
数年前から、テレビ番組や雑誌、SNSなどで「漢字クイズ」が大きな人気を集めています。
とくに最近は、大人の学び直しとして難読漢字を楽しむ人が増えており、脳トレとして毎日挑戦する人もめずらしくありません。
前回公開した 「難読漢字クイズ50問(野菜・果物編)」 に続き第2弾として今回は「動物編”」をお届けします。
動物は普段身近に感じているのに、漢字で見るとまったく読めなくなる不思議なジャンルです。
しかも、今回は 哺乳類・爬虫類・小動物・海獣・古称 をミックスした 超激ムズ50問を厳選。
全て読めたら、間違いなく漢字マスター級と言えるレベルです。
家族や友だちとのクイズ遊びにもぴったりなので、ぜひ肩の力を抜いて楽しんでくださいね。
この記事の目次です
- 1 第1章 難読漢字クイズ50問(動物編)
- 1.1 第1問
- 1.2 第2問
- 1.3 第3問
- 1.4 第4問
- 1.5 第5問
- 1.6 第6問
- 1.7 第7問
- 1.8 第8問
- 1.9 第9問
- 1.10 第10問
- 1.11 第11問
- 1.12 第12問
- 1.13 第13問
- 1.14 第14問
- 1.15 第15問
- 1.16 第16問
- 1.17 第17問
- 1.18 第18問
- 1.19 第19問
- 1.20 第20問
- 1.21 第21問
- 1.22 第22問
- 1.23 第23問
- 1.24 第24問
- 1.25 第25問
- 1.26 第26問
- 1.27 第27問
- 1.28 第28問
- 1.29 第29問
- 1.30 第30問
- 1.31 第31問
- 1.32 第32問
- 1.33 第33問
- 1.34 第34問
- 1.35 第35問
- 1.36 第36問
- 1.37 第37問
- 1.38 第38問
- 1.39 第39問
- 1.40 第40問
- 1.41 第41問
- 1.42 第42問
- 1.43 第43問
- 1.44 第44問
- 1.45 第45問
- 1.46 第46問
- 1.47 第47問
- 1.48 第48問
- 1.49 第49問
- 1.50 第50問
- 2 第2章 答えと解説
- 2.1 第1問
- 2.2 第2問
- 2.3 第3問
- 2.4 第4問
- 2.5 第5問
- 2.6 第6問
- 2.7 第7問
- 2.8 第8問
- 2.9 第9問
- 2.10 第10問
- 2.11 第11問
- 2.12 第12問
- 2.13 第13問
- 2.14 第14問
- 2.15 第15問
- 2.16 第16問
- 2.17 第17問
- 2.18 第18問
- 2.19 第19問
- 2.20 第20問
- 2.21 第21問
- 2.22 第22問
- 2.23 第23問
- 2.24 第24問
- 2.25 第25問
- 2.26 第26問
- 2.27 第27問
- 2.28 第28問
- 2.29 第29問
- 2.30 第30問
- 2.31 第31問
- 2.32 第32問
- 2.33 第33問
- 2.34 第34問
- 2.35 第35問
- 2.36 第36問
- 2.37 第37問
- 2.38 第38問
- 2.39 第39問
- 2.40 第40問
- 2.41 第41問
- 2.42 第42問
- 2.43 第43問
- 2.44 第44問
- 2.45 第45問
- 2.46 第46問
- 2.47 第47問
- 2.48 第48問
- 2.49 第49問
- 2.50 第50問
- 3 第6章 まとめ
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第1章 難読漢字クイズ50問(動物編)
第1問
熊猫
第2問
大熊猫
第3問
羊駝
第4問
貘
第5問
狒々
第6問
鼯鼠
第7問
飛鼠
第8問
貉
第9問
鼠狸
第10問
家兎
第11問
蜥
第12問
長尾驢
第13問
驢
第14問
野猪
第15問
象牙鼠
第16問
麕
第17問
麂
第18問
鼬
第19問
蝮
第20問
羆
第21問
螻
第22問
蟇
第23問
鼈
第24問
玄武
第25問
蛞蝓
第26問
山椒魚
第27問
鼡
第28問
山鼠
第29問
山荒
第30問
犬熊
第31問
海狗
第32問
海狼
第33問
山狸
第34問
水獺
第35問
羊駱
第36問
狐猨
第37問
馴鹿
第38問
犬獾
第39問
狨
第40問
鼠狼
第41問
鼠熊
第42問
麝香鹿
第43問
狐獴
第44問
海象
第45問
海牛
第46問
鼫鼠
第47問
猩々
第48問
鬣狗
第49問
海驢
第50問
猟豹
第2章 答えと解説
みなさん、いかがしたか?
全部読めましたか?
ここからは読み方と意味、由来までしっかり深掘りして解説していきます。
動物の漢字は、古い中国語・和製漢字・当て字が混ざり合っており、普段見慣れないものばかり。
雑学として楽しんでください。
第1問
熊猫
| パンダ |
解説
熊猫(くまねこ)はパンダの当て字。
見た目が「熊(くま)」のようで、目の周りの黒い模様が「猫のよう」とされたことが由来です。
もともと中国語には第2問の「大熊猫(だいゆうみゃお)」という表現があり、日本語ではそれを短縮した「熊猫」が浸透しました。
実はパンダの分類はクマ科で、猫とは無関係。
漢字は完全に当て字で、視覚的なイメージを優先したものです。
第2問
大熊猫
| ジャイアントパンダ |
解説
大熊猫(だいゆうびょう/だいゆうみゃお)は「大きい熊猫」。
中国語の正式呼称であり、日本語で言うジャイアントパンダを指します。
なお、ジャイアントパンダの食事の9割以上は竹ですが、クマ科の本能として肉食性も持っており、歯や消化器の特徴にはその名残が見られます。
第3問
羊駝
| アルパカ |
解説
羊駝(ようだ)はアルパカの当て字表記。
「羊のような毛を持ち、駝=ラクダに近い動物」という意味から作られた漢字です。
アルパカはラクダ科に属し、南米アンデス地域で古くから家畜として飼われてきました。
特に毛の柔らかさは有名で、ウールよりも軽く、保温性も高いとされます。
なお、同じ仲間にビクーニャやリャマがいますが、毛質の高級さではアルパカが人気。
第4問
貘
| バク |
解説
貘(ばく)は実在する動物の「バク」。
夢を食べるという伝説のバク(獏)とは漢字が異なり、混同しがちな代表例です。
実在のバクは奇蹄目で、馬やサイに近い仲間。
鼻が長く、サツマイモのような丸い体型が特徴です。
ちなみに、夢を食べるとされる「獏(ばく)」は架空の霊獣で、中国の文献に由来するまったく別物です。
第5問
狒々
| ヒヒ |
解説
狒々(ひひ)はサル科のヒヒの漢字表記で、古くから使われています。
毛が長く、顔が赤く、気性の荒さから「鬼」に近いイメージで捉えられ、妖怪の名前としても登場することがあります。
語源は鳴き声が「ヒヒッ」と聞こえたことによると言われています。
第6問
鼯鼠
| ムササビ |
解説
鼯鼠(むささび)は「滑空するネズミ」の意味。
鼯=ムササビ類、鼠=ネズミで、組み合わせて作られています。
ムササビは日本の固有種で、夜行性。
前足と後ろ足の間に飛膜があり、最大100m以上滑空することもあります。
同じ滑空する「モモンガ」と混同されがちですが、サイズが全く違います。
第7問
飛鼠
| モモンガ |
解説
飛鼠(ひそ/ひねずみ)は「飛ぶネズミ」。
飛膜で滑空する習性からつけられた漢字です。
ムササビより小型で、目が大きく、可愛い外見から人気があります。
なお、中国でも同じ漢字を使ってモモンガ類を指すことがあります。
第8問
貉
| むじな(タヌキ・アナグマの総称) |
解説
貉(むじな)は古い日本語で「タヌキ」「アナグマ」「ハクビシン」などを含む総称。
地域によって指す動物が異なる非常にややこしい語の代表例です。
現在の一般認識ではタヌキを意味することが多いですが、昔は「穴を掘る動物の総称」として使われていました。
漢字は古くから日本で当てられた和製漢字と考えられています。
第9問
鼠狸
| ラッコ |
解説
鼠狸(らっこ)は「ネズミのような体型をしたイタチ科の動物」という意味から当てた漢字。
ラッコは海に浮かんで貝を割る独特の習性があり、その愛らしさとは裏腹に、実は鋭い歯と強い顎を持つ肉食動物です。
漢字は音の響きを当てた和製漢字と考えられています。
第10問
家兎
| ウサギ(家畜化されたウサギ) |
解説
家兎(かと/いえうさぎ)は、人に飼われるウサギの漢字表記。
野生の「野兎(のうさぎ)」と区別するために「家」がつきます。
兎の漢字は古代中国で作られた象形文字で、丸い体に長い耳が特徴的に描かれていました。
日本では月の模様をウサギに見立てる文化が古くからあり、ウサギは昔から親しまれた動物です。
第11問
蜥
| トカゲ |
解説
「蜥(とかげ)」は、現代ではほとんど見かけない一文字表記。
正式名は「蜥蜴(とかげ)」ですが、古い文献ではこの一字で記されることもあります。
漢字の構造として、虫編に「易(かんたん)」が付いており、「素早く動く生き物」を表す象形的ニュアンスを持ちます。
トカゲは全国の野山に広く分布し、太陽光で体温を上げて活動する変温動物。
尻尾を自切して身を守る習性でも知られ、古くから民間伝承にも登場します。
「蜥」の一文字だけでトカゲを表すのはかなりの難読で、現代では辞書級の知識がないと読めないレベルです。
第12問
長尾驢
| カンガルー |
解説
長尾驢(ちょうびろ)はカンガルーを表す難読漢字。
「驢」はロバを指す漢字で、「長い尾を持つロバに似た動物」という連想で作られた当て字です。
カンガルーはオーストラリアを代表する有袋類で、後ろ足の強さと跳躍力が特徴。
巨大な尾は体のバランスを取るために使われ、歩行時には「第5の脚」としても機能します。
語源はアボリジニ語の「kangaroo」で、当て字は完全に漢字文化圏での造語。
当て字として自然なようで非常に読みにくく、難読漢字として人気の高い一語です。
第13問
驢
| ロバ |
解説
「驢(ろば)」はロバを意味する正式な漢字。
文語や漢詩では一般的に使われましたが、現代日本語ではほぼ見る機会がありません。
ロバはウマ科の動物で、頑丈な体と高い耐久力を持ち、古代文明では重要な運搬手段でした。
英語の“donkey”とは別語源で、漢字文化圏では古くから家畜として定着していたため、この一文字が用いられています。
姿形は馬に似ていますが、鳴き声や気質はやや異なり、素朴さを象徴する動物として民話にもよく引用されます。
単体漢字で意味が完結するぶん、読みが想像しにくく、初見では読めない人がほとんどです。
第14問
野猪
| イノシシ(古字) |
解説
「野猪(やちょ/やいのしし)」はイノシシを指す漢字で、中国や日本の古典にも見られる古称です。
「猪」は本来イノシシを意味する漢字で、「野に生息する猪」という意味からこの語が成立しています。
イノシシは縄文時代から重要な狩猟対象で、肉は貴重なタンパク源でした。
日本語では「猪突猛進」という熟語にも使われるように、強い突進力と荒々しい性質が象徴化されています。
現代では「猪」の一文字が一般化しているため、「野猪」は完全に歴史的表現。
古字としての味わいがあり、難読漢字としてもレベルが高い一語です。
第15問
象牙鼠
| ハツカネズミ |
解説
「象牙鼠(ぞうげねずみ)」はハツカネズミの難読表記。
「象牙のように白い鼠」という意味を持つ詩的な当て字です。
ハツカネズミは体長6〜10cmほどの小型種で、家畜化が進んでおり、実験動物としても有名。
白い毛の個体は特に研究用として使われるケースが多く、この当て字は「白さ」を強調するために用いられました。
「象牙」という言葉の重厚さと「鼠」の可愛らしさのギャップが特徴で、文学作品などで見られる表現。
日常生活では決して見ない、一級の難読漢字といえます。
第16問
麕
| カモシカ |
解説
「麕(くま/くじか/かもしか)」は、古くからカモシカを指す難読漢字。
鹿編に君(きみ)という構造で、古代では高貴な鹿という意味合いもあったとされています。
カモシカはウシ科に属し、実際には鹿の仲間ではありません。
日本では特別天然記念物に指定されており、岩場を軽快に移動する脚力が特徴。
文献によって読み方が異なり、地域差も大きいことから非常に難易度の高い漢字です。
現代の一般生活で目にする機会はほぼゼロで、知識として知っているだけで相当レベルの高さと言えます。
第17問
麂
| キョン |
解説
「麂(きょん)」は、東アジアに生息する小型シカ「キョン」を指す漢字。
日本では房総半島で野生化し、農作物被害が社会問題になるなど、近年急速に存在感を増した動物です。
漢字は鹿編+几(机の象形)で、古代中国では小型の鹿類をまとめて指す分類にも使われました。
キョンは体が小さく、甲高い鳴き声が特徴で、名前の由来もその鳴き声から来ていると言われています。
一般的な国語辞典にも載らないレベルの難読漢字で、「麋(ヘラジカ)」などと混同しやすいのも難易度を上げています。
第18問
鼬
| イタチ |
解説
「鼬(いたち)」はイタチを表す正式表記で、中国では古くから使われてきた漢字。
日本語では「鼬(ゆう/ゆ)」と訓じられる場合もあり、古典では頻繁に登場します。
イタチは細長い体と俊敏さが特徴で、害獣として扱われる一方、農作物を食べるネズミを捕食する益獣でもあります。
血気盛んな性質から「鼬の最後っ屁」ということわざの語源にもなりました。
部首は「鼠」で、ネズミに関連する小型哺乳類をまとめた分類。
現代ではひらがな表記が主流なため、漢字としては難読の部類に入ります。
第19問
蝮
| マムシ |
解説
蝮(まむし)は、毒蛇として知られる日本固有の生き物です。
漢字の「蝮」は虫偏に「復」を組み合わせた字で、とぐろを巻いて繰り返し攻撃する「復」の動きを表したと言われています。
マムシは田畑・湿地・山中などに幅広く生息し、攻撃性は高くないものの、刺激されると強力な毒を持つ牙で噛みつくことがあります。
見た目は太短く、模様が特徴的で、昔から「山の危険生物」として警戒されてきました。
なお、マムシ酒など民間伝承にも深く関わる動物で、漢字で表記すると難読度が一気に上がる典型例です。
第20問
羆
| ヒグマ |
解説
羆(ひぐま)は、北海道に生息する大型のクマ「ヒグマ」を指す漢字表記です。
字に「米」が付くのは、古代中国で“穀物を荒らす獣”という意味を込めたという説があります。
ヒグマは体長2メートルを超えることもある日本最大級の陸上動物で、古くから人々の生活と密接に関わってきました。
アイヌ文化では「キムンカムイ(山の神)」として崇められ、儀礼や信仰の中心となった動物でもあります。
一方、現代では人身被害のニュースでも注目されることがあり、その強大な力から“畏怖の象徴”として語られる存在でもあります。
漢字の「羆(ひぐま)」は国語辞典にも載る正式表記ですが、日常で使われることは少なく、読める人はかなりの漢字上級者。
見た目のインパクトとマッチして、難読漢字クイズにぴったりの一語です。
第21問
螻
| オケラ(螻蛄) |
解説
「螻(おけら)」は、正式には「螻蛄(おけら)」と書く昆虫の漢字です。
地中を掘るためのシャベルのような前脚を持ち、畑の中を器用に掘り進む姿が特徴的。
京都の八坂神社では、正月行事として有名な「おけら参り」にも登場し、火や灯心とともに縁起物として扱われます。
一方で、現代の生活では実物を見る機会も少なく、漢字としてもまず出会わない超・難読語。
読めたら相当な漢字マニアと言っていいレベルです。
第22問
蟇
| ガマ |
解説
「蟇(がま)」は、いわゆるガマガエルを指す漢字です。
皮膚のブツブツした見た目から、昔はいかつい容貌の象徴としても語られてきました。
民話や妖術の世界では「ガマの油売り」や「ガマの妖怪」など、多くの物語に登場します。
カエルと同じ両生類ですが、体が大きく動きもゆっくりなため、どこかユーモラスな存在。
読みと漢字表記のギャップが大きく、クイズとしてはおいしい一語です。
第23問
鼈
| スッポン |
解説
「鼈(べつ/すっぽん)」は、甲羅のやわらかいカメの仲間・スッポンを表す漢字。
「亀」とは別の字が当てられているのは、その特異な形態から亀とは違う存在として意識されていたためです。
日本では滋養食としても有名で、コラーゲン豊富な鍋料理などが知られています。
漢字はかなりクセが強く、日常生活でまず見かけないため、読めたらかなりの難読漢字上級者です。
第24問
玄武
| カメ(北方を守る霊獣) |
解説
「玄武(げんぶ)」は、中国の神話に登場する四神のひとつ。
北の方角・水・冬を司る守護神で、亀と蛇が一体となった姿で描かれることが多い霊獣です。
そこから転じて、玄武=亀そのものを象徴的に表す場合もあります。
城郭の北側を「玄武(玄武門)」と呼ぶなど、方位を示す用語としても使われました。
動物名としては間接的ですが、文化・神話と動物が結びついた難読語の好例です。
第25問
蛞蝓
| ナメクジ |
解説
「蛞蝓(かつり/なめくじ)」は、殻のないカタツムリ=ナメクジを意味する漢字です。
虫偏が二つも並んだインパクトのある形で、見た目からしてかなりの難読っぷり。
ナメクジ自体はとても身近な生き物ですが、漢字で書く機会はほぼゼロ。
塩をかけると溶けるイメージが強い一方で、生物学的には水分バランスの変化によるものなど奥が深い存在でもあります。
身近さと難読さのギャップが激しい、クイズ向きの一語です。
第26問
山椒魚
| サンショウウオ |
解説
「山椒魚(さんしょううお)」は、両生類のサンショウウオを表す表記。
体表から分泌される粘液が山椒のようにピリッとする、といった説からこの名が付いたと言われています。
日本にはオオサンショウウオをはじめ、多くの固有種が存在し、清流のシンボル的な生き物です。
文学作品でもしばしば題材となり、井伏鱒二の短編『山椒魚』は代表例。
読みそのものは知られていても、いざ漢字で書くと難しい、中級〜上級レベルの難読語です。
第27問
鼡
| ネズミ(「鼠」の異体字) |
解説
「鼡(ねずみ)」は、一般的な「鼠」の異体字で、意味はネズミそのものです。
古い印刷物や書画、看板などでまれに見かける程度で、現代の常用漢字からは外れています。
十二支の「子(ね)」としてもおなじみですが、漢字が変わるだけで一気に難読化。
テストやクイズでは「これ何て読む?」と意表を突く問題として重宝されます。
字面を見た瞬間に「鼠の仲間かな?」と推測できたら、かなりの漢字センスの持ち主です。
第28問
山鼠
| ヤマネ |
解説
「山鼠(やまね)」は、日本固有の小型哺乳類ヤマネを指す漢字。
名前のとおり山に住むネズミのような姿ですが、実際にはリスに近い仲間とされています。
丸まって眠る姿がとても愛らしく、長い冬眠をすることでも有名。
特別天然記念物に指定されており、自然保護の象徴的な存在でもあります。
生き物としての知名度はそこそこあるものの、漢字まで知っている人はかなり少ない中級難読です。
第29問
山荒
| ヤマアラシ |
解説
「山荒(やまあらし)」は、全身に鋭い針を持つヤマアラシの古い表記。
山の荒くれ者というイメージから、この少し物騒な漢字が当てられたとされています。
敵に襲われると背中の針を逆立て、触れた相手にグサリと突き刺さる独特の防御方法を持ちます。
外見はモフモフなのに触ると危険…というギャップが魅力でもある動物です。
漢字は古典的で、通常の生活ではほぼ見かけないため、上級者向けの難読語と言えます。
第30問
犬熊
| コグマ(子グマの古称) |
解説
「犬熊(いぬぐま/けんゆう)」は、子グマを指す古い言い方。
犬のように小柄で、まだあどけない熊というイメージから、この表記になったと考えられています。
昔話や古文書では、成獣の熊と区別するために使われることもありますが、現代ではほぼ見かけません。
犬と熊という身近な字の組み合わせなのに、読み方は「こぐま」というギャップがポイント。
知っているとちょっと自慢できる、通好みの難読漢字です。
第31問
海狗
| オットセイ |
解説
海狗(かいく/おっとせい)は、オットセイの古い漢字表記です。
「海の犬」という字のとおり、吠えるような鳴き声をあげることからこの名が付いたと言われます。
オットセイはアシカ科に属し、俊敏な泳ぎと凛々しい姿が特徴。
江戸時代には毛皮が高値で取引され、日本近海でも捕獲されていた歴史があります。
漢字のインパクトが強く、現代ではほとんど使われないため、難読漢字としては上級レベルです。
第32問
海狼
| アザラシ(古称) |
解説
海狼(かいろう)は、アザラシを指す古い呼称です。
海中を滑るように泳ぐ機敏さから、「海の狼」と喩えられたとされています。
アザラシはタテゴトアザラシなどの種類が知られ、流氷の上で子育てをする姿が有名。
一方で、野生では魚類を巧みに捕らえるハンターでもあります。
第33問
山狸
| ヤマネコ(古称) |
解説
山狸(やまねこ)は、ヤマネコ類を指す古い漢字。
狸(タヌキ)に似た体つきで山に棲むことから、この表記になったと考えられています。
日本ではツシマヤマネコ・イリオモテヤマネコが有名で、どちらも絶滅危惧種。
野性味のある動きと鋭い眼光が特徴的で、古来「山の精霊」として扱われた地域もあります。
現代ではこの漢字を使うことは稀で、難易度はかなり高めです。
第34問
水獺
| カワウソ |
解説
水獺(すいたつ/かわうそ)は、カワウソを意味する漢字表記。
「水に生きる獣」という字のとおり、水辺を滑るように泳ぐ姿が特徴です。
日本ではニホンカワウソが絶滅したとされ、現在見かけるのはユーラシアカワウソなど海外種が多い状況。
愛らしい見た目と器用な前足で貝や魚を食べる姿が人気で、近年は動物園でも人気者です。
漢字の読みは難しく、知識がないとまず読めないレベルの難読語です。
第35問
羊駱
| ラクダ(古字) |
解説
羊駱(ようらく)はラクダを意味する古い漢字。
羊のような毛を持ち、「駱(らく)」はラクダ科を表す音から当てられています。
ラクダは砂漠で生きるための身体能力が発達しており、脂肪のかたまりであるコブで体温調節を行います。
古代から交易・旅の重要なパートナーとして活躍してきました。
表記としては非常に古く、現代中国語の「駱駝」に近い系統の字です。
第36問
狐猨
| キツネザル |
解説
狐猨(こえん/きつねざる)は、マダガスカルに生息する「キツネザル」を指す古い表記。
狐のような顔の猨(サル)という意味の組み合わせです。
キツネザルは大きな目と長い尾が特徴で、霊長類の中でも原始的な特徴を持つことで知られます。
テレビや映画でも人気の高い動物です。
現代ではまず見かけない漢字で、動物名の中でも特にレアな表記のひとつです。
第37問
馴鹿
| トナカイ |
解説
「馴鹿(じゅんろく/となかい)」は、トナカイを表す難読漢字です。
「馴」は飼い慣らす、「鹿」はそのまま鹿の意で、家畜化された鹿=トナカイを表すためにつくられた表記とされています。
トナカイはシカ科の動物で、オス・メスどちらも角が生える唯一のシカとして有名。
北極圏の先住民にとっては衣食住を支える重要な家畜で、そり引きにも利用されてきました。
クリスマス文化でサンタの相棒として知られる一方、「馴鹿」という漢字はほぼ使われないため、難読度は非常に高い一語です。
第38問
犬獾
| アナグマ |
解説
犬獾(けんかん/あなぐま)は、アナグマを指す古い表記。
犬のような顔つきと、獾(かん=穴を掘る獣)を合わせた字です。
アナグマは地中に複雑な巣穴を掘り、家族で暮らす習性があります。
日本の里山でも見られ、ずんぐりした体に似合わず気性が荒い一面も。
字面の重厚さも相まって、非常に難解な漢字として知られています。
第39問
狨
| マーモセット |
解説
狨(じゅう/まーもせっと)は、小型のサル「マーモセット」を指す難読漢字。
「犬+容」の形は、小型哺乳類の鋭い顔つきを表すための当て字とされています。
南米に生息し、木の上で生活する小型の霊長類で、好奇心旺盛な性格が特徴。
近年はペットとして注目されることもあります。
日本ではまず見ない表記で、知識がないと絶対に読めない上級難読語です。
第40問
鼠狼
| フェレット(古称) |
解説
鼠狼(そろう)は、フェレットやイタチ類を指す古い呼称。
鼠のように細長く、狼のように俊敏な獣という意味を併せ持つ表現です。
フェレットは洞穴を好む習性があり、古代ヨーロッパでは害獣駆除のためにも利用されていました。
現代ではペットとしての人気が高く、人懐っこさが魅力です。
漢字としては非常にレアで、読める人はまずいない超難読ワードです。
第41問
鼠熊
| レッサーパンダ |
解説
鼠熊(そゆう/ねずみぐま)はレッサーパンダを指す漢字表記です。
「鼠のように小柄で、熊のような体型をもつ動物」というイメージに基づいてます。
レッサーパンダの分類はアライグマ科に近く、ジャイアントパンダとは系統が異なります。
しかし、その可愛らしい見た目と丸い体つきから、当て字として“熊”が使われました。
現代では「小熊猫(しょうゆうみゃお)」という中国語名のほうが一般的で、パンダの語源はこちらが先であることも有名なトリビアです。
第42問
麝香鹿
| ジャコウジカ |
解説
麝香鹿(じゃこうろく/じゃこうじか)は、香料「麝香(じゃこう)」を産することで知られる動物。
オスの腹部に麝香腺があり、これが香水の高級原料として珍重されてきました。
鹿と名前が付いていますが、実際にはシカ科とは異なる独立した系統で、角がない特徴があります。
その妖艶な香りと希少性から、古代中国では霊獣のように扱われることもありました。
第43問
狐獴
| ミーアキャット |
解説
狐獴(こもう)はミーアキャットを指す表記。
狐のように細長い顔つきと、獴(もう)=マングース類から構成されています。
ミーアキャットはマングース科の社会性動物で、直立して見張りをする姿が有名。
砂漠での群れ生活に特化した知能と警戒心の高さから、古来より敏捷な動物として描かれてきました。
第44問
海象
| セイウチ |
解説
海象(かいぞう/セイウチ)は、その姿を「海に棲む象」に見立てた当て字。
長い牙を「象牙」と結び付けて漢字化されたと推測されています。
セイウチは巨大な体を持つ海獣で、群れで生活し、氷上でのんびり寝る習性も知られています。
古来より北方の海民にとっては貴重な資源であり、牙・肉・脂が利用されてきました。
第45問
海牛
| ジュゴン |
解説
海牛(かいぎゅう)はジュゴン・マナティ類の総称として使われる漢字。
海に暮らす牛のような草食動物という意味で、ゆったりした泳ぎから名付けられました。
ジュゴンは海草を主食とする珍しい哺乳類で、人魚伝説のモデルになったとも言われています。
現在は絶滅危惧種で、保護活動の象徴的存在でもあります。
第46問
鼫鼠
| リス |
解説
鼫鼠(せきそ/りす)はリスを表す古い難読漢字。
「鼠」に似た小型哺乳類で、樹上生活に特化した特徴が語源となりました。
尻尾の「ふさふさ」が象徴的で、冬には体温保持に役立つ大切な器官。
古典でもしばしば登場し、機敏で賢い小動物として描かれています。
第47問
猩々
| オランウータン |
解説
猩々(しょうじょう)は、赤毛の大きな猿=オランウータンを表す漢字。
古代中国で赤い酒を好む想像上の猿として語られた伝承が語源とされます。
実際のオランウータンは森に生きる非常に知能の高い霊長類で、工具を使うことや高い記憶力など、ヒトに近い能力を持ちます。
漢字としては伝説と実在動物が混ざった興味深い例です。
第48問
鬣狗
| ハイエナ |
解説
鬣狗(たてがみいぬ/ハイエナ)は、背中の鬣(たてがみ)が特徴的な姿から付けられた表記。
ハイエナは「死肉を食べる」イメージが強いですが、実際には自ら狩りをする優れたハンターでもあります。
笑い声のような鳴き声から笑う獣とも呼ばれ、古代の文献には不気味な霊獣として登場することもあります。
第49問
海驢
| アシカ |
解説
海驢(かいろ/アシカ)は、「海に棲む驢(ロバ)」という表現による当て字。
鳴き声がロバに似ていると感じられたことが語源です。
アシカは芸を覚える賢さで知られ、水族館のショーでも人気の高い海獣のひとつです。
第50問
猟豹
| チーター |
解説
猟豹(りょうひょう)はチーターを指す難読漢字です。
「猟(狩り)」+「豹(ひょう)」という字の通り、狩りをするヒョウ=高速で獲物を追うチーターを表現した当て字。
実際にはチーターとヒョウは分類が異なりますが、筋肉質な体つきやネコ科特有の俊敏さから、この漢字が当てられました。
チーターは時速100kmを超える世界最速の陸上動物。
走りに特化した細長い体・長い脚・大きな鼻腔が特徴ですが、漢字表記は意外なほど知られていない超難読ワードです。
第6章 まとめ
今回は、野菜・果物編に続くシリーズ第2弾として、難読漢字クイズ(動物編)50問をご紹介しました。
動物の漢字は、古代の呼び名・当て字・生態の特徴・中国由来の語源などが混ざり合っており、ふだん目にすることのない表記ばかりです。
「熊猫=パンダ」
「鼯鼠=ムササビ」
「麝香鹿=ジャコウジカ」
「狐獴=ミーアキャット」
など、見た目のイメージから付けられたものも多く、漢字としての成り立ちを知ると意外な歴史が見えてきます。
特に動物の漢字表現は、
- 古典にしか残っていない名称
- 中国語の呼称をそのまま輸入したもの
- 生態の特徴から作られた当て字
- 日本独自の表記が混在するもの
など、読み解くほどに奥深い世界です。
今回のクイズで、動物たちの意外な歴史や漢字文化の広がりを感じていただけたならうれしいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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