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傑作『南瓜とマヨネーズ』『勝手にふるえてろ』2作品がレンタル開始!レビューします!

こんにちは。

みっちでーす^^

 

昨日から映画『南瓜とマヨネーズ』と『勝手にふるえてろ』のレンタルが開始しました。

私はどちらの作品も映画館で観ましたが、どちらも傑作です!!自信を持ってオススメできます!

まずは、『南瓜とマヨネーズ』から紹介します。

※ちなみに私はストーリーやテーマばかりを語るような映画評は嫌いです。そしてレンタルはしません笑 観たい映画は映画館で観ます

南瓜とマヨネーズ

監督 冨永昌敬
脚本 冨永昌敬
原作 魚喃キリコ
出演者 臼田あさ美
太賀
浅香航大
若葉竜也
大友律
清水くるみ
岡田サリオ
光石研
オダギリジョー
音楽 やくしまるえつこ
撮影 月永雄太
編集 田巻源太
制作会社 スタイルジャム
製作会社 映画「南瓜とマヨネーズ」製作委員会

【予告編】

予告編を観るだけでも、鳥肌が立ってゾクゾクします。

映画館でも泣きじゃくりながら観ました。

登場人物がこんなにも愛おしく感じたのは久しぶりでした。

そして、冨永昌敬監督作品は初めてだったので、その見事な手腕に驚かされました。

個人的に昨年のベストは黒沢清監督の『散歩する侵略者』ですが、『南瓜とマヨネーズ』は『アウトレイジ最終章』と2位を争う感じですね。

※『勝手にふるえてろ』を観たのは今年なので

演出・編集・照明・音楽どこを取っても申し分ありません。

この映画で、音っていうのはファーストシーンのショットの重ね方から分かるようにものすごく重要で、シャワーの音や掃除機の音、ライブハウスの喧騒、鳴き声、歌声、街の雑音などすべてが音楽なんです。

そして、せいいちはミュージシャン。

 

長回しも上手く撮られていますし、狭い空間を活かした撮影やドアやガラス越しのシーンなども見事です。

いいシーンやショットが満載で冨永昌敬監督の才能を感じました。

安易なフラッシュバックって大っ嫌いなんですけど、この映画では絶対に必要かつ重要です。

 

「いつだってありふれた平凡をなくさないことは奇跡だ」ってキャッチコピーがあるんですけど、まさにその通りで、ありふれた平凡がどれだけ大事なのか、そしてその逆に平凡に生きているって思っている私たちの人生もドラマティックなんだということが分かります。

何度も共感させられます。

この映画は臼田あさ美さん演じるツチダをめぐる物語です。

ですけど、ツチダの人生の一部分を切り取っているだけであって、ツチダにはこの映画の前にも人生があって、また、この映画の後も人生は続きます。

そして、そのツチダの人生は私やあなたたちの人生でもあります。

このことは作品を観てもらえば分かると思います。

 

ラスト近くのせいいちが歌う「ひげちゃん」には号泣しました。

 

若者の夢や愛情が資本主義にコテンパンに敗北しちゃうんですが、そのことすら爽快に思えるくらい素晴らしい「映画」です。

そして、胸に突き刺さります。

多分、性別や年齢は関係ないと思います。

この傑作を1人でも多くの人に見て欲しいと心から思います。

 

ということで、一応、Amazonのリンクを笑

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続いては『勝手にふるえてろ』。

勝手にふるえてろ

監督:大九明子
原作:綿矢りさ
脚本:大九明子
エグゼクティブプロデューサー:福嶋更一郎・津嶋敬介

キャスト

松岡茉優:江藤良香(ヨシカ)
渡辺大知:二
石橋杏奈:月島来留美
北村匠海:イチ

 

【予告編】

「普通の恋愛コメディー映画かなあ」と思って観に行ったんですが、、、、

そんな先入観は木端微塵に破壊されました!!傑作誕生!!

大九明子監督の緻密でありながら大胆な脚本と演出に度肝を抜かれました。

1月3日に行ったんですけど、客席も満席で、笑い声もあり、ものすごく幸福な2時間でしたね。

主人公のヨシカを演じる松岡茉優さんが全編ほぼ出っ放しなので、彼女の演技力の上で成り立った映画だとも言えます。

笑えて泣けて突き刺さるというとんでもない「映画」です。

様々なシーンで女子はヨシカに共感しまくりだと思います。

大九明子監督が女性だということも大きいですね。

リピーターが続出して今も上映してるんですよ。

どこかの映画館では観客動員数の新記録を作りました。

『南瓜とマヨネーズ』もロングランでしたが、『勝手にふるえてろ』もロングラン!

 

物語は序盤から快調に進み、いつの間にか素晴らしく映画的な空間になり、そのままエンディングへ突入します。

「神は細部に宿る」とは言いますが、一歩間違えば破たんしかねない物語を大九明子監督はバランス良く見事に撮り切ってるんです。

撮影場所の選び方もいいんですよね。

 

そして、この作品は、男子が抱く女性性への勝手な妄想やイメージを気持ち良くブチ壊してくれます。

このことは、女性である大九明子監督の狙いのひとつだと思います。

あと、性表現も大九明子監督ならではだと。

観た人には分かるラストの赤い付箋ね。

女子に大ウケですけど、男子にこそ見て欲しい!!

 

ほい、Amazonリンク笑

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『南瓜とマヨネーズ』『勝手にふるえてろ』はそれぞれ、私は初めての監督さんの作品だったんですけど、今後も絶対に追いかけます。

すでに、冨永昌敬監督の『素敵なダイナマイトスキャンダル』は観ましたし、大九明子監督も『美人が婚活してみたら』を撮り終えているらしいので楽しみです^^

 

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