『100万回言えばよかった』第8話のネタバレあらすじ
莉桜(香里奈さん)が武藤千代(神野三鈴さん)の家を夜に物色してると、田中希也(永島敬三さん)が現れ「顧客名簿ならここだ」と莉桜へ放り投げる。
莉桜はページをめくりケータイで写真を撮っていく。
そして、田中に「涼香を殺したの?」と聞くと「ああ」と答える。
「直木も?」と尋ねるが返事はない。
そこへ武藤が来て何を話してるのと訝る。
すると田中が莉桜を殴る。
莉桜は倒れて気を失う。
翌朝、田中はぐったりしている莉桜を車に乗せて走り出す。
夕方、とある場所に田中の車があった。
そこへもう一台の車がやってくる。
田中が車を降りてもう一台の車の助手席に乗り込む。
運転席に乗っていたのは池澤(荒川良々さん)だった。
悠依(井上真央さん)を襲った犯人が特定されたが、依然として莉桜の行方はわからないまま。
「山崎莉果が供述を始めた以上犯人側もしばらく目立つ動きはできないと思います」と刑事が悠依に言う。
直木(佐藤健さん)は、悠依のことを守ってあげられなかったことに落ち込んでいた。
そんな時、叶恵と樋口は文献を漁っていた。
そして、直木の幽霊パワーを跳ね除けられる方法を見つける。
譲(松山ケンイチさん)は、叶恵が作ってくれたお守りのおかげで、再び、悠依と直木と譲は3人で過ごせるようになった。
翌日、女性刑事が山崎莉果を悠依の店に連れてきて「これからしばらく児童相談所で保護することになります」と。
さらに「その前にお礼が言いたいと」。
悠依が「少し時間いただいてもいいですか」と女性刑事に聞き、莉果の髪を切ってあげる。
「春から高校ですか」と尋ねる悠依に「まだ、合格発表見てない」と莉果。
そこでタブレットで調べると合格していた。
「やったーすごーい」という悠依に「高校行っても、私、もう普通には戻れない」と莉果。
「そんなことない、おめでとう」と優しく悠依が言う。
莉果は悠依を見つめてわずかにほほ笑む。
武藤千代を署に呼び、譲と先輩刑事が話を聞くが武藤千代にはぐらかされてしまう。
譲と直木が喋っているところに幽霊の原田弥生が現れる。
弥生が言う「私ハヨンさんの気持ちが少し楽になることしてあげたいの、でね、いいこと思いついたの」。
譲が「すみません、今、事件で忙しいから」とぶっきらぼうに答えると「分かってる、だからこれが最後、ハヨンさん、ウジンさんにもっと言いたいことがあったって言ってたでしょ、生きてる方にも思い残しがあるって、言わせてあげたいの、お願い」と手を合わせる弥生。
悠依の部屋に悠依、直木、譲、弥生、樋口が集まる。
譲が韓国語を勉強するが、ダメだしばかり。
その後、静電気の話になり、直木と悠依の様子を見ていた弥生は「仲いいなあ、あなた生き返っちゃえば」と直木に言う。
「え」「生き返る」「生き返るって」と直木、譲、悠依が驚く。
「前から噂あるの、誰かの体を貰って生き返った人がいるって」と弥生。
すると樋口も「ああ、それ俺も聞いたことある」と。
誰かの体を貰って生き返った人がいるようですと譲が悠依に伝える。
「そもそも波長が合う人じゃないとダメ何だけどね」と弥生。
譲が悠依に伝えようとするが直木を見て言葉に詰まる。
「ああ、乗り移り」と樋口が直木と譲の方を指差し大声で言う。
そこへ宋がやってくる。
お酒に弱い宋は酔っぱらってしまう。
そこへ隠れていた譲が登場。
「ウジン?夢見てるんだ」と宋。
譲がほほ笑むと「何、優しい顔しちゃって」と宋が笑顔で言う。
「あのね、今度会ったら言おうと思ってたことがあるんだけど、あなたに好きだって言われたとき、すっっっごく嬉しかった、本当はね、会ったときから大好きだったの、言っちゃった、夢見てるみたいに幸せだった」と宋。
譲が韓国語で「僕もハヨンといられて幸せだった」と答える。
「私も、愛してる」と涙ぐみながら宋。
そしてもう一度「愛してる」と言いテーブルに突っ伏してしまう。
すると、弥生の体が徐々に消えていく。
「私の思い残しってこれだったんだ、良かった、私もこれで向こうに行ける、みなさん、ありがとう、さようなら」と言って消えていった。
譲が悠依に「ありがとう、さよなうならと」と伝える。
屋上で口笛を吹いている直木に「ちょっと上手くなってる」と悠依が近づく。
「ずっとそばにいて、それだけでいいって残酷なんだね」と悠依。
「何もできないからなあ」と直木。
「直木、消えてもいいよ」。
口笛を吹く直木。
その直木の唇あたりに唇を近づける悠依。
死亡している田中と渋滞の莉桜が発見されると同時に直木を殺した証拠も見つかり、事件は一気に解決するかと思われていた。
署の1室で「高原涼香とあなたを殺したのは田中希成が起こした犯行として被疑者死亡で書類送検の予定、動機は金をめぐるトラブル」と直木に伝える。
「俺は勝さんの家で殺された、ということはあの家で田中希成と会った、なんで?」。
「捜査上は田中希成と尾崎莉桜があなたを連れ出したとなっています、高原涼香の殺害現場にあなたが来たことで口封じしたという見方が強い」。
「あの家で会う理由がない、それにあの女、この事件に武藤千代が関わってないはずがない、莉桜が持ってた500万は仕事で掴んだ金だ、20年経ってあいつがまた仕事を始めた、それで3人死んだ」と直木。
「捜査は続けます」と譲。
莉桜は宋の勤める病院に運ばれていた。
悠依が「警察の人にも聞いてみたけどやっぱり面会はダメ」と宋に言われる。
「莉桜ちゃん、容体は」。
「いわゆる意識不明、脳の機能が低下すればやがて心臓がもたなくなる」。
譲は横浜南少年鑑別所へ来ていた。
平成15年から18年の個人資料を調べるためだ。
膨大な資料を調べていくうちに田中希成のデータを見付ける。
身元引受人が池澤英介となっていた。
病院を帰ろうとしていた悠依は池澤とばったり会う。
喫茶店に行った2人。
「尾崎莉桜さん、勝さんが世話してた子だよね」と池澤。
「はい」と悠依。
「なんだか気の毒でねえ、様子だけでも分からないかなって」と池澤。
悠依が「助かって欲しいです」と言うと「うん、あ、直木の事件の方は」と池澤が尋ねる。
「犯人が亡くなっていて裁判も出来ないので手続き上はこれで終わりになるんじゃないかって」。
「直木は納得してるの?」。
「してないと思います」。
「いるの?」。
「今はいないかな」。
「僕ねえ最近勝さんの夢を見るんだ、英介君頑張れよってニコッと笑うんだよ」。
笑顔を浮かべながら「分かります」と言う悠依。
「あ、そうだ悠依ちゃん休みなら勝さん家行かない?僕、行くの、実は僕、勝さんの家の跡地をね子供の居場所にしたくって、もうじき市から許可が下りそうなんだ」。
「そうだったんですか」と悠依。
すると池澤は上の方を向いて「おーい、直木、一緒にやろうよ」と言う。
しばらくして「返事ないね」と池澤。
「やっぱり今はいないんだと思います」と悠依。
「悠依ちゃんに僕の計画話すよ、それで直木に伝えて、直木絶対喜ぶと思うんだ、行こう」と席を立つ池澤。
「ええ」とついていく行く悠依。
署の1室に直木と譲。
田中希成の資料を見せる。
身元引受人の欄を見て「単に善意で身元引受人になっただけかもしれないだろ」と直木。
「ええ、でも田中希成と池澤英介は繋がっていた」と譲。
「いや、だとしたら英介さんが俺を殺す理由は何だ」と直木。
勝の家で柱時計を外し、池澤が「家が解体される前にこれだけは取っておきたいなあと思っててさ、新しい施設にも飾りたい」と言い、悠依は「勝さん喜びますね」と答える。
田中が池澤の車に乗った時。
池澤が田中に「良かった、ちゃんと大人になってて」と声をかけると「18年も経つと善人ぶった顔も板についてくるんだ」と田中が言う。
そして「助けてよ」と。
「え」と答える池澤に「俺みたいなのを助けるのもあんたの仕事でしょ」と田中。
「何を」と聞く池澤に「あの女。莉桜を殺して俺に自首しろってさ、周りの全員汚してても自分だけはクリーンでいようとする、悪い人間は考えることが同じだ」と言って池澤が取り上げられている記事をスマホで見せる田中。
さらに「あいつの顧客名簿を持っている、あいつの悪事を暴きたい」と。
「母親だろ」と池澤。
「だからだよ」と田中。
「分かった」と池澤。
勝の家。
池澤が「勝さんが残した土地や畑が子供たちの居場所になるのは嬉しいけど、ここが無くなっちゃうのはやっぱり寂しいねえ、でもねこれは僕の夢なんだ」と。
笑みを浮かべる悠依。
譲に宋から電話が入る。
「さっき悠依さんが病院に来たんですが、悠依さんが一緒に帰っていった男の人が尾崎莉桜さんの病室の前にいたみたいなんです」。
譲がスピーカーに設定してくれてたので直木も聞いた。
再び、勝の家。
池澤が言う「いつも思うんだ、子供に罪はないんだよね」。
「ええ」と答える悠依。
「みんな大事にしてやりたい」。
「そうですね」。
「ここが完成したら大勢の子供が救える、事業が軌道に乗れば僕ももっといろんなことができる、少しずつ夢が実現してる」。
すると池澤の表情が変わり「直木にもそう言ったんだよ」と大声で叫ぶ。
驚く悠依に「あ、ちょっと、なんか、ごめんね、興奮しちゃった、最近気持ちがざわついちゃって、なんだろうね」と池澤。
その時悠依のケータイが鳴る。
譲だった。
「こちらの質問にはいかいいえで答えてください」。
はいと悠依。
「今、池澤英介さんと一緒ですか」。
「はい」。
「すぐに彼から離れてください、何か理由を付けて」。
「ええ、でも勝さんの家なんです」と悠依。
「すぐ行きます、僕らが行くまで気付かれないようにしてください」。
「どうして?」。
「彼が直木さんを殺した可能性があります」。
驚く悠依に池澤が声をかける。
「悠依ちゃん、どうした、誰?」。
悠依が振り向くと、池澤はあのグミを食べていた。
直木と譲は署を飛び出して車に乗る。
そろそろ行きませんかと言う悠依に「悠依ちゃんもなんか持っていきたいものがあったら」と池澤。
そして、100万回生きたねこの絵本を渡される。
すると感情が昂る悠依。
小さな声で「どうして、どうして」と悠依。
池澤がドライバーを握り悠依に迫る。
その時、「直木、来てくれたの」と悠依が言う。
直木が車の中で口笛を吹く。
まだ、電話は繋がったままだったのだ。
悠依もスピーカーをONにしたので、池澤にも口笛は聞こえた。
「え、直木いるの?見えるの?」と動揺する池澤。
「見えます、今ここに、私のそばにいてくれてる」と答える悠依。
「直木」と周りを見渡す池澤。
『100万回言えばよかった』第8話の考察
池澤真犯人説がだんだん固まってきましたね。
田中と莉桜を殺そうとしたのも池澤でしょう。
おそらく莉桜は一命をとりとめて顧客リストの写真を警察に見せるでしょう。
そうなれば武藤千代の逮捕へと繋がるでしょうね。
ただ、直木と悠依の関係がどうなるかは分かりませんね。
今回、他人に移り変わって生きるということが言われてましたがそこまではしないような気がします。
直木と譲は波長は合いますがそこまではしないでしょう。
『100万回言えばよかった』第9話の予告
悠依はとりあえず池澤からは逃げられたんでしょうね。
良かった、良かった。
いよいよ9話かあ。
大詰めだ。
早く最後まで観たいけど、終わっちゃうのも寂しいなあ。