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金曜ドラマ『100万回言えばよかった』第9話のネタバレあらすじと考察

金曜ドラマ『100万回言えばよかった』第9話のネタバレあらすじと考察

直木(佐藤健さん)と譲(松山ケンイチさん)が勝さんの家に着く。

池澤(荒川良々さん)は「直木は何て言ってる?」と悠依(井上真央さん)に聞く。

悠依は「どうしてか知りたいと言ってます」と答える。

「返そうとしてるものがあの金だとしたら、なんで今更って、とにかく先に莉桜(香里奈さん)に会って、昔の話はしないでくれ、金のことは適当に話をつくってくれと頼むつもりだった」と池澤が白状する。

静電気がパチっとして悠依は直木に気付く。

譲は近くで悠依を助ける機会を伺っているが、悠依に危険が及ぶ可能性があり動けずにいた。

池澤が口を開く「直木は莉桜から聞いたんだよね、僕らが、僕が昔やってたこと」。

 

直木の働く店に莉桜がやってくるが、ここは危ないから別の場所へと提案し、マンションの駐車場のようなところへ。

直木は預かっていたものを全て莉桜に渡した。

莉桜が封筒の現金を確認する。

「じゃあその金は」と直木。

「その時の、もう縁は切れたと思っていた、だけど」とスマホの画面を直木に見せる。

そこには「こうなりたくなかったら黙ってなさい」というメッセージが。

「涼香が殺された、武藤千代がまた仕事を始めてた、涼香はそれを知ってゆすった、それで、武藤千代は自分では絶対に手を下さない、何か仕事をさせる時も後始末をさせる時も動くのはいつもあの人で、池澤英介は恐ろしい人、あの人から離れないとダメ、本当のことなんか絶対言うはずがない」と莉桜。

直木が「悠依、覚えてる?」と聞く。

頷く莉桜。

「今、俺たち」と直木。

「そっか」と莉桜。

「これからもって思ってる」。

「だったら尚更」。

 

池澤のケータイが鳴る。

直木からだった。

「どうした、話すよ、勝さんの家来てくれないかな、直木に知らせたいこともあるんだ」。

 

勝の家。

直木と池澤がいた。

池澤が口を開く「20年前の話は莉桜の言った通りだよ、でも今は違う、武藤千代とはあの時縁を切った」

「莉桜に500万渡した時ですか?」と直木。

「武藤千代が大物の顧客と揉めて仕事ができなくなって、引き払うとき全員に口止め料を払った、莉桜は要らないと言ったけど渡さないわけにもいかなくて」

「全部英介さんがやってたんですか」。

「金の受け渡しとか送迎とか脅したりもしてた、それが僕の仕事、生きてゆく手段とか言えば言い訳になるね、武藤千代はね、優しいんだよ、目の前にいると、目の前の人が優しいとダメなんだよ僕らは」。

「でも、違う」と直木。

「そうだよね、勝さんと話すようになって分かった、別に特別なにかしてもらったんじゃない、普通だからさすごく、普通にみんな優しいじゃん、美貴子さんも、あの人たち何も考えてねえよなって、それからここを手伝うようになった」。

「それからは知っています」。

「涼香が殺されたなんて本当なの」と尋ねる池澤。

「莉桜の話では」と答える直木。

「僕は莉桜とも涼香ともこの20年間会ってない、武藤千代がまた仕事を始めたことも知らなかった、これで全部だよ」。

「はい」。

「あの仕事がまたどっかでと思うと腹も立つし胸も痛む、でも涼香の事件は関係ないし、多分金銭トラブルでかたがつく、僕の罪は時効だ、だから頼む、直木は知らなかったことにしてくれよ、今の僕のままでいさせてよ、後悔してる」。

「分かってます、俺にとっては、俺が見てきた英介さんが本当の英介さんだ、あなたは傷ついてる子をほとっけない、いつでもどこでも駆けつける、現に今いるわけでしょ、仕事をさせられてる子が、それ知ったんだったら俺らこのままじゃダメでしょ」。

「そういう子たちを救いたいから、だからさあ、だから、あ、そうだ、この家な、勝さんのこの家な、子供たちの居場所になるんだよ、今の僕ならもっとたくさんの子供たちを助けられるんだよ」。

「それ言えますか?今体を奪われてる子に」。

言葉に詰まる池澤。

直木が続ける「君のことは諦めるって」。

沈黙の後「助けてやらなきゃ」と池澤。

「はい」と直木。

「そうだよな、でも僕はワルだ」。

「そんなことない」。

「だといいな」。

2人とも立ち上がり、池澤が「行こう、とにかく早く警察に話さなきゃ」と直木を促す。

直木がはいと答え歩こうとすると後ろから池澤に剪定鋏で刺される。

「甘いよ、世間は許してくれないよ」と言う池澤を直木は何とか振り払う。

池澤が怒鳴る「過去がある限りダメなんだよう、今更、子供のため?お前何言ってんだって、どんなに後悔しても償っても20年経っても俺は許してもらえないんだよ」と再び直木を刺しに行く。

揉み合いながらも直木の胸に剪定鋏を刺す池澤。

息が耐える寸前、直木は床に倒れた鉢植えの花を握りしめる。

それは悠依との思い出の花だった。

 

現在、勝の家。

「ごめんね、悠依ちゃん」と池澤。

「殺す必要なかったじゃないですか、英介さんは直木のこと思ってくれてたでしょう」と悠依。

「大好きだったよ」。

「直木も英介さん信じてた、だから何で」。

しばらくして池澤が答える「いい奴すぎて嫌になっちゃった」。

そして「ごめんね」と言いながら悠依に襲いかかる。

「手を離して凶器を下ろせ!」と譲が飛び込んでくる。

 

池澤は悠依を抱え込み喉元にドライバーを当てていた。

池澤が譲に「刑事さん、ごめんね、窓開けてもらえる?」と頼む。

そしてそこから悠依を捕まえたまま後ずさりして庭まで行く。

「応援要請しています、直にここは囲まれます、逃げられません、もうやめましょう」と譲。

池澤は「来るなー」と叫ぶ。

膠着状態の時、池澤の背後から「英介くん」と声が聞こえる。

池澤が振り返ると、そこには勝の姿があった。

「どうしてそんなことしてるの?」と勝が言うと池澤はパニックになる。

その間に池澤を振り切り倒れた悠依に向かって池澤がドライバーを振り上げる。

直木が静電気を使ってドライバーに雷を落とす。

池澤は感電して倒れる。

 

警察が集まる中、池澤は連行される。

譲が悠依に「ちょっと来てください」と言って勝の家へ連れていく。

「直木どこ?」と探す悠依に譲が「ここにいます、座り込んでるというか」と。

「え、どうしたの、大丈夫」と悠依が言うと「消えそうです」と譲。

驚く悠依が「待って直木、ダメ待って」と。

直木が悠依に指を近づけて言う「もう静電気パワーも残ってないわ」と苦笑する。

「待ってダメ、待って、行かないで、まだダメだよ」と悠依。

「無事でよかった」と微笑む直木。

伝えてよと言う直木に「入って下さい」と譲。

さらに「直接言って、どうしてもって時は僕の体使えって言ったでしょう」。

そして乗り移る。

「時間どれくらいあんのかな」と直木。

「良かった、話せて、でもどうしよう、何言えばいいんだろう、最後に」と悠依。

「最後?」と悩む悠依に「悠依、俺悠依と会ってさ、ごめん悠依」と直木。

悠依が泣きながら「分かってる」と言う。

直木は次第に消えかかっていた。

そして完全に消えた。

 

「魚住さん?」と悠依。

「はい」と答える譲に悠依は「ありがとうございました」と頭を下げる。

「話せましたか」。

「はい」。

「直木さん、ちゃんといましたか」。

頷く悠依。

 

譲たち警察が武藤千代を逮捕する。

池澤の供述により事件の全容を掴めたので捜査本部は縮小されることとなる。

 

悠依は意識の戻った莉桜を訪ねる。

車椅子の莉桜と悠依は喫茶室に行った。

「希也のことは知ってた、ちーちゃんの家に行ってちーちゃんの息子だって言ってたけどよく知らない、涼香とは仲が良かったから何でと思う、2人とも死んじゃって、直木も、私だけがこうしてる」と莉桜。

「直木が前に言ってた、無事でいることに罪はないって、莉桜ちゃんが生きてくれてまた話が出来て嬉しい、ずーっと言いたかった、守ってくれてありがとう」と悠依。

莉桜の頬を涙が伝う。

 

宋医師と悠依が歩きながらしゃべっている。

宋が「私、幽霊はいるって思うことにした」と言うと悠依は微笑む。

 

喫茶店に悠依と譲。

「すいません、急に」と譲。

「いえ、何か事件のこととか」と悠依。

「いや、それは大方片付いたんですが…大丈夫ですか」。

「ええ、毎日仕事がありますし、日常に戻ると案外こんな感じだったなあって」。

「すいません、思い出させてしまいますがどうしても気になって、あの時、ああ、いやあ」と譲はコーヒーを飲む。

「いいですよ、私も直木の話をしたかった、3回目、魚住さんが無事に戻ってこられて良かった」。

「あ、あれは、彼、人の体奪うとか、そういう人じゃないでしょう」。

「すごい、分かってる」と悠依は微笑む。

「最後のあの時に直木さんは何も言わなかったんじゃないですか」。

「ええ」。

「やっぱりー」。

「すいません、思い残すことが無いようにって魚住さん、身を挺してくれたのに」。

「どうしてでしょう」と首をひねる譲。

「あの時向き合って思ったんです、やっぱり直木の目を見て直木に触って直木の声だから貰えるものがあるのかなって、でも、それはあるからお互い、もちろん面と向かって伝えたいこと伝えてお別れできたらいいけど、でも、ちゃんとしたお別れなんてないのかも、多分、みんなこんな形で生きてく」。

譲は真面目な顔で聞いていた。

 

悠依が朝目を覚ますと物音が聞こえた。

そっちの方へ行くと、キッチンで直木が料理を作っていた。

「最近、食べてないだろ」と直木が言い、「朝から重いかもしれないけど、馬鹿の一つ覚えは最強だから」と思い出のハンバーグをテーブルに置く。

立ち尽くす悠依は「これは夢?」と漏らす。

すると直木が近づいてきて「夢じゃない」と。

「私死んだの?」。

「何言ってんだ」。

「だって」と言い直木の腕を掴む。

「痛いよ」と直木。

 

『100万回言えばよかった』第9話の考察

事件は大体予想通りにどんどん解決していったんですが、最後にびっくり!

なんで幽霊じゃない直木が戻ってくるの?

一気に頭パンクしたw

どういうことなんだろう。

脚本家はどんな設定を考えたんだろう。

予想が付かない。

 

『100万回言えばよかった』第10話の予告

直木、普通に生活してますね。

譲も2人を眺めてニヤニヤしてるし。

直木はなぜ蘇ったのか?

いやあ、分かんない。

絶対観なきゃ!

 

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