この記事の目次です
はじめに|横浜が“世界とつながった日”を知っていますか?
毎年6月2日は「横浜開港記念日」。
1859年(安政6年)に横浜港が開かれたこの日は、日本が世界と本格的につながる一歩を踏み出した記念すべき日です。
ペリー来航をきっかけに締結された日米修好通商条約により、開港地として選ばれたのが横浜。
以来、貿易や外国人居留地、文化交流などを背景に、横浜は独自の「港町カルチャー」を育んできました。
現在でも6月2日前後には市内で記念式典やイベントが開催され、街は“開港ムード”に包まれます。
観光客だけでなく、地元民にとっても「横浜ってやっぱり特別」と再認識するきっかけの日でもあるのです。
第1章|地元民でも意外と知らない!港町トリビア5選
開港から160年以上。
港町・横浜には、知っているようで知らない「ちょっとした豆知識」が数多く眠っています。
ここでは、観光ガイドには載っていないかもしれない、でも話したくなるような“港町トリビア”を厳選して5つご紹介します。
1. 山下公園は「震災瓦礫の再利用」でできた公園だった!
現在ではカップルや観光客でにぎわう山下公園ですが、実はその始まりは1923年の関東大震災。
横浜市内に積もった大量の瓦礫を再利用し、海を埋め立てることで整備されたのがこの公園です。
「復興と平和」の象徴として生まれ、今では市民の憩いの場になっています。
2. 赤レンガ倉庫のレンガは“ドイツ製”だった?
明治〜大正期に建てられた赤レンガ倉庫は、ドイツから輸入された耐火レンガが使われていたと言われています。
当時の輸入技術や国際関係を考えると、開港以降の横浜がどれだけ国際的な都市だったかがうかがえます。
現在はショップやイベントホールとして再利用され、歴史とモダンが融合した人気観光地になりました。
3. 中華街には“日本三大媽祖廟”がある!
横浜中華街の隠れた名所が「横浜媽祖廟(まそびょう)」。
媽祖とは中国・福建省発祥の海の女神で、海上安全や商売繁盛の守り神として信仰されています。
日本にはいくつかの媽祖廟がありますが、横浜媽祖廟はその中でも最大級。
「実はパワースポット」という声も多く、観光とあわせて訪れる人も増えています。
4. みなとみらいには“謎の地下通路”が存在する?
都市伝説的な話ですが、みなとみらい21地区の地下には、旧税関跡地から続く地下通路が存在すると言われています。
関係者以外立ち入り禁止とされ、現在も詳細は非公開。
戦後の米軍接収時代の名残とも言われ、都市開発の裏側をのぞくようなロマンがあります。
5. 港の見える丘公園は“失恋スポット”だった!?
「横浜=ロマンチックな夜景」として定番の港の見える丘公園。
しかし、かつては“恋人と別れた人が訪れると未練を断ち切れる場所”としても語られていました。
実際には景観の良さからドラマ撮影にも使われ、多くの人が訪れる人気スポット。
だけど、地元では「一人で歩いてる人にはちょっと近づきづらい」という噂があったとか、ないとか…。
第2章|SNS映え確実!絶品グルメ6選(2025年最新版)
開港から160年以上、横浜の街は“異国情緒あふれるグルメの宝庫”としても知られています。
ここでは地元民にも観光客にも人気の、横浜らしさ満点&SNS映え間違いなしの絶品グルメスポット6選をご紹介!
1. 【レトロ×洋館】エリスマン邸カフェ(元町・山手)
この投稿をInstagramで見る
注目ポイント: 外国人居留地の雰囲気が残るお屋敷カフェで、クラシックなティーセットが大人気。
山手の丘にたたずむ歴史建築「エリスマン邸」の内部にある隠れ家カフェ。
アンティーク調のインテリアと、手作りスイーツ(バスクチーズケーキやレモンケーキ)が人気です。
外国人居留地文化を感じながら、ゆったりとティータイムを過ごせます。
📸 SNS映えPOINT: 木漏れ日×白磁のティーカップ×洋館の窓辺
2. 【NY発ベーグル】ブラフベーカリー(元町中華街)
この投稿をInstagramで見る
注目ポイント: 港町らしいスパイス香る“エスニックベーグル”が話題!
もっちり食感と香ばしさで人気のベーグル専門店。中でもスパイシーチキンやピスタチオクリームなど、「見た目も味もクセになる!」と話題に。
朝食にもランチにもぴったり。行列ができることも多いため、早めの訪問がおすすめ。
📸 SNS映えPOINT: 鮮やかな具材断面+テイクアウトBOXの写真映え演出
3. 【海辺×オープンテラス】A16(マリン&ウォーク)
この投稿をInstagramで見る
注目ポイント: 海風が心地よい、港沿いの絶景イタリアンダイニング。
サンフランシスコ発祥のレストランA16は、本格ナポリピッツァとフレッシュパスタが楽しめる人気店。
店外には広めのオープンテラスがあり、晴れた日には海と赤レンガを背景にしたランチが最高!
📸 SNS映えPOINT: 青空×ピッツァ×マリーナのコントラスト
4. 【王道×安定】菜香新館(横浜中華街)
この投稿をInstagramで見る
注目ポイント: モダンと伝統が融合した本格広東料理。女子旅・家族にも◎
創業60年以上の老舗広東料理店で、特に小籠包や桃饅頭がSNSで話題。
「映える点心セット」「本格チャーハンとマンゴープリン」など、日本人にも食べやすくアレンジされたメニューが揃っています。
📸 SNS映えPOINT: セイロから立ち上る湯気×かわいい桃型まんじゅう
5. 【夜景×クラフトビール】QUAYS pacific grill(ハンマーヘッド)
この投稿をInstagramで見る
注目ポイント: 港町の夜景を背景に楽しむ、クラフトビール&アメリカングリル
醸造所併設の本格グリルレストラン。BBQ料理やシーフードと一緒に、ここでしか飲めないクラフトビールが味わえます。
大桟橋〜ベイブリッジの夜景が一望できる窓際席が超人気。
📸 SNS映えPOINT: 照明とグラスに反射する港夜景+乾杯ショット
6. 【明治の味】ウチキパン(元町)
この投稿をInstagramで見る
注目ポイント: 日本初の“イギリス式食パン”を今に伝えるレトロパン屋
1888年創業のパン屋さんで、横浜開港当時から続く伝統的な味が魅力。
看板商品の「イングランド食パン」は、きめ細かくしっとりした食感でリピーター多数。昭和レトロなパッケージも人気。
📸 SNS映えPOINT: 紙袋×食パン×朝の自然光の「ぬくもりショット」
🍽 各店舗の詳細情報
1. Café エリスマン邸(元町・山手)
-
MAP: Googleマップ
-
公式サイト: 公益財団法人 横浜市緑の協会
-
混雑回避Tips:
-
店内は18席と小規模なため、土日祝は開店直後(10:00〜)の訪問がおすすめです。
-
予約は不可。混雑時は時間制限が設けられることがあります。
-
2. ブラフベーカリー(元町)
-
MAP: Googleマップ
-
公式SNS:
-
混雑回避Tips:
-
人気商品は午前中に売り切れることが多いため、開店直後(8:00〜)の訪問がベストです。
-
週末は特に混雑するため、平日の訪問がおすすめです。
-
3. A16 YOKOHAMA(マリン&ウォーク)
-
MAP: Googleマップ
-
公式サイト: A16 YOKOHAMA
-
混雑回避Tips:
-
週末のランチタイムは混雑するため、事前予約を推奨します。
-
テラス席は人気が高いため、予約時にリクエストすると良いでしょう。
-
4. 菜香新館(横浜中華街)
-
MAP: Googleマップ
-
公式サイト: 菜香新館
-
公式SNS:
-
混雑回避Tips:
-
週末や祝日は予約が必須です。予約なしの場合、入店できないことがあります。
-
平日のランチタイム(11:30〜)は比較的空いています。
-
5. QUAYS pacific grill(ハンマーヘッド)
-
MAP: Googleマップ
-
公式サイト: QUAYS pacific grill
-
公式SNS:
-
混雑回避Tips:
-
土日祝のディナータイムは混雑するため、事前予約を推奨します。
-
テラス席は人気が高く、天候により利用できない場合があるため、事前に確認すると良いでしょう。
-
6. ウチキパン(元町)
-
MAP: Googleマップ
-
公式サイト: ウチキパン
-
混雑回避Tips:
-
人気商品は午前中に売り切れることが多いため、開店直後(9:00〜)の訪問がおすすめです。
-
週末は特に混雑するため、平日の訪問が望ましいです。
-
第3章|開港記念日を歩いて楽しむ!レトロ×モダンな街歩きコース
せっかくの開港記念日。
せっかくなら“観光っぽくないけど満足度の高い”街歩きを楽しみたいですよね。
横浜は、歴史的建築と最新トレンドスポットが絶妙に混在する街。
徒歩やシェアサイクルで巡れる、ゆったり街歩きコースを1本ご提案します。
✅ 横浜開港記念日モデルコース(午前から夜)
① 山下公園(散策スタート)
→ 朝の海風を感じながら、氷川丸やバラ園をゆっくり観賞。
② 横浜中華街で早ランチ(菜香新館など)
→ 小籠包や中華スイーツでエネルギーチャージ!
③ 元町商店街〜ウチキパン
→ レトロパン屋や個人店をのんびり物色。テイクアウトも◎
④ 外国人居留地&エリスマン邸カフェ
→ 洋館を見学後、クラシックティータイムで小休憩。
⑤ みなとみらい〜赤レンガ倉庫
→ 夕暮れどきの写真映えタイム!お土産購入にも最適。
⑥ ハンマーヘッド「QUAYS」で夜景ディナー
→ ビール片手に、開港の余韻にひたる締めくくり。
🚶♀️おさらい 午前の部(10:00〜)
【START】山下公園〜氷川丸〜港の見える丘公園
-
🌿 おすすめポイント: 開港の象徴「氷川丸」やバラ園を眺めながら、港町の朝を満喫。
-
🕰 滞在目安:約45分
-
📍 山下公園 MAP
🍴 ランチタイム(11:30〜)
横浜中華街で点心ランチ【菜香新館】
-
🥟 おすすめメニュー: 小籠包、桃饅頭、エビチリのセットが定番。
-
🌟 混雑前に予約 or 開店と同時に入店を!
-
🕰 滞在目安:約60分
-
📍 菜香新館 MAP
🛍 午後の部(13:00〜)
元町商店街〜ウチキパンでお土産購入
-
🥖 老舗グルメ探し: 日本最古のイギリス式食パン(イングランド)をテイクアウト。
-
🛍 おしゃれな雑貨店・カフェも立ち寄り可。
-
🕰 滞在目安:約45分
☕ ティータイム(14:00〜)
洋館カフェで一息【エリスマン邸カフェ】
-
🍰 雰囲気重視: 木漏れ日とクラシックな窓辺でティータイム。
-
📸 写真撮影にも◎
-
🕰 滞在目安:約45分
🌆 夕暮れ散策(16:00〜)
赤レンガ倉庫〜MARINE & WALK YOKOHAMA
-
🧱 開港ムード: 歴史的建築と海沿いのショッピングが楽しめるエリア。
-
🛍 雑貨・アパレル・お土産探しに最適。
-
🕰 滞在目安:約60分
🍽 夜の締め(18:00〜)
ハンマーヘッド【QUAYS pacific grill】で夜景ディナー
-
🍺 絶景ポイント: ベイブリッジを眺めながら乾杯!クラフトビールが名物。
-
🌃 カップル・友人・一人旅でも居心地◎
-
🕰 滞在目安:約90分
まとめ|横浜開港記念日だからこそ、“横浜らしさ”を満喫しよう!
横浜が世界に向けて港を開いた6月2日。
この日をきっかけに、街の持つ歴史・文化・食・景色のすべてが少しだけ特別に見えてくるはずです。
歴史ある横浜と、今を楽しむ横浜。
どちらも体験できるのがこの街の魅力であり、開港記念日はその魅力を再確認できる絶好のチャンス。
グルメ・トリビア・街歩きを通して、いつもの週末より少しだけ“深い横浜”を味わってみませんか?