こんにちは
みっちでーす 😛
さてさて、いよいよあの時期が近づいてきました。
「今年の花粉は多めです!」
何か毎年同じような事を言われている様な気がしますが、この時期が近くなると本当に憂鬱です。
一度花粉症を発症してしまうと、完治させるのは中々難しく、また薬は比較的手に入れやすいですが、よく効く薬は副作用もかなり強いため、あまり薬の服用を好まない人が多いかと思います。
花粉症について
花粉症は目と鼻に症状が出ます。
目では痒みや充血、涙が出るなどの症状で、まぶたが腫れることもあります。
鼻に関しては鼻水が止まらなかったり鼻づまりやくしゃみに悩まされます。
風邪の症状と似ていますが、風邪は立て続けにくしゃみが出たり、目が痒くなったりすることはありません。
花粉症の原因は、アレルゲンとなるスギやヒノキなどの花粉が体内に侵入することです。
人間は体内に異物が入ってくると、それを許容するのか判断します。そこで排除することになれば、IgE抗体というアレルゲンに反応する物質を作ります。
IgE抗体ができた後に再び花粉が侵入すると、IgE抗体は鼻や目の粘膜に存在する肥満細胞の表面にいて花粉と結合します。
肥満細胞はヒスタミンなどの化学物質を分泌して、くしゃみや鼻水、涙などで花粉を外に出そうと様々な症状を引き起こします。
昭和30年代に植林活動が盛んで、スギをたくさん植えたことで、最近は飛散する花粉が増えています。
スギは建築資材としての価値が下がっているので、伐採されることが少ないです。
またタンパク質は免疫細胞にとって必要な栄養素ですが、現代人のように肉を食べ過ぎると高タンパクな食事になって、かえって免疫細胞を過敏にしてアレルギー反応を引き起こしています。
花粉症を予防するためには、バランスのとれた食事の中に症状を抑える食べ物を取り入れることが大切です。
乳製品のヨーグルトに味噌や納豆のような発酵食品は、腸内環境を整える効果があります。
腸にはたくさんの免疫細胞が集まっているので、腸が正常に機能すれば、アレルギーに対する免疫反応も適切になります。
またポリフェノールはヒスタミンの生成を抑制します。
赤ワインや緑茶、大豆を食べると良いです。
あじやサバに含まれるDHAやEPAは、アレルギーを抑制します。アレルギーを引き起こすのにロイコトリエンという物質も関係しています。
ロイコトリエンは脂肪酸から作られるので、良質な脂肪酸であるDHAとEPAを摂取すれば正常に機能するようになります。
また花粉を鼻や目に寄せ付けないようにします。
外出する時は必ずマスクを着用しましょう。
市販のマスクの中には花粉症用があり、息苦しく感じる場合は通常のマスクでも少しは予防できます。
特にスギ花粉は水に吸着する性質があるため、ガーゼを湿らせてマスクと口の間に挟むと良いです。
普段コンタクトレンズの人は、レンズと目の間に花粉が入り込むと摩擦によって炎症を起こすことがあります。
花粉が飛ぶ時期はメガネにします。
もし花粉症の症状で日常生活に影響が出る場合は、薬を飲んで対処します。
最近は医師が処方することもあり、安全性が認められている薬が市販にもあります。
これらはOTC薬と呼ばれ、鼻水などが軽ければよく効きます。
眠くならないなど、独自のメリットがあるので自分に合ったOTC薬を買います。
市販薬を2週間服用して効果がなければ、それは自分に合わないということです。
人によって体内でどのような反応が起きているかは違うので、耳鼻科に行って医師から正確な医薬品を処方してもらいましょう。
抗アレルギー薬は、ヒスタミンが発生して放出されるのを防ぎます。
作用は穏やかですが、副作用も弱いので花粉が飛ぶ季節にずっと服用することができます。
抗ヒスタミン薬は、昔からある薬でヒスタミンに直接作用します。
すでにくしゃみや鼻水などが出ても抑制することができ、花粉の飛散が多い日に服用しても日中を楽に過ごせます。
点鼻薬や点眼薬でも、抗アレルギー薬か抗ヒスタミン薬のどちらかが処方されます。
ただし点鼻薬は血管を収縮させる作用があるので、一時的に対処する時は点眼薬のみのことが多いです。