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日曜劇場『Get Ready!』第6話のネタバレあらすじと感想

仮面

『Get Ready!』第6話のネタバレあらすじ

女子高生の嶋崎水面(當真あみさん)は今日も波佐間永介(妻夫木聡さん)の店を訪れる。

水面がショーケースをのぞき込んでいる時に首にあざがあることに波佐間は気付く。

 

その頃、千代田医科大学付属病院の地下駐車場で染谷医師(一ノ瀬颯さん)が刑事に、過去に千代田医科大学付属病院を辞めた医者のリストを渡す。

「どうして我々に協力を?」と刑事が尋ねると染谷医師は「知りたいんです、我々の手に負えない患者を仮面ドクターズはどうやって救うのか」と答える。

「知ってどうするんです?奴らヒーローじゃありませんよ」と刑事。

「そうですよね、では」と言って染谷はその場を去る。

 

ジョーカー(藤原竜也さん)が挙げた次の患者候補は、パティシエの嶋崎(鶴見辰吾さん)だった。

娘を生んだ1年後に妻を病気で亡くすなど人生の苦難を乗り越え世界的なパティシエとなるも、事故により右腕がほとんど動かせなくなるが経営に専念して成功していた。

しかし、病に侵され余命宣告を受けた嶋崎は、エースの店の常連客・水面の父親でもあった。

水面の様子に異変を感じていたエースは、その原因を探るため、クイーン(松下奈緒さん)に調査を依頼する。

 

実は水面は父親から虐待を受けていた。

嶋崎は右腕が動かなくなってから人が変わってしまっていた。

些細なことで水面に八つ当たりするのだった。

 

クイーンが偶然を装い接触し、「助けるわよ」と言うが「あと少しの我慢だから、奨学金で地方の進学するんです、そしたらもう会わないし」と水面。

「お父さんのことどう思ってるの?」。

「今の父は嫌いです、すぐ殴ってくるし」。

「昔は優しかったの?」。

「父が作るケーキ大好きなんですよね、当時の父はほんとに優しくて私を喜ばすためにいつも特別なケーキを作ってくれたんです、母には会ったことないけど、寂しいなんて1回も思った事ないくらい、でも去年事故で右手が動かなくなって、そこから全部が一気におかしくなっていったんです、父はパティシエを諦めずにやろうとしたんだけど、やっぱり元通りにはいかなくて、だんだん家に帰ると暴力を振るわれることが多くなって、美味しいケーキを食べたら元に戻るかなとか話をしようとか努力したけどダメで」。

「許せない」とクイーンがため息をつく。「子供に暴力を振るうなんて絶対に許せない」と続ける。

水面は「許せないというより悲しいんです、でももう無理、あんな人早く死んでほしいです」と。

 

メンバーの元に戻ったクイーンは手術の中止を求めるが、エースは「一度決めたことだ」と言って席を立つ。

 

ある日水面が家へ帰ると嶋崎が「今まで何をしてたんだ」と怒鳴り始める。

水面はしゃがんで「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返す。

怖くなった水面は外へ飛び出して公園のベンチへ。

その頃、嶋崎は倒れて救急搬送される。

 

夜、嶋崎の病室へジョーカーが現れる。

ベンチの水面のもとへはエースが現れる。

エースは言う。「お前の父親は間もなく死ぬ、すでに余命宣告を受けている」。

水面が聞く「父の余命は?」。

「いつ死んでもおかしくない状態だ」とエース。

 

その頃ジョーカーは我々なら治せるが条件があると嶋崎に告げる。

「金か」と聞く嶋崎に「もちろんお金は頂きますがもうひとつ厄介な条件があります」と答えスマートフォンをスピーカー状態にする。

「お前の父親を救うこともできるが、救うかどうかはお前が決めるんだ」と水面に言うエースの声が病室に響く。

「(嶋崎に殴られた)その傷を負わせた奴を生かすか、暴力の苦しみから解放されるかお前が選択しろ」。

ジョーカーが言う。「うちの執刀医が娘さんと会ってるんですよ」。

「なんで娘が」と嶋崎。

「あなたの命を救うか判断して頂くためです」とジョーカー。

「何を言ってるんだ、私の命をどうするかは私が決める」と嶋崎。

「ですから先ほど厄介な条件だと言ったでしょう、うちの執刀医は娘さんが承諾しないと手術は引き受けられないと言っておりまして」。

「馬鹿なことを言うな」。

「一度言いだすときかなくて我々も困ってるんです」。

「水面は私なしで生きていけるわけがない」。

はははと高笑いしながらジョーカーが言う。「あんた、それ本気で言ってるのか?だとしたら黙ってた方が良い、あの子がおまえの暴力にどれだけ苦しんできたと思うんだ」。

 

再びエース。

「お前が生き方を決めろ、父親を見殺しにするのが怖いのか?」。

水面はベンチに座りこう言う。「ざまあみろって感じ、全部、全部私に八つ当たりしてきて、謝っても暴力ばかり振るって、それでも優しかったあの頃に戻って欲しかった、でも無理、私の父はもういません、このままでいい」。

 

病室。

「残念ながらそういうことだ、残りの時間を娘さんに使ったらどうだ?」とジョーカー。

 

「まもなくお前の苦しみは終わる」とエースが水面に言う。

「はい」と答える水面。

 

水面が物憂げに家に帰ると、テーブルに手紙と箱が。

手紙には「水面へ 少しでも笑顔が重なっていく人生を父親失格ながら空からずっと見守っています」と書かれていた。

箱を開けると、水面の思い出のケーキがあった。

飾りのクッキーを齧り、涙がこぼれる。

 

その後、水面は波佐間のケーキ屋へ行く。

水面を店に引き入れて波佐間が「どうしたんですか」と聞く。

水面はゆっくりと話し出す。「私、取り返しのつかないことを、ひどいことをしちゃった、お父さんが病気でもうすぐ死んじゃうんだけど、助ける方法知ってるのに、私、暴力を振るうお父さんが許せなくて、自分が楽になるために、苦しんでるお父さん助けられたのに、自分も苦しくて」。

波佐間が水面の隣に座り「水面ちゃんは正直で優しい人ですね」と。

「私どうしたらいいんだろう、お父さんこのままだと死んじゃう」と涙を流す水面。

「大丈夫、きっと大丈夫」と力強く励ます波佐間。

店内のカメラを見ていたクイーンが水面を送っていくと言い店から連れ出す。

 

公園のベンチに座っている水面のもとにマスクを被ったエースが現れる。

「お父さんを助けてください、お願いします」と水面は懇願する。

 

その頃ジョーカーは厨房に座り込んでいる嶋崎のもとへ。

「死をもってあの子に償いたいと思います」と言う嶋崎へ「あなたはまたそうやって娘さんを苦しめるんですか?生きることが娘さんへの償いじゃないんですか?」とジョーカー。

 

手術は成功する。

 

数日後、どこかのベッドに寝ている嶋崎のもとへ水面がやってくる。

すると嶋崎が目を覚まし「すまない」と謝る。

その時、嶋崎は右手を動かし水面の目の前に出す。

驚く水面。

エースは嶋崎の右手の神経も繋いでいたのだった。

水面は父の右手を両手で包み込み涙ぐむ。

『Get Ready!』第6話の感想

堤幸彦監督特有の笑えないギャグ演出は今回封印していましたね。

なので、締まったドラマが展開されました。

水面ちゃんを演じる當真あみさんも可愛かったなあ。

『Get Ready!』第7話の予告

いよいよ日向亘さんが演じるスペードの過去が明らかになりますね。

自殺が絡んでいるのが気になります。

また、ラストで刑事が入手した資料にエースの顔写真と本名(天野真一)が載ってましたから仮面ドクターズに近づいてくるかもしれません。

 

>>見逃し配信はTVerで

 

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