアドレスが異なっていました。

このようなケースでは、1件だけ受信拒否しても、別のアドレスから再び届く可能性があります。

そこで、メールアプリの機能や迷惑メールフィルターを組み合わせて対策しましょう。

まずは迷惑メールとして報告する

不審なメールが届いたら、返信せずに迷惑メールとして報告する方法があります。

GmailやiPhoneのメールアプリなどには、迷惑メールを振り分けたり、差出人をブロックしたりする機能が用意されています。

ただし、報告したからといって、同じ種類のメールが完全に届かなくなるわけではありません。

迷惑メールへの基本的な対応

1.メール内のリンクやボタンを押さない

2.返信せず、迷惑メールとして報告する

3.必要に応じて差出人をブロックする

4.迷惑メールフィルターの設定を見直す

なお、メール本文にある「配信停止」も安易に押さないでください。

詐欺メールでは、配信停止を装ったリンクから偽サイトへ誘導される危険もあります。

Gmailで詐欺メールを報告・ブロックする方法

Gmailを利用している方は、メール画面のメニューから迷惑メール報告やブロックを行えます。

迷惑メールとして報告する手順

1.Gmailアプリで対象のメールを開く

2.画面右上の「︙」をタップする

3.「迷惑メールを報告」を選ぶ

フィッシング詐欺として報告する機能もありますが、利用できる項目は端末や表示画面によって異なります。

差出人をブロックする手順

メールを開き、差出人の横にある「︙」から「○○さんをブロック」を選びます。

ブロックした差出人からのメールは、以後、迷惑メールに振り分けられます。

参照:Google|Gmailで迷惑メールを報告する

iPhoneのメールアプリで差出人をブロックする方法

iPhoneの標準メールアプリでも、特定の差出人をブロックできます。

設定の流れ

1.対象のメールを開く

2.差出人の名前やメールアドレスをタップする

3.連絡先の詳細画面から「この連絡先を受信拒否」を選ぶ

受信拒否した差出人のメールをどう扱うかは、iPhoneの設定から変更できます。

ただ、利用しているメールサービスによって、迷惑メールの振り分け方は異なります。

また、差出人のアドレスが毎回変わるなら、個別のブロックだけでは対応しきれません。

ドコモ・au・ソフトバンクの迷惑メールフィルターも活用

携帯電話会社のメールアドレスを利用している方は、各社の迷惑メール対策サービスも調べてみましょう。

不審なメールを自動で判定したり、特定の送信元からの受信を制限したりできます。

携帯電話会社 主な対策
ドコモ 迷惑メールおまかせブロック、受信拒否設定など
au 迷惑メールフィルター、拒否リスト設定など
ソフトバンク 迷惑メールフィルター、受信拒否リストなど

サービスによっては、契約内容や料金、設定できる条件が異なります。

迷惑メールが増えている方は、利用中のメールサービスで設定できる項目を調べてください。

「e-Tax」を含むメールを全部拒否してもいい?

詐欺メールを避けるために、「e-Tax」や「国税庁」という文字を含むメールを一括で拒否したくなるかもしれません。

しかし、この方法には注意が求められます。

本物のe-Taxから届く通知まで、迷惑メールに分類されるおそれがあるからです。

キーワードだけで一括拒否しない

「国税庁」「e-Tax」などの単語を条件にすると、正規の案内も受信できなくなる可能性があります。

特定のアドレスやドメインを指定する方法と、迷惑メールの自動判定機能を使い分けましょう。

メールアドレスを変更するしかない?

何度も詐欺メールが届くと、メールアドレス自体を変えたくなる方もいるでしょう。

確かに、新しいアドレスへ変更すれば、古い宛先に届いていた迷惑メールを避けられる可能性があります。

しかし、連絡先の変更や各種サービスへの登録し直しなど、手間もかかります。

まずは迷惑メール報告やフィルター設定を試し、それでも改善しないときに検討する方法が現実的です。

迷惑メール対策の優先順位

最初に:不審なメールを開封せず、リンクや添付ファイルには触れない

次に:迷惑メールとして報告し、フィルターを見直す

繰り返されるなら:差出人のブロックや受信条件を調整する

改善しないとき:メールアドレスの変更も検討する

大切なのは、詐欺メールが届いたこと自体よりも、その後にどう対応するかです。

次の章では、誤ってメール内のリンクを押してしまったときの対処法を紹介します。

8.国税庁・e-Taxの詐欺メールを開いてしまった!どう対処する?

国税庁やe-Taxを装ったメールを、本物だと思って開いてしまった方もいるでしょう。

さらに、本文のボタンを押して、偽サイトへ移動してしまったかもしれません。

こうしたときは、どこまで操作したかによって対処方法が変わります。

まずは、自分の状況に当てはまる項目を見てください。

詐欺メールを開いただけなら?

メール本文を表示しただけで、必ず個人情報が盗まれるわけではありません。

リンクや添付ファイルに触れていないなら、被害につながる可能性は比較的低いと考えられます。

もっとも、メールに外部画像が含まれていると、開封したことが送信者に伝わる仕組みもあります。

メールを開いただけの方

・本文のリンクやボタンは押さない

・添付ファイルを開かない

・返信せず、迷惑メールとして報告する

・メールアプリやOSを最新の状態に保つ

メールを読んだだけなら、慌ててパスワードを変更する必要は通常ありません。

不審な動作が起きていないか、端末の様子を見ておきましょう。

メール内のリンクを押してしまったら?

リンクを押して偽サイトが表示されても、それだけで直ちに金銭被害が発生するとは限りません。

しかし、表示されたページで個人情報を入力したり、ファイルをダウンロードしたりするのは危険です。

リンクを開いてしまったときの対応

1.表示されたサイトを閉じる

2.個人情報やパスワードを入力しない

3.ファイルのダウンロードを求められても応じない

4.不審なアプリが追加されていないか調べる

サイトを閉じた後は、メール内のリンクから再アクセスしないでください。

税金に関する手続きが気になるなら、e-Taxの公式サイトを自分で開きましょう。

リンクを開いただけでウイルスに感染することはある?

詐欺メールのリンクを押すと、偽サイトが表示されるだけでなく、突然警告画面が現れることもあります。

「ウイルスに感染しました」

「今すぐ修復してください」

などと表示されても、慌てて操作しないでください。

こうした警告は、実際の感染とは無関係に表示されることがあります。

また、サイトで通知を許可すると、その後も偽の警告や広告が繰り返し届くケースがあります。

突然ポップアップ広告や警告が出たら

・警告画面のボタンや電話番号には触れない

・ブラウザのタブを閉じる

・通知を許可したなら、ブラウザの設定から解除する

・不審なアプリや拡張機能がないか調べる

・OSとブラウザを最新版に更新する

サイトを開いただけで悪意あるプログラムに感染する攻撃もありますが、すべての警告表示が感染を意味するわけではありません。

警告が繰り返し表示される、不審なアプリが見つかるなどの異常があれば、セキュリティ機能で端末を点検しましょう。

口座番号やパスワードを入力してしまったら?

偽サイトに情報を入力したときは、その内容に応じた対応が求められます。

特に、金融機関のログイン情報や暗証番号を送信したなら、速やかに銀行などへ連絡してください。

入力した情報 主な対処方法
氏名・住所・電話番号・メールアドレス 今後の不審な連絡に警戒し、関連サービスの利用状況を調べる
ログインID・パスワード 正規サイトから速やかにパスワードを変更する。同じものを使っているサービスも変更する
銀行口座番号・暗証番号 金融機関へ連絡し、不正利用の防止策を相談する
クレジットカード情報 カード会社へ直ちに連絡し、利用停止や再発行を相談する
ワンタイムパスワード・認証コード 該当サービスの窓口へ急いで連絡し、不正ログインの有無を調べる

なお、銀行口座番号だけを入力したケースと、暗証番号やログイン情報まで伝えたケースでは危険性が異なります。

何を入力したか分からないときも、金融機関へ事情を説明して指示を受けましょう。

クレジットカード情報を入力してしまったら?

偽サイトにクレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードを入力してしまったときは、すぐにカード会社へ連絡してください。

情報が第三者に渡ると、不正利用されるおそれがあります。

カード情報を入力したら、すぐに対応を

1.カード裏面や公式アプリから連絡先を調べる

2.不正利用の可能性を伝え、利用停止や再発行を相談する

3.利用明細に身に覚えのない請求がないか調べる

4.不審な利用履歴やメールを証拠として保存する

まだ不正利用されていなくても、カード会社への連絡を後回しにしないでください。

また、カード番号だけでなく、本人認証用のパスワードやワンタイムパスワードを入力したときも、その内容を伝えましょう。

連絡先を調べる際は、詐欺メール内の電話番号やリンクを使わず、カード裏面や公式アプリなどを利用してください。

Android版e-Taxアプリをダウンロードしてしまったら?

今回私に届いたメールには、「Android版 e-Tax アプリをダウンロード」というボタンが設けられていました。

国税庁やe-Taxを装い、不正なAndroidアプリをインストールさせる手口も報告されています。

正規のアプリに見えても、メール内のリンクから配布されるものは信用できません。

不審なアプリをインストールしたとき

1.アプリを起動したり、操作したりしない

2.通信を遮断し、別の安全な端末で対処方法を調べる

3.不正なアプリを削除し、端末の安全性を点検する

4.入力した情報があるなら、該当サービスへ連絡する

5.被害が疑われるときは、警察や専門窓口へ相談する

不正アプリによっては、削除するだけでは十分でないこともあります。

重要な情報を扱う端末なら、専門窓口へ相談し、初期化の要否も含めて対応を検討してください。

参照:フィッシング対策協議会|e-Taxをかたる不正なAndroidアプリへの注意喚起

すでにお金を取られたときはどこへ相談する?

身に覚えのない引き落としやカード決済が発生したときは、金融機関やカード会社への連絡を優先してください。

そのうえで、警察や消費生活相談窓口に事情を伝える方法があります。

相談先 相談内容
銀行・カード会社 不正送金、カードの不正利用、利用停止
警察相談専用電話「#9110」 詐欺被害や不審な連絡に関する相談
消費者ホットライン「188」 消費生活に関するトラブルの相談

メールや偽サイトのスクリーンショット、利用明細などが残っていれば、相談時の資料になります。

ただ、証拠を集めるために危険なサイトへアクセスし直す必要はありません。

被害を防ぐために覚えておきたいこと

今回のような詐欺メールは、国税庁やe-Taxの名称を使い、受信者を信用させようとします。

還付金が受け取れると書かれていても、メール内のボタンから手続きを始めないでください。

状況に応じて対応を変える

メールを開いただけ:リンクや添付ファイルには触れず、迷惑メールとして報告

リンクを押した:サイトを閉じ、情報入力やダウンロードを中止

パスワードを入力した:正規サイトから変更し、不正ログインを調べる

カード情報を入力した:カード会社へ直ちに連絡

不正アプリを入れた:通信を遮断し、端末の安全性を点検

詐欺メールを受信しただけで、必ず被害に遭うわけではありません。

どこまで操作したかを整理し、それぞれに合った対処を進めましょう。

まとめ|国税庁・e-Taxを装った詐欺メールには注意しよう

2026年10月19日から21日にかけて、私のところには国税庁・e-Taxを装った詐欺メールが4通届きました。

「追加還付金」「振込失敗」「口座登録」「受領期限」と、内容はそれぞれ異なります。

しかも、送信元のメールアドレスはすべて別のものでした。

その前には非通知電話も急増し、私は着信拒否の設定を行っています。

これらが個人情報流出と関係しているかは分かりませんが、身近な問題として考えるきっかけになりました。

不審なメールや電話への対処法

・国税庁やe-Taxを名乗っていても、差出人表示だけで信用しない

・メール内のボタンや外部リンク、添付ファイルは開かない

・税金に関する案内は、公式サイトから直接調べる

・迷惑メール報告や受信拒否機能を活用する

・非通知電話が繰り返されるなら、着信拒否設定を検討する

・カード情報やパスワードを入力したときは、速やかに関係先へ連絡する

特に気をつけたいのは、還付金を受け取れるという言葉に誘われて、メールから手続きを始めてしまうことです。

本物かどうか判断できないときは、いったん操作をやめ、公式の窓口から調べてください。

 

詐欺メールは、誰にでも届く可能性があります。

今回公開したスクリーンショットや送信元アドレスが、不審な連絡を見分ける手がかりになれば幸いです。

関連記事

 

コメントを残す