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雑穀ブレンドの正解とは?美味しく続ける「健康ごはん」入門【完全ガイド】

炊き立ての雑穀ごはんと木の食卓に「雑穀ブレンドの正解とは?」の文字が入ったアイキャッチ画像

「体に良さそうだけど、続かなかった」。

雑穀ごはんを一度試して、そう感じた人は少なくありません。

理由は簡単で、配合のコツと炊き方が分からないまま始めてしまうからです。

けれど、ちょっとした比率と手順を知るだけで、毎日の主食は驚くほど食べやすくなります。

 

本記事は、雑穀ブレンドの基本から黄金比、失敗しない炊き方、冷凍保存、飽きないアレンジまでを丁寧に解説します。

もち麦や黒米、キヌア、アマランサスなどの特徴も、味と食感の観点で分かりやすく整理。

初めての方でも、今日から無理なく始められる内容です。

 

目指すのは「特別な日だけの健康食」ではなく、「おいしいから続く日常のごはん」。

白米の甘さを生かしつつ、雑穀の香ばしさやプチっとした食感を足していく。

そんな主食のアップグレードを、あなたの台所で実現します。

 

記事後半では、市販のおすすめブレンドも比較します。

価格や入手性だけでなく、味の傾向や使いやすさもチェック。

家族の嗜好やライフスタイルに合わせて、最初の一袋を迷わず選べるようにしました。

 

さあ、今日のごはんを少しだけ変えてみましょう。

正しい比率と手順を味方にすれば、雑穀ブレンドはあなたの定番になります。

無理なく、おいしく、続けられる「健康ごはん」の始まりです。

この記事の目次です

第1章|雑穀ブレンドとは?基本の考え方

「雑穀ブレンド」とは、白米に複数の雑穀(もち麦・押麦・黒米・赤米・キヌア・アマランサス・ひえ・あわ など)を目的に合わせて配合した主食のことです。

白米の食べやすさを残しつつ、食物繊維やミネラル、たんぱく質、ポリフェノールなどを足す発想で続けやすくします。

1-1|白米との違い(役割の比較)

観点 白米 雑穀ブレンド
食べやすさ 甘み・やわらかい食感 香ばしさ・ぷちぷち等の多様な食感
栄養バランス 炭水化物中心 食物繊維・ミネラル・たんぱく質を補える
満足感 腹持ちは標準 噛む回数が増え満足感が上がりやすい
続けやすさ 家族に受け入れられやすい 配合次第で白米寄りにもできる

1-2|「雑穀米」と「麦系」の違い

区分 主な素材 特徴 向いている人
雑穀ミックス 黒米・赤米・ひえ・あわ・キヌア等 香り・色味・抗酸化成分を加えやすい 香ばしさや彩りも楽しみたい人
麦ブレンド もち麦・押麦・大麦など ぷちぷち食感。水溶性食物繊維が豊富 腸活や満腹感を重視したい人

1-3|市販ブレンドと自家ブレンドの違い

項目 市販ブレンド 自家ブレンド
手間 袋から計量して入れるだけ 素材を揃え、比率を設計する必要
味の安定 毎回ほぼ同じ 調整次第で好みに最適化可能
コスト 手軽さと引き換えにやや割高なことも 量を使うなら割安になりやすい
自由度 味・食感は製品に依存 季節や家族の嗜好で柔軟に変更

はじめての方は市販ブレンドで成功体験を作り、慣れてきたら自家ブレンドで好みを詰めるのがおすすめです。

1-4|目的別の考え方(配合設計の指針)

目的 配合の考え方(目安) ねらい
まずは続けたい 白米多め:白米7〜8+雑穀2〜3 家族に受け入れられやすく挫折しにくい
腸活・満腹感 白米6+もち麦・押麦3+色米1 水溶性食物繊維を増やし噛む回数もアップ
ダイエット支援 白米5〜6+麦・擬穀類(キヌア等)4〜5 たんぱく質と食物繊維で満足感を長持ち
彩り・抗酸化 白米6〜7+黒米・赤米1〜2+麦2 色味と香ばしさで食べ飽きを防ぐ

配合はあくまで目安です。

炊飯器と水加減、浸水時間の最適値は第4章で詳しく解説します。

1-5|よくある失敗と対策

つまずき 主な原因 すぐできる対策
硬い・パサつく 水加減不足/浸水不足 白米より+10〜15%の加水と季節に応じた浸水
においが気になる 色米・雑穀比率が高すぎ 比率を下げ、ひとつまみの塩で風味を整える
家族が嫌がる 食感変化が急 まずは白米8:雑穀2から。おにぎりや混ぜごはんで慣らす
毎回味が違う 計量が曖昧 軽量スプーンや小分け容器で再現性を上げる

1-6|安全面とアレルギーの基礎知識

ポイント 概要 対処のヒント
アレルゲン そばの実・大豆・雑穀工場のコンタミ等に注意 家族の体質を確認。初回は少量から試す
消化性 硬さ・外皮で消化に時間がかかることがある 浸水を長めに。雑炊・リゾット等の調理でやさしく
保存 炊飯後は劣化が早い 小分け冷凍で1か月を目安。冷蔵は3日以内

1-7|この章のまとめ

雑穀ブレンドは、白米の良さを残しながら「栄養・香り・食感」を少しずつ足す設計です。

まずは白米寄りの比率から始め、家族の反応を見ながら配合を微調整しましょう。

次章では、代表的な雑穀の特徴と味の個性を整理し、あなたのブレンド作りを具体化します。

第2章|主な雑穀10種の特徴と味わい

POINT|まずは「味と食感」で選ぶ
香ばしさが欲しいなら色米(黒米・赤米)、ぷちぷち食感なら麦(もち麦・押麦)、栄養を底上げしたいなら擬穀類(キヌア・アマランサス)が起点になります。

2-1|10種をサクッと比較(味・食感・相性)

雑穀名 味・食感 役割・ブレンド相性
もち麦 ぷちぷち・もっちり 腸活・満足感アップ。白米・押麦と好相性
押麦 軽めのぷちぷち 食べやすく初心者向け。白米中心ブレンドに
黒米 香ばしい・コク、紫がかった色 色と香りのアクセント。玄米・赤米・麦と
赤米 噛むほど甘み、ほのかな渋み 香り付け・彩り。黒米と少量ずつ
キヌア ナッツ風味・軽いプチリ たんぱく質補助。麦・アマランサスと相乗
アマランサス とろみ・つや、細かい粒 鉄・カルシウム底上げ。白米比率高めでも◎
はと麦 香ばしくふっくら 和食に合う。黒米・押麦と
ひえあわ あっさり・軽い 雑炊・リゾット向き。子ども・高齢者にも
そばの実 香ばしく噛みごたえ 高たんぱく・低GI。玄米・麦と
黒豆(割砕) ほのかな甘み・ほくほく たんぱく質・イソフラボン。和風ブレンドに
TIP|比率は「足し算ではなく引き算」
食感や香りが強い雑穀(黒米・赤米・そばの実)は合計1〜2割までに抑えると失敗しにくいです。
まずは白米寄りで“食べやすさ”を死守しましょう。

2-2|カテゴリー別の選び方

① 麦(もち麦・押麦)

食べやすさ重視なら押麦、腸活や満腹感重視ならもち麦

麦は水を吸いやすいので、第4章の水加減(白米比+10〜15%)を守ると失敗が減ります。

② 色米(黒米・赤米)

香り・彩り担当。入れすぎると風味が強く感じられるため、小さじ1〜2/2合程度から。

おにぎりにすると香りが立ち、ごちそう感が出ます。

③ 擬穀類(キヌア・アマランサス)

栄養の底上げ役。キヌアはナッツ風味で洋食に、アマランサスはつやととろみで和食に合わせやすいです。

微量でも効果的。

④ 古来雑穀(ひえ・あわ・はと麦)

あっさり系で日常使いに向きます。

雑炊やリゾットにすると舌触りがやさしく、子どもや高齢者にも取り入れやすいのがメリットです。

⑤ 豆類(黒豆ほか割砕豆)

食感のアクセントとたんぱく質補助。

ふっくら仕上げたい場合は浸水長めに

和風の混ぜごはんと相性抜群です。

2-3|目的別に「これを入れると決まる」早見表

目的 おすすめ雑穀(目安) 注意点
腸活・満腹感 もち麦3割+黒米小さじ1 水加減を増やし、よく噛む
ダイエット支援 押麦2割+キヌア1割 入れすぎると硬く感じやすい
美肌・鉄分 アマランサス小さじ2〜3 細粒で沈みやすい→軽く混ぜる
彩り・ごちそう感 黒米+赤米 各小さじ1 入れすぎ注意。香りが前面に
家族に慣らす 押麦1〜2割から開始 おにぎり・混ぜごはんで導入
COLOR DESIGN|色のバランスで映える
黒米や赤米は少量で十分発色。
白米:麦=7:3に、黒米小さじ1を足すだけで写真映えします。
お弁当やおにぎりに最適です。

2-4|この章のまとめ

雑穀は「味・食感・役割」で選ぶと迷いません。まずは麦で食べやすさを作り、色米で香りを足し、最後に擬穀類で栄養を底上げ──。

この順番が失敗しない近道です。

次章では、目的別の黄金比「雑穀ブレンドの正解」を具体的な比率でご提案します。

第3章|美味しく食べる黄金比「雑穀ブレンドの正解」

FIRST STEP|最初の一歩は白米寄り
はじめは白米7〜8:雑穀2〜3を目安に。
食べやすさを守りつつ、香りと食感を少しずつ足していくのが長続きのコツです。

3-1|目的別・黄金比早見表(2合=約300g想定)

目的 ブレンド比率(白米:雑穀) 配合例(計量の目安) ポイント
まずは続けたい 7:3 白米210g+押麦60g+黒米小さじ1 押麦で食べやすく。色米は小さじ1で十分発色
腸活・満腹感 6:4 白米180g+もち麦90g+黒米小さじ1 水加減は白米基準の+12〜15%を厳守
ダイエット支援 6:4 白米180g+押麦60g+キヌア30g 噛み応えを作り、間食を抑えやすく
美肌・鉄分 7:3 白米210g+アマランサス大さじ2+押麦30g アマランサスは沈みやすい→炊飯直前に軽く混ぜる
彩り・ごちそう感 7:3 白米210g+押麦45g+黒米小さじ1+赤米小さじ1 色米は合計小さじ2以内で香りが上品
子ども・高齢者 8:2 白米240g+ひえ15g+あわ15g やさしい舌触り。雑炊・おにぎりで導入
トレーニング期 6:4 白米180g+キヌア45g+押麦45g たんぱく質補助と満腹感のバランス
TIP|計量は「スプーン基準」で手早く
大さじ1=約12〜15g、小さじ1=約3〜5g。
毎回同じスプーンで量ると再現性が出ます。
小分け容器にブレンドした雑穀を作り置きしておくと時短に。

3-2|家族が食べやすい「ファミリー黄金比」

白米7:雑穀3で、雑穀は押麦2:色米1(合計)が定番。

色米は黒米=赤米を各小さじ1までに抑えると香りが上品にまとまります。

おにぎりにすると冷めても美味しく、弁当にも◎。

3-3|上級者の楽しみ方(香りを立てる・食感を遊ぶ)

テーマ ブレンド例(2合) 仕上がりの特徴
香り重視(和) 白米180g+はと麦45g+黒米小さじ1+赤米小さじ1 香ばしく、和惣菜に合う。おこわ風
食感重視(ぷちぷち) 白米180g+もち麦90g+アマランサス小さじ2 ぷちぷち&つや。満腹感が続く
洋食寄り(ナッツ風味) 白米180g+押麦60g+キヌア30g オリーブオイルやチーズと好相性
COLOR DESIGN|色は「足し算しすぎない」
黒米・赤米は合計小さじ2以内/2合が目安。
紫が強すぎると家族が敬遠しがち。
まずは控えめから。

3-4|水加減・浸水の微調整(黄金比を活かす炊き方)

比率 水加減(白米基準比) 浸水目安(季節) 炊飯器モード
白米8:雑穀2 +8〜10% 夏30分/冬45〜60分 白米 or 早炊き(可)
白米7:雑穀3 +10〜12% 夏30〜45分/冬60分 雑穀 or 白米
白米6:雑穀4 +12〜15% 夏45分/冬60〜75分 雑穀 or 玄米(機種により)
仕上げワンポイント
炊き上がりに塩ひとつまみを全体にふってしゃもじで切るように混ぜると、甘さと香りが引き立ちます。

3-5|SNSで人気のリアルな声

※投稿の埋め込みが表示されない場合は、ページを再読み込みしてください。

3-6|この章のまとめ

黄金比は「食べやすさ→香り→栄養」の順で積み上げるのが鉄則。

まずは白米7:雑穀3から始め、好みに応じて麦や色米、擬穀類の比率を微調整。

水加減と浸水を守れば、失敗はぐっと減ります。

次章では、失敗しない炊き方と保存のコツをさらに詳しく解説します。

第4章|失敗しない炊き方・保存法

基本の合言葉|「加水+浸水+ほぐし」
白米より+10〜15%の加水、季節に合わせた浸水、炊き上がりのほぐし、この3つを守れば大きな失敗は防げます。

4-1|水加減の黄金比(白米基準からの増量)

ブレンド比率 水加減の目安 理由
白米8:雑穀2 +8〜10% 麦・細粒が少なめで吸水が穏やか
白米7:雑穀3 +10〜12% 標準ブレンド。ほどよいぷちぷち感に
白米6:雑穀4 +12〜15% 麦・擬穀類が多く吸水が大きい

4-2|浸水時間のコツ(季節・粒の大きさで調整)

  • 夏:30〜45分(雑穀比率が高い場合は45分)
  • 冬:60分前後(豆類・はと麦は長め推奨)
  • 細粒(アマランサス等):沈みやすいので炊飯直前に軽く混ぜる

4-3|炊飯器モードとスイッチの入れ方

モード 向いているブレンド 注意点
白米 白米8:雑穀2〜7:3 加水を守れば十分。早炊きは避けると無難
雑穀/麦 白米7:雑穀3〜6:4 吸水が安定。粒感を残したい人に
玄米 玄米ベース or 豆類入り 長時間コース。硬さが気になる人向け
TIP|塩ひとつまみで風味アップ
炊飯前に塩をひとつまみ入れると甘みと香りが立ち、家族に受け入れられやすくなります。

4-4|炊き上がりの「ほぐし方」

  1. 釜の底からしゃもじを立てて切るように混ぜる
  2. 蒸気を軽く逃がし、表面をならして3分蒸らす
  3. 弁当・おにぎり用は少し硬めに炊くと崩れにくい

4-5|冷凍・解凍・作り置き

  • 冷凍:1膳ずつラップ→ジッパー袋。粗熱をしっかり取ってから
  • 保存:冷凍は1か月、冷蔵は3日以内が目安
  • 解凍:レンジ600Wで2分→ほぐして30秒追加。水霧吹きでふっくら

4-6|味の微調整アイデア

  • においが気になる:色米を減らし、炊き上がりに白ごま少々
  • 硬い:加水+2%、浸水+10分で再トライ
  • べたつく:雑穀を洗いすぎない・アマランサスを入れすぎない

4-7|この章のまとめ

雑穀ごはんの出来を左右するのは

  1. 水加減
  2. 浸水
  3. ほぐし

の3点。

比率に正解があるように、炊き方にも外さない型があります。

次章では、飽きずに続けるためのアレンジ術を紹介します。

第5章|続けるためのアレンジ術

続けるコツは、主食を主役化しないこと
雑穀ごはんに味を足すより、おかずの味を活かして寄り添わせる発想で。
塩・油・酸味の三点バランスを整えると毎日飽きません。

5-1|丼系(手早く満足・ワンボウル)

サバ×アボカド丼
雑穀ごはんにアボカド1/2個を薄切り→焼きサバorサバ缶をのせ、醤油+レモン少々。
POINT:脂×酸味でコクをまとめる。黒米が入ると彩りUP。
  • 鶏そぼろ×温玉丼:甘辛そぼろ+温玉+青ねぎ。七味少々で味が締まる
  • マグロ山かけ丼:だし醤油+わさび。押麦比率が高いとサラッと食べやすい

5-2|おにぎり系(外でも続ける)

具材 相性のよいブレンド ひと工夫
ツナ+塩昆布 白米7:雑穀3(押麦多め) ごま油を数滴で香りアップ
枝豆チーズ 白米7:雑穀3(黒米小さじ1) 粗びき黒こしょうで味を締める
梅しそ 白米8:雑穀2(ひえ・あわ) 白ごまを混ぜて崩れにくく
TIP|「クソデカおにぎり」は比率を白米寄りに
200g級は冷めると硬く感じやすい。
白米8:雑穀2+加水+8〜10%でふっくらキープ。

5-3|サラダ&リゾット(作り置きフレンドリー)

  • 雑穀チョップドサラダ:雑穀(冷や飯)1:野菜2:豆1。オリーブ油+レモン+塩
  • きのこリゾット:押麦2割+アマランサス小さじ2。チーズ少々でコクを足す
  • トマト雑穀スープ:コンソメ+オリーブ油。翌日温め直しても美味

5-4|洋風リメイク(余ったごはんを救う)

  • 雑穀ガーリックライス:にんにく・バター少量。黒米の香りがステーキに合う
  • 雑穀オムライス:ケチャップは控えめ→酸味が強いと雑穀の香りが負ける

5-5|この章のまとめ

続くアレンジは、塩・油・酸味の配分が鍵。

雑穀の香りと食感を邪魔せず、日常の定番おかずに寄り添わせればストレスなく続けられます。

次章では市販のおすすめ雑穀ブレンドを比較します。

第6章|市販のおすすめ雑穀ブレンド5選

毎日続けるなら、まずは市販のブレンド雑穀から始めるのが安心です。

計量や配合を考えなくても良く、品質も安定。ここでは味・食感・コスパのバランスに優れた人気商品を厳選しました。

POINT
配合や原産地よりも「続けやすさ」で選ぶのがコツ。
初心者は白米7:雑穀3の感覚に近い軽めの味からスタートするのがおすすめです。
※この章の画像は楽天リンクです

6-1|はくばく もち麦入り十六穀ごはん

  • 特徴: 国内定番のロングセラー。もち麦のぷちぷち感と黒米の香ばしさが絶妙。
  • 食感: もっちり+つぶつぶ。冷めてもおいしく弁当向き。
  • 価格帯: 約400円/500g前後(1食30円程度)
  • おすすめ: 初心者向け・家族全員で食べやすい味。

6-2|DHC 毎日充実 国産十八雑穀ブレンド米

  • 特徴: サプリメーカーならではの栄養設計。国産原料18種をブレンドし、バランス良くビタミン・ミネラルを補えます。
  • 食感: やや柔らかめでクセが少なく、毎日食べやすい。
  • 価格帯: 約650円/30g×12袋(1食50円前後)
  • おすすめ: 美容・健康を意識する女性層に人気。見た目も淡く上品で、白米に自然に馴染みます。

6-3|タマチャンショップ 三十雑穀

  • 特徴: 国産中心・無添加で安心。豆類やアマランサスも配合され、満足感◎。
  • 食感: バラエティ豊か。もち麦+豆のリズム感が楽しい。
  • 価格帯: 約1,000円/500g前後(1食40円程度)
  • おすすめ: 味変したい人・飽きずに続けたい人。

6-4|オーサワの十五穀米(国内産)

  • 特徴: 国内産の雑穀十五種をブレンド。化学農薬や化学肥料を使わず栽培された穀物を中心に使用しています。
  • 食感: 香ばしく素朴。玄米とも相性が良く、滋味深い味わい。
  • 価格帯: 約1,000円/300g前後(やや高価)
  • おすすめ: 無添加・自然食志向の方。素材の風味をそのまま味わいたい人に。

6-5|からだスマイルプロジェクト もち麦と十五穀ごはん

  • 特徴: ファンケルとコラボ開発された健康志向シリーズ。もち麦を中心に十五種の国産穀物をブレンドし、毎日の主食を手軽にグレードアップできます。
  • 食感: もちもちとした弾力の中に、黒米や赤米の香ばしさがアクセント。白米とのなじみも良好です。
  • 価格帯: 約600円/500g(1食35円前後)
  • おすすめ: 無理なく健康習慣を続けたい人、家族で雑穀デビューしたい人に。

比較まとめ表

比較まとめ表

商品名 食感 栄養バランス コスパ おすすめ層
はくばく 十六穀ごはん もちもち ★★★☆☆ ★★★★★ 家族向け・初心者
DHC 毎日充実 国産十八雑穀ブレンド米 やわらか ★★★★☆ ★★★☆☆ 美容志向・健康管理派
タマチャンショップ 三十雑穀 多彩・ぷちぷち ★★★★★ ★★★★☆ 健康志向・栄養重視
オーサワの十五穀米(国内産) 香ばしい・しっかり ★★★★★ ★★☆☆☆ 自然食派・無添加志向
からだスマイルプロジェクト もち麦と十五穀ごはん もちもち・ふっくら ★★★★☆ ★★★★☆ 健康習慣を続けたい人・家族層

雑穀ごはんは「どれが正解」ではなく、続けられる味が正解

市販ブレンドで慣れたら、気に入った素材だけを買って自分好みに配合するのもおすすめです。

第7章|よくある疑問Q&A

雑穀ごはんを始めてみると、ちょっとした疑問やつまずきが出てくるもの。

ここでは、よくある質問を中心に解説します。

Q1. 雑穀を入れると炊飯器が傷むって本当?

いいえ、通常の家庭用炊飯器であれば問題ありません。

最近の機種は雑穀米モードが搭載されており、加熱・蒸らし時間を自動で調整してくれます。

ただし、炊き込みごはんのように油分や塩分を加えると内釜にコーティング負担がかかるため、基本は水と雑穀のみで炊くのがベストです。

Q2. 冷凍した雑穀ごはん、栄養は落ちない?

大丈夫です。

食物繊維やミネラルは熱にも比較的強く、冷凍保存してもほとんど変わりません。

むしろ冷凍によってデンプンの老化が抑えられ、もっちり感をキープできます。

ポイントは

  • 「粗熱を取ってから冷凍」
  • 「平らにして素早く凍らせる」
  • 「電子レンジで一気に温める」

こと。

ゆっくり解凍すると食感が損なわれやすいので注意しましょう。

Q3. 子どもや高齢者にも食べられる?

もちろんOKです。

小さなお子さんや高齢の方には、押麦・もち麦中心の軽ブレンドをおすすめします。

粒の小さいアマランサスやキヌアを加えると、栄養価を保ちながら食べやすくなります。

反対に、はと麦や黒豆など粒の大きいものは歯ごたえが強いので、浸水を長めに(1時間〜1時間半)して柔らかく仕上げましょう。

補足
食感が苦手な場合は、まず「白米9:雑穀1」からスタート。慣れてきたら「8:2」「7:3」と段階的に増やすのが続けるコツです。

Q4. 雑穀を食べると便秘に効くって本当?

はい、特にもち麦・押麦・キヌアなどに多く含まれる水溶性食物繊維(β-グルカン)が腸内環境を整えます。

便をやわらかくし、善玉菌を増やすことで自然なお通じをサポート。

実際にSNSでも「毎日1膳で変わった」「肌の調子が良くなった」といった声が多数見られます。

ただし、一度に多く摂るとお腹が張ることもあるため、1日1膳ペースから始めましょう。

Q5. カロリーは白米より高い?

意外にも、カロリー自体はほとんど変わりません。

白米100g=約168kcal、雑穀ごはん100g=約165〜175kcal程度。

むしろ血糖値の上昇が緩やかで、腹持ちが良いためダイエットにも向くと言われています。

食べすぎを防ぐコツは「1膳(150g前後)」をよく噛んで食べること。

噛む回数が増えるほど満足感が高まり、自然と食事量が整います。

TIP|白米と同じカロリーでも「太りにくい」理由
雑穀に多い食物繊維とミネラルが、糖や脂質の吸収をゆるやかにします。
血糖値スパイクを防ぐことで、脂肪として蓄積されにくくなるのです。

Q6. 開封後の保存方法は?

雑穀は湿気と酸化に弱いため、密閉容器+冷暗所が基本。

開封後は2〜3か月を目安に使い切りましょう。

夏場は冷蔵庫で保存すると安心です。

湿気が入ると風味が落ちるため、計量スプーンは乾いたものを使うのもポイント。

もし色や香りに違和感があれば、無理に使わず買い替えてください。

雑穀は扱いに慣れれば、特別な食材ではなく「日常の主食」。

炊飯器1つで栄養バランスを整えられる、手軽で賢い健康習慣です。

番外編|「自然派ごはん」をもっと楽しむ

雑穀ごはんをきっかけに、体にやさしい素材を取り入れてみるのもおすすめです。

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第8章|まとめ|「雑穀ごはん」が日常を変える

雑穀ごはんの魅力は、単なる健康ブームにとどまりません。

白米の甘みを引き立てながら、食感や香りに奥行きを生む──。

それはまるで、いつものごはんに「季節の彩り」を添えるようなものです。

日々の小さな選択が、体と心をじわりと変えていきます。

 

ポイントは、完璧を目指さないこと

最初から十六穀・三十雑穀をフル活用する必要はありません。

白米にほんの少し混ぜるだけでも、栄養価は確実に上がります。

最初はもち麦だけでも十分。

続けるうちに自然と比率が増え、味の違いを楽しめるようになります。

続けるコツ
・毎日ではなく「週2〜3日」から始める
・おにぎりやスープなど、気軽なアレンジに混ぜる
・お気に入りのブレンドを“家の味”として常備する

雑穀ブレンドは、「健康食」というより生活のリズムを整える食材

食物繊維で腸を整え、鉄分やマグネシウムでエネルギーを支え、ゆるやかに血糖を保つ。

そんな小さな積み重ねが、1週間、1か月、1年先の自分を作っていきます。

 

今回紹介したブレンドや炊き方を通して、「おいしい」と感じる瞬間が増えたら、それがいちばんの成功です。

体をいたわることが義務ではなく、楽しみに変わる。そんなおいしい健康習慣が、雑穀ごはんの最大の魅力です。

試してみましょう
明日のごはんに、ほんのひとさじの雑穀を。
「おいしい」の中に、やさしい変化がきっと見つかります。

記事を読んで「試してみたい」と思ったら、ぜひご自身の生活に合ったブレンドを探してみてください。

SNSでは #雑穀米 #健康ごはん のタグでも多くの投稿が見つかります。

 

人それぞれの「正解」があるように、あなたの台所にも、あなただけのバランスがあります。

明日からの食卓に、小さなひと工夫を。

炊飯器のフタを開けた瞬間にふわっと広がる香ばしい香りが、きっとあなたの一日をやさしく変えてくれます。

 

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