
結婚式に招待されたとき、まず悩むのが「ご祝儀はいくら包めばいいの?」という問題ではないでしょうか。
友人なら3万円?会社関係は?親族は?夫婦で出席する場合はどうなるのか…。
相場が分からず不安になる人も少なくありません。
さらに、ご祝儀袋の選び方や書き方、ペンは何を使うべきか、ふくさは必要なのかなど、細かいマナーも気になりますよね。
間違えて失礼にならないか、受付で戸惑わないか、当日まで心配になることもあるはずです。
この記事では、結婚式のご祝儀の相場をケース別にわかりやすく整理し、ご祝儀袋の書き方や入れ方、夫婦で出席する場合の注意点、ペンやふくさの正しいマナーまでをまとめました。
初めての出席でも安心できるように、よくある疑問やNG例もあわせて解説します。
大切なのは「金額」だけではなく、気持ちがきちんと伝わること。
失礼のないマナーを押さえて、心から祝福できる一日にしましょう。
この記事の目次です
- 1 第1章 結婚式のご祝儀はいくらが相場?
- 2 第2章 ご祝儀袋の選び方|金額とのバランスが大切
- 3 第3章 ご祝儀袋の正しい書き方|表書き・中袋・夫婦連名まで解説
- 4 第4章 ご祝儀袋に使うペンと書き方のマナー
- 5 第5章 ふくさの使い方と渡し方のマナー
- 6 第6章 ご祝儀のNG例と失敗しやすいポイントまとめ
- 7 第7章 ケース別に見るご祝儀の具体例
- 8 第7章 結婚ご祝儀のよくある質問(FAQ)
- 8.1 Q1. 結婚のご祝儀に税金(贈与税)はかかる?
- 8.2 Q2. 結婚式なし(式をしない・披露宴なし)の場合、ご祝儀はいくら?
- 8.3 Q3. 親から子へ渡すご祝儀(結婚資金援助)はいくらが多い?
- 8.4 Q4. 兄弟(弟・姉・兄)の結婚ご祝儀はいくら?
- 8.5 Q5. 10万円包むときのご祝儀袋はどう選ぶ?
- 8.6 Q6. ご祝儀袋の「名前」はどう書く?夫婦の場合は?
- 8.7 Q7. ご祝儀の「入れ方」|お札の向き・中袋への入れ方は?
- 8.8 Q8. ご祝儀袋の書き方で、ボールペンはNG?
- 8.9 Q9. ご祝儀のお返し(内祝い)は必要?相場は?
- 8.10 Q10. ご祝儀はいつ渡す?当日?事前?欠席の場合は?
- 9 第8章 式なし・家族婚・会費制…ご祝儀の考え方早見表
- 10 第9章 親族のご祝儀相場|親・兄弟・姪甥・いとこはどう考える?
- 11 第10章 ご祝儀とプレゼントは両方必要?迷いやすいポイントを整理
- 12 第11章 物価高でご祝儀の相場は変わった?
- 13 第12章 学生・お金が厳しい場合はどうする?
- 14 第13章 まとめ|迷ったらこの判断フローでOK
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第1章 結婚式のご祝儀はいくらが相場?
結婚式のご祝儀は「関係性」によって相場が変わります。
まずは一般的な目安を一覧で確認しましょう。
| 関係性 | 相場 |
|---|---|
| 友人・同僚 | 3万円 |
| 上司 | 3〜5万円 |
| 親族 | 5〜10万円 |
| 夫婦で出席 | 5〜7万円 |
友人や同僚の場合は3万円がもっとも一般的です。
迷ったら「3万円」と覚えておけば大きく外すことはありません。
友人・同僚の場合
もっとも多いのが3万円です。
20代・30代ともに主流で、学生時代の友人や職場の同僚もこの金額が一般的です。
2万円は偶数で「割り切れる」ため避けるという考え方が根強く、基本的には3万円が無難です。
上司・目上の人の場合
上司やお世話になった目上の方には、3万円または5万円が目安です。
役職や関係性の深さによって5万円にするケースもあります。
親族の場合
親族は関係性によって幅がありますが、5万円以上が一般的です。
兄弟姉妹やいとこなど、親しさや地域の慣習によって差が出るため、家族に確認するのが安心です。
夫婦で出席する場合はいくら?
夫婦で招待された場合は5万円〜7万円が目安です。
3万円×2人で6万円にするよりも、奇数の5万円や7万円が好まれます。
「割り切れる=別れを連想する」という理由で偶数を避ける風習があります。
ただし近年はそこまで厳格ではありません。迷った場合は奇数にしておくと安心です。
ご祝儀は金額そのものよりも、相手との関係性や気持ちを大切にすることが重要です。
地域や家庭の慣習もあるため、不安な場合は事前に確認しておくと安心です。
第2章 ご祝儀袋の選び方|金額とのバランスが大切
ご祝儀袋は「どれでも同じ」ではありません。
包む金額に見合った袋を選ぶことが大切です。
| 包む金額 | 袋の目安 |
|---|---|
| 1〜2万円 | 水引が印刷タイプの簡易なもの |
| 3万円 | 水引が立体的な標準タイプ |
| 5万円以上 | 豪華な水引・装飾付きの格式あるもの |
中身より袋が豪華すぎるのはNGです。
金額と袋の格を合わせるのが基本マナーです。
水引は「結び切り」を選ぶ
結婚式のご祝儀袋には「結び切り」の水引を選びます。
結び切りは「一度きりのお祝い」という意味を持つため、結婚式に適しています。
蝶結びは何度も結び直せることから、出産祝いや入学祝い向きで、結婚式には不向きです。
店頭で迷ったら「結婚式用」と書かれたものを選べば安心です。
コンビニのご祝儀袋でも大丈夫?
コンビニで購入したご祝儀袋でも問題ありません。
最近はデザインも豊富で、3万円程度であれば十分対応できます。
ただし、5万円以上を包む場合は、文具店や百貨店で選ぶとより安心です。
中袋(中包み)は必要?
多くのご祝儀袋には中袋が付いています。
お札は中袋に入れてから外袋に包むのが正式な形です。
中袋がないタイプの場合は、直接包まず、白い封筒などを使うと丁寧です。
次章では、ご祝儀袋の正しい書き方を詳しく解説します。
第3章 ご祝儀袋の正しい書き方|表書き・中袋・夫婦連名まで解説
ご祝儀袋は「金額」よりも書き方で印象が決まると言っても過言ではありません。
ここでは表書き・中袋・夫婦で出席する場合の連名の書き方まで詳しく解説します。
表書きの基本
結婚式の場合、表書きは「寿」または「御結婚御祝」が一般的です。
すでに印刷されているものを選べば安心ですが、手書きする場合は濃い黒色の筆ペンや毛筆を使用します。
| 用途 | 表書き |
|---|---|
| 一般的な結婚式 | 寿 |
| より丁寧に書く場合 | 御結婚御祝 |
名前は水引の下中央にフルネームで書きます。
会社関係でも肩書きは不要です。
中袋の書き方
中袋の表面中央には包んだ金額を書きます。
金額は旧字体の漢数字で書くのが正式です。
| 金額 | 正式な書き方 |
|---|---|
| 3万円 | 金参萬円 |
| 5万円 | 金伍萬円 |
| 7万円 | 金七萬円 |
裏面には住所と氏名を書きます。
市区町村から省略せずに書くのが丁寧です。
「旧字体は必須?」と迷う人もいますが、最近は通常の漢数字でも問題ないとされています。
ただし格式を重んじる場では旧字体の方が無難です。
夫婦で出席する場合の連名の書き方
夫婦で招待された場合、表書きの名前は連名で書きます。
基本は夫のフルネームを中央に、その左側に妻の名前のみを書く形です。
例:
山田 太郎
花子
妻もフルネームを書く必要はありません。
3名以上で出席する場合
3名以上になる場合は、代表者の名前を中央に書き、その左側に「他一同」と書きます。
別紙に全員の氏名を記載し、中袋に同封すると丁寧です。
書き方のNG例
- ボールペンで書く
- 薄墨を使う(弔事用です)
- 中袋に金額を書かない
- 連名の順番を逆にする
小さな違いですが、受付では意外と目に入る部分です。
形式を押さえておけば、当日も安心して祝福できます。
第4章 ご祝儀袋に使うペンと書き方のマナー
ご祝儀袋は「何で書くか」も重要なマナーのひとつです。
筆記具を間違えると、せっかくの気持ちが雑な印象になってしまうこともあります。
基本は毛筆または筆ペン
結婚式はお祝い事なので、濃い黒色でしっかりと書きます。
正式なのは毛筆ですが、最近は筆ペンを使う人がほとんどです。
インクは「濃い黒」を選びます。
かすれすぎない、太すぎない筆ペンが扱いやすくおすすめです。
ボールペンやサインペンはNG?
基本的にボールペンやサインペンは避けます。
特に細字のボールペンは略式と見なされることがあるため、ご祝儀袋には不向きです。
ただし中袋の住所などは、読みやすさを優先してボールペンでも問題ありません。
薄墨は使わない
薄墨はお通夜や告別式など弔事で使うものです。
結婚式では必ず濃い黒色を使用します。
弔事用の筆ペンをそのまま使ってしまうケースがあります。
購入時は「慶事用」と表示されたものを選ぶと安心です。
文字が苦手でも大丈夫?
「字に自信がない」という理由で印刷済みの袋を選ぶ人もいます。
最近は名前を書くスペースだけ用意されているタイプも多く、無理に達筆である必要はありません。
大切なのは、丁寧に心を込めて書くことです。
書くときの姿勢と注意点
文字は中央にバランスよく配置します。
水引に文字がかからないよう注意しましょう。
書き間違えた場合は修正せず、新しい袋に書き直すのが正式です。
次章では、ご祝儀袋を包むふくさの使い方と渡し方のマナーを解説します。
第5章 ふくさの使い方と渡し方のマナー
結婚式当日、意外と見られているのが「ご祝儀の渡し方」です。
ご祝儀袋をそのままバッグから出すのではなく、ふくさに包んで持参するのが正式なマナーとされています。
ふくさとは?なぜ必要?
ふくさ(袱紗)は、ご祝儀袋を包むための布です。
ご祝儀袋が折れたり汚れたりするのを防ぐ意味があり、同時に「丁寧に扱っています」という気持ちを表します。
最近は必須ではないと言われることもありますが、格式ある式場では今も一般的なマナーです。
フォーマルな場では「持っていて損はない」のがふくさです。
迷ったら用意しておくと安心です。
結婚式で使うふくさの色
ふくさには慶事用と弔事用があります。
結婚式では暖色系(赤・ピンク・えんじ・オレンジなど)を選びます。
紫色は慶弔どちらにも使えるため、1枚持っておくと便利です。
| 色 | 用途 |
|---|---|
| 赤・ピンク・えんじ | 慶事(結婚式) |
| 紫 | 慶弔どちらも可 |
| 紺・グレー | 弔事向け |
ふくさの正しい包み方
包み方にも向きがあります。
慶事の場合は、左開きになるように包むのが基本です。
① ふくさをひし形に広げる
② 中央よりやや右寄りにご祝儀袋を置く
③ 右 → 下 → 上 → 左の順に折る
最後に左側が上にくる形に整えます。
受付での渡し方
受付では次の流れで渡します。
- ふくさからご祝儀袋を取り出す
- 相手から見て正しい向きに直す
- 「本日はおめでとうございます」と一言添えて渡す
ご祝儀袋は、必ず両手で渡します。
バッグの中から直接出すのは避けましょう。
ふくさがない場合は、きれいなハンカチで代用することも可能です。
ただし柄が派手すぎるものは避けます。
ふくさはどこで買える?
ふくさは百貨店、文具店、イオンなどのフォーマル売り場で購入できます。
最近は100円ショップやネット通販でも取り扱いがありますが、落ち着いた色味を選ぶと安心です。
ここまで押さえておけば、受付で戸惑うことはありません。
次章では、ご祝儀に関するよくあるNG例と失敗しやすいポイントをまとめます。
第6章 ご祝儀のNG例と失敗しやすいポイントまとめ
ご祝儀は「金額」だけでなく、細かなマナーも大切です。
知らずにやってしまいがちな失敗例をまとめました。
新札を用意していない
結婚式では新札を用意するのが基本です。
これは「事前に準備してお祝いする気持ち」を表す意味があります。
もし新札が用意できなかった場合は、できるだけ折り目の少ないきれいなお札を選びましょう。
銀行の窓口や両替機で新札に交換できます。
お札の向きを間違える
お札を中袋に入れる際は、向きにも注意が必要です。
人物(肖像画)が表を向き、かつ上側にくるように入れます。
複数枚入れる場合は、向きを揃えて重ねます。
| 項目 | 正しい入れ方 |
|---|---|
| 肖像画 | 上向き・表側 |
| 複数枚 | 向きを揃えて入れる |
中袋に金額や住所を書いていない
中袋に金額や住所を書かないのは、意外と多い失敗です。
受付後、ご祝儀は分別・管理されるため、記載がないと確認作業の手間が増えてしまいます。
金額は中央に、住所と氏名は裏面に書くのが基本です。
偶数の金額を包む
「割り切れる=別れを連想する」という理由から、偶数は避けるという風習があります。
最近はあまり気にしない人も増えていますが、迷う場合は奇数(3万円・5万円・7万円)にしておくと安心です。
2万円は「1万円札+5千円札2枚」にして、偶数を避けるという考え方もあります。
ご祝儀袋と金額の格が合っていない
豪華すぎる袋に少額を入れるのはバランスが悪く見えます。
逆に高額なのに簡易な袋も不自然です。
第2章で紹介した「金額とのバランス」を意識しましょう。
ご祝儀を辞退された場合はどうする?
最近は「ご祝儀は辞退します」と案内されるケースもあります。
その場合は無理に持参せず、代わりに次のような対応が考えられます。
- 新郎新婦の希望に従う
- 後日、ささやかなプレゼントを贈る
- 電報やメッセージを送る
辞退されているのに無理に渡すのは、かえって負担になることがあります。
当日忘れてしまった場合
やむを得ず持参できなかった場合は、後日現金書留で送るのが一般的です。
式から1週間以内を目安に送りましょう。
ご祝儀は「形式」よりも「気持ち」が大切です。
しかし基本マナーを押さえておくことで、安心してお祝いの気持ちを伝えられます。
第7章 ケース別に見るご祝儀の具体例
ご祝儀は「相場」だけでは判断しきれないことがあります。
ここでは実際によくあるケース別に、考え方を整理します。
20代・友人の場合
社会人になって間もない場合でも、友人へのご祝儀は3万円が一般的です。
経済的に厳しい場合でも、2万円ではなく3万円を用意する人が多数派。
どうしても難しい場合は、事前に共通の友人と相談するのも一つの方法ですよ。
30代・親しい友人の場合
30代になると、5万円を包むケースも増えてきます。
特に親友や長年の付き合いがある場合は、相場より少し上乗せする人もいます。
ただし「気持ちの問題」なので、無理に増やす必要はありません。
会社の後輩の場合
基本は3万円です。
直属の部下など、関係が深い場合は5万円にするケースもあります。
会社全体で相場が決まっている場合もあるため、同僚に確認しておくと安心です。
上司の場合
上司へのご祝儀は3万円または5万円が目安です。
役職や関係性によって判断します。
部下一同でまとめて渡す場合は、代表者名で包みます。
いとこ・親族の場合
親族は5万円以上が一般的です。
地域によっては10万円以上包むこともあります。
家族間で相談して金額を揃えることが多いです。
夫婦+子どもで出席する場合
大人2人で5〜7万円が基本ですが、子どもの料理や席が用意される場合は1万円程度上乗せすることもあります。
迷ったら事前に新郎新婦や家族に確認すると安心です。
第7章 結婚ご祝儀のよくある質問(FAQ)
ここでは「結婚 祝儀」で特に検索されやすい疑問を、まとめて解決します。
Q1. 結婚のご祝儀に税金(贈与税)はかかる?
A. 一般的な相場の範囲で、社交上の贈り物として渡されるご祝儀であれば、通常は税金を心配しなくて大丈夫です。
ただし、両親や親族、勤務先などから「明らかに高額な資金援助」を受けた場合は、贈与税の対象になる可能性があります。
心配なときは「1年間(1/1〜12/31)にもらった贈与の合計」を目安に考えると整理しやすいです。
「ご祝儀そのもの」よりも、親からのまとまった援助(結婚資金・新居資金など)で不安になる人が多いです。
大きなお金が動くときは、税金のルールも一緒に確認しておくと安心です。
Q2. 結婚式なし(式をしない・披露宴なし)の場合、ご祝儀はいくら?
A. 式なしの場合は、相手との関係性で考えるのが基本です。
「結婚報告を受けたのでお祝いを渡したい」という気持ちが中心になるため、相場はやや幅が出ます。
| 関係性 | 目安 |
|---|---|
| 友人・同僚 | 1万円〜3万円 |
| 親しい友人 | 3万円前後 |
| 親族(いとこ・姪甥など) | 3万円〜5万円以上 |
迷ったら「相手が式をしない理由(会費制・家族婚・入籍のみ)」と「今後の関係性」を基準に決めるとスッキリします。
Q3. 親から子へ渡すご祝儀(結婚資金援助)はいくらが多い?
A. 家庭の方針や地域差が大きいので「正解」はありません。
ただ、親からの援助は金額が大きくなりやすいので、贈与の扱いが気になる人が多いです。
結婚資金、新居、家具家電、引っ越しなど、用途が複数にまたがる場合は、金額だけでなく「渡し方」も整理しておくと安心です。
Q4. 兄弟(弟・姉・兄)の結婚ご祝儀はいくら?
A. 兄弟は「親族枠」なので、友人より高めになることが多いです。
目安としては3万円〜10万円の幅があり、年齢差や関係の近さ、地域の慣習でも変わります。
「夫婦で出席する」「子連れで出席する」場合は、出席人数に合わせて調整する考え方が一般的です。
Q5. 10万円包むときのご祝儀袋はどう選ぶ?
A. 10万円を包む場合は、水引がしっかりした「格のある」タイプを選ぶとバランスが良いです。
反対に、簡易な袋に高額を入れるとちぐはぐに見えてしまいます。
高額になればなるほど「袋の格」「筆記具」「中袋の記載」で印象が整います。
迷ったら文具店や百貨店の慶事コーナーで選ぶのが安心です。
Q6. ご祝儀袋の「名前」はどう書く?夫婦の場合は?
A. 基本は水引の下にフルネームです。
夫婦で招待された場合は、夫のフルネームを中央、妻は左に名前のみを書く形が一般的です。
3名以上なら代表者名+「他一同」にして、別紙で全員の氏名を添えると丁寧です。
Q7. ご祝儀の「入れ方」|お札の向き・中袋への入れ方は?
A. 中袋に入れるときは、肖像画が表を向き、上側にくるように入れます。
複数枚入れる場合は向きを揃えます。
中袋がある場合は、基本的に「中袋 → 外袋」の順でセットします。
Q8. ご祝儀袋の書き方で、ボールペンはNG?
A. 表書き(寿・御結婚御祝・名前)は、毛筆または筆ペンが基本です。
一方で、中袋の住所や金額の補足などは読みやすさを優先してボールペンでも問題になりにくいです。
とはいえ、迷うなら「表は筆ペン」「中袋はきれいに読める筆記具」で統一すると安心です。
Q9. ご祝儀のお返し(内祝い)は必要?相場は?
A. いただいた側が用意するのが一般的です。
相場としては「半返し(半分くらい)」がよく知られていますが、地域や家庭の慣習で変わります。
いただく側としては、お返しの負担にならない金額にするという考え方もあります。
Q10. ご祝儀はいつ渡す?当日?事前?欠席の場合は?
A. 出席する場合は、当日受付で渡すのが基本です。
事前に渡す場合は、相手の都合を確認してからが安心です。
欠席の場合は、現金書留で送る方法もあります。
渡すタイミングに迷ったら「相手が受け取りやすい形」を優先すると失礼になりにくいです。
第8章 式なし・家族婚・会費制…ご祝儀の考え方早見表
最近は「結婚式はしない」「家族だけで挙式」「会費制パーティー」などスタイルが多様化しています。
この場合、ご祝儀の考え方も少し変わります。
迷ったときに判断できるよう、パターン別に整理します。
この章の結論
- 招待状や案内文に「会費」「ご祝儀辞退」の記載があれば、基本はその通りにする
- 式なしでも、お祝いの気持ちは「現金」「プレゼント」「メッセージ」で形にできる
- 迷ったら「相手の負担にならない形」を優先すると失礼になりにくい
パターン別:ご祝儀は必要?金額の目安は?
| 結婚の形式 | ご祝儀の扱い | 目安 |
|---|---|---|
| 披露宴あり(通常の結婚式) | 当日受付で渡す | 友人3万円/親族5万円〜 |
| 挙式のみ(披露宴なし) | 招待されることは少なめ 渡すなら後日が多い |
友人1〜3万円 親族3〜5万円以上 |
| 家族婚(親族中心) | 親族は包むケースが多い | 親族5万円〜 関係性で調整 |
| 式なし(入籍のみ) | 任意(お祝いを渡す形) | 友人1〜3万円 親族3万円〜 |
| 会費制パーティー | 会費が基本 ご祝儀は不要が多い |
会費の金額に従う +気持ちならプチギフト |
| ご祝儀辞退と明記 | 持参しないのがマナー | 後日ギフトやメッセージでもOK |
「ご祝儀辞退」と書かれているときの正解
案内文に「ご祝儀は辞退いたします」と書かれている場合は、基本的に持参しないのがマナーです。
無理に渡すと、受け取る側が気を遣ってしまうことがあります。
どうしてもお祝いを形にしたい場合は、次のような方法がおすすめです。
- 後日、相手の負担にならないプチギフトを贈る
- 新生活で使える消耗品(タオル・洗剤など)を選ぶ
- メッセージカードを丁寧に書く
会費制パーティーの場合、ご祝儀は必要?
会費制は「会費=お祝いの代わり」という考え方が基本です。
そのため、ご祝儀袋を用意する必要はないケースが多いです。
ただし、会費が低めで「かなり親しい間柄」の場合は、会費とは別にプレゼントを贈る人もいます。
「会費の案内がある」=基本は会費のみ。
さらに気持ちを添えるなら、現金ではなく小さなギフトが無難です。
式なし(入籍のみ)にお祝いを渡すタイミング
式なしの場合は「当日受付」がないため、渡し方に迷いやすいです。
おすすめは次のタイミングです。
- 結婚報告を受けた後、1か月以内を目安に渡す
- 会う予定があるなら、そのときに手渡しする
- 遠方なら現金書留や配送ギフトを検討する
相手が忙しい時期(引っ越し・新生活の準備)に重なることも多いので、負担にならない方法を選びましょう。
式なしでも「相場」にこだわりすぎなくていい
式なしの場合は、結婚式のように「料理・引き出物」が前提ではないため、結婚式の相場(友人3万円など)に必ず合わせる必要はありません。
大切なのは、相手が受け取りやすい形でお祝いすることです。
次章では、親・兄弟・姪甥など「親族のご祝儀相場」をさらに詳しく整理します。
第9章 親族のご祝儀相場|親・兄弟・姪甥・いとこはどう考える?
親族のご祝儀は、友人や同僚とは考え方が異なります。
地域差や家族間の慣習が大きく影響するため、「絶対の正解」はありません。
ここでは一般的な目安と判断のポイントを整理します。
親から子へ渡すご祝儀の目安
親から子へのご祝儀は、金額の幅が非常に大きいのが特徴です。
披露宴費用の一部を負担するケースや、新生活資金としてまとまった額を渡すケースもあります。
| ケース | 目安 |
|---|---|
| 披露宴あり | 10万円以上〜数十万円 |
| 式なし・入籍のみ | 10万円前後〜家庭による |
親からの援助は「ご祝儀」というより「結婚支援」の意味合いが強い場合もあります。
家族間で話し合って決めるのが基本です。
兄弟の結婚ご祝儀はいくら?
兄弟の場合は3万円〜10万円の幅があります。
年齢差や収入状況、関係性によって調整されることが多いです。
- 社会人になりたて → 3万円
- 十分な収入がある → 5万円以上
- 特に近しい関係 → 10万円以上
夫婦で出席する場合は、合算して包むのが一般的です。
姪・甥の結婚ご祝儀
姪や甥の場合は、3万円〜5万円が目安です。
特に可愛がってきた関係であれば、やや多めに包むこともあります。
地域によっては親族は高額になる傾向もあります。
いとこの結婚ご祝儀
いとこは「親族だが距離感は家庭により違う」立場です。
目安は1万円〜3万円。
披露宴に出席する場合は3万円が多いですが、式なしなら1万円程度でも不自然ではありません。
孫の結婚ご祝儀
祖父母から孫へのご祝儀は、比較的高額になることがあります。
10万円以上包むケースも珍しくありません。
ただし、家庭の経済状況や他の兄弟とのバランスも重要です。
義理の兄弟・義理の親族の場合
義理の兄弟姉妹や親族も、基本的には実兄弟と同様に考えます。
ただし、配偶者側の慣習に合わせることが多いため、事前に相談しておくと安心です。
金額よりも「家族間で足並みを揃えること」が重要です。
兄弟間で大きく差が出ると、後から気まずくなる場合があります。
親族ご祝儀のよくある疑問
- いつ渡す? → 基本は当日受付、または事前に直接渡す
- 式なしの場合は? → 披露宴相場よりやや抑えることも多い
- 夫婦で別々に包む? → 合算して1袋が一般的
親族のご祝儀は「相場」よりも「家族の慣習」が強く影響します。
第10章 ご祝儀とプレゼントは両方必要?迷いやすいポイントを整理
「ご祝儀を渡すならプレゼントはいらない?」
「仲の良い友人だから何か贈りたい…」
実はここ、かなり迷う人が多いポイントです。
基本ルール
原則として結婚式に出席する場合はご祝儀のみで十分です。
ご祝儀の中には、料理・引き出物・式の費用の一部も含まれていると考えられています。
・特に親しい友人で個人的に贈りたい場合
・グループで連名ギフトを贈る場合
・式に出席できない代わりにプレゼントを贈る場合
注意点
- 高額になりすぎない
- 新居の収納事情を考える
- サプライズは事前確認が安心
迷ったら「気持ちが重くならない範囲」で考えるのがコツです。
第11章 物価高でご祝儀の相場は変わった?
ここ数年で、料理や会場費の高騰が話題になっています。
では、ご祝儀の相場は上がったのでしょうか。
結論
一般的な相場(3万円)は大きく変わっていません。
理由は、ご祝儀は「実費精算」ではなく「祝意の象徴」だからです。
ただし変化もある
- 5万円を選ぶ人がやや増加
- 親族間での調整が重要になっている
- 会費制パーティーの増加
無理に金額を上げる必要はありません。
自分の生活を圧迫しない範囲が最優先です。
第12章 学生・お金が厳しい場合はどうする?
「正直きつい…」
これは誰もが一度は思う本音です。
学生の場合
学生同士なら2万円という選択も現実的です。
ただし偶数を避けるため、
・1万円+5千円×2枚など包み方を工夫する人もいます。
社会人でも厳しい場合
- 正直に相談する
- 欠席を選び、1万円+電報にする
- 後日改めてお祝いを渡す
見栄で無理をすると、その後の関係が苦しくなります。
本当に大切なのは「祝う気持ち」です。
結婚式は祝福の場です。
あなた自身が苦しくなる必要はありません。
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結婚式はご祝儀だけでなく、ドレス・バッグ・靴・ヘアセットなど出費が重なります。
「1回きりなら、買うよりレンタルという選択もあり」と考える人が増えています。
最近は品質の高いサービスも多く、用途によって選び分けると失敗しにくくなります。
| サービス名 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| LULUTI(ルルティ) | ・イオン運営で安心感がある ・店舗受取・試着対応エリアあり ・シンプルで王道デザインが中心 |
初めてレンタルを利用する人 失敗したくない人 |
| Lexule(レクスレ) | ・上品で落ち着いたフォーマル系が豊富 ・バッグ・アクセサリーのセット提案あり ・結婚式向けラインナップに強い |
きちんと感を重視したい人 コーディネートをまとめて揃えたい人 |
| Cariru(カリル) | ・取り扱いブランド数が多い ・レビュー件数が多く比較しやすい ・サイズ展開が幅広い |
選択肢の多さを重視する人 デザインにこだわりたい人 |
最終章では、ここまでの内容をまとめて整理します。
第13章 まとめ|迷ったらこの判断フローでOK
ここまで、結婚式のご祝儀について「金額・書き方・入れ方・親族相場・式なしの対応」まで解説してきました。
最後に、迷ったときの判断フローを整理します。
まず確認すること
- 招待状に「会費制」「ご祝儀辞退」の記載はある?
- 出席か欠席か?(欠席なら現金書留なども検討)
- 相手との関係性は?(友人・同僚・親族)
- 地域や家族の慣習は?(親族は要確認)
金額で迷ったら
| 関係性 | 基本の目安 |
|---|---|
| 友人・同僚 | 3万円 |
| 上司・親しい友人 | 3〜5万円 |
| 兄弟 | 3〜10万円 |
| 親 | 家庭により大きく異なる |
形式面の最終チェック
- 新札を用意したか
- お札の向きは揃っているか
- 中袋に金額・住所を書いたか
- 筆ペン(濃い黒)を使用したか
- ふくさで包んでいるか
当日の不安は、この5点を確認するだけでほぼ解消できます。
ご祝儀は「相場を守るためのもの」ではなく、祝福の気持ちを形にするものです。
形式を押さえたうえで、無理のない範囲で心を込めることが何より大切です。
この記事のポイントまとめ
- 友人は3万円が基本相場
- 親族は家庭の慣習を優先
- 式なし・会費制は案内に従う
- 税金は高額援助の場合のみ注意
- 書き方・入れ方・ふくさで印象が変わる
結婚式は、新郎新婦にとって人生の節目です。
ご祝儀に迷ったときは「失礼がないか」よりも、「祝う気持ちが伝わるか」を基準に考えてみてください。
形式が整っていれば、当日は安心してお祝いに集中できます。
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