この記事の目次です
- 1 はじめに:スマホの「ギガ足りない」問題、解決できます!
- 2 通信量を抑える節約術10選【2025年最新版】
- 3 通信量の節約効果が見える!【1日 vs 月間シミュレーション表】
- 4 おまけ:月末ピンチ時の“ギガ追加しない”応急処置術
- 5 よくある疑問Q&A|通信量をもっと上手にコントロールするには?
- 6 まとめ|ギガ不足は“使い方”で解決できる!
- 7 関連記事
はじめに:スマホの「ギガ足りない」問題、解決できます!
「月末になると通信速度が遅くなってイライラする…」
「動画を観ただけであっという間にギガがなくなる」
そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
2025年現在、格安SIMや低容量プランを使っている人も多く、「月3GBでどうにかしたい」という声は少なくありません。
そんな中、通信量を減らす工夫が大きなカギを握ります。
この記事では、今すぐできて実際に効果のある「スマホの通信量節約術」10選を紹介。
さらに、ギガが足りなくなったときの応急処置術も紹介します。
通信量を抑える節約術10選【2025年最新版】
① 動画アプリは「画質設定」を低〜中に
YouTubeやNetflix、TikTokなどの動画アプリは、画質が上がるほど通信量が跳ね上がるのが特徴です。
画質 | 1時間あたりの通信量(目安) |
---|---|
144p(最低) | 約100MB |
480p(標準) | 約700MB |
720p(HD) | 約1.5GB |
1080p(フルHD) | 約3GB以上 |
特にYouTubeはアプリ内で「デフォルト画質設定」ができます。
TikTokも設定メニューからデータセーバーをONにすれば、画質が自動的に低下し、通信量が抑えられます。
② SNSの「自動再生」をオフにする
SNSも通信量を消費する代表格。特に動画が自動再生される仕様になっていると、見ていない動画まで勝手に再生されてしまい、ギガの浪費に…。
主要SNSの自動再生設定オフ方法
-
X(旧Twitter):設定 → アクセシビリティ → 自動再生オフ
-
Instagram:モバイルデータの使用設定 → データセーバーON
-
Facebook:動画と写真 → 自動再生 → Wi-Fi接続時のみ or オフ
※動画が流れ出すのを防ぐだけでも、1日あたり100MB〜200MBの節約になります。
③ ブラウザは「データセーバー」機能を活用
Google ChromeやOperaといった一部のブラウザには、「軽量モード(データセーバー)」が搭載されています。
これをONにすることで、ページ内の画像や広告、JavaScriptを圧縮または読み込まないように制御できます。
例:Chromeの「ライトモード」機能(Androidのみ)
-
設定 → データセーバー → ON
-
画像の読み込みを「Wi-Fiのみ」に制限するのもおすすめ
④ オフライン再生を活用(音楽・地図・動画)
-
SpotifyやAmazon Musicなどの音楽アプリ
-
NetflixやYouTube Premiumの動画
-
Google Mapsなどの地図アプリ
これらはすべて、Wi-Fi環境下で事前にダウンロードしておくことが可能です。
【おすすめ例】
-
電車通勤中に観るドラマを前日にダウンロード
-
移動先の地図をオフライン保存(海外旅行でも便利!)
→ オフライン再生に切り替えるだけで、ギガの節約は数百MB〜数GBにもなります。
⑤ フリーWi-Fiの自動接続設定を見直す
外出時、カフェや駅などで提供されているフリーWi-Fi。
便利に見えますが、実は危険なケースもあることをご存知でしょうか?
多くのスマホは「一度接続したWi-Fiに自動でつながる」設定になっており、移動中も無意識にWi-Fiを拾ってしまうことがあります。
その際、通信が不安定になって再読み込みを繰り返すことで、逆にギガを消費することも。
✔ 推奨設定
-
Wi-Fi接続設定画面で「自動接続」をオフにする
-
信頼できないWi-Fiには接続しない(暗号化なしは危険)
-
使用する場合はVPNアプリを併用し、セキュリティ面も補強
たとえ無料でも、通信が安定しないWi-Fiは**結果的に“ギガの無駄遣い”**になりかねません。
⑥ LINEの「写真・動画自動ダウンロード」をオフにする
家族や友人とのやりとりで欠かせないLINE。
実はこのアプリも意外なギガ泥棒になります。
特に注意したいのが、トークで送られてきた画像・動画の自動ダウンロード設定。
例えば、旅行の写真を30枚送られたり、数十秒の動画を複数受信したりすると、それだけで数百MBが消えていることも…。
✔ 節約ポイント
-
LINE設定 → 写真と動画 → 自動ダウンロードを「Wi-Fi接続時のみ」に変更
-
トーク画面の「画像自動再生」もOFF推奨
トーク相手が多い人ほど影響が大きい項目です。
⑦ アプリのバックグラウンド通信を制限する
スマホを操作していない間でも、アプリがバックグラウンドで通信していることがあります。
代表的なものは、
-
ニュースアプリ(常に最新情報を取得)
-
メール・チャットアプリ(リアルタイム通知)
-
天気予報・SNSアプリ(位置情報連携)
これらは目に見えないところでギガを消費しており、設定を見直すだけで大幅に節約できます。
✔ 設定方法(例)
-
Android:設定 → アプリ → 該当アプリ → モバイルデータ → 「バックグラウンドデータを無効」
-
iPhone:設定 → 一般 → Appのバックグラウンド更新 → オフ
特にデータ容量が少ないプランを使っている人は、バックグラウンド通信をOFFにするだけで、最大30%の節約も可能です。
⑧ キャリアの「データ使用量チェック」アプリを活用
自分が「どのアプリで、どのくらい通信しているのか」――これを把握できると、節約効果は一気に高まります。
ドコモ・au・ソフトバンクなどの主要キャリアや、格安SIM各社では、通信量チェック用のアプリを提供しています。
中には1日単位、アプリ単位での通信量が見られるものもあり、“無駄ギガの見える化”が可能です。
✔ 代表的なアプリ
-
My docomo(NTTドコモ)
-
auデータチャージ(KDDI)
-
My SoftBank
-
IIJmioクーポンスイッチ(IIJ)
-
mineoスイッチ(mineo)
多くの格安SIMでは、アプリから「高速通信のON/OFF」も切り替えられ、SNSだけ低速モードにするなどの小技も可能になります。
⑨ モバイルデータの「省データモード」をONにする
iOSやAndroidには、OSレベルで通信を抑える“省データモード”が用意されています。
このモードをONにすることで、
-
アプリのバックグラウンド通信が制限される
-
動画や画像の読み込みが圧縮される
-
クラウド同期が一時停止される
などの効果があります。
✔ 設定例
-
iPhone:設定 → モバイル通信 → モバイルデータ通信 → 「省データモード」ON
-
Android:設定 → ネットワークとインターネット → データセーバー → ON
軽い操作で全体の通信量が減るため、初心者にもおすすめの節約方法です。
⑩ テザリングやスマホゲームは極力Wi-Fi環境下で!
スマホのテザリング機能を使ってPCやタブレットに接続すると、通常よりもはるかに多くの通信量が発生します。
また、HD画質のオンラインゲームや、クラウド経由のリモートアプリ(Google Remote Desktop、Zoomなど)も通信量が膨大。
✔ 具体的にどれくらい使う?
-
テザリングで1時間YouTube(1080p)→ 約3GB
-
原神などの高画質ゲーム1時間 → 300〜500MB
**テザリングや高負荷アプリは「Wi-Fiがある場所で行う」**という習慣が重要です。
通信量の節約効果が見える!【1日 vs 月間シミュレーション表】
ここまで紹介してきた節約術。「効果があるのは分かるけど、どれくらい節約できるの?」と疑問に感じる人もいるはず。
そこで、主なテクニックを1日単位で実行した場合、どの程度ギガが削減できるのかをまとめてみました。
節約項目 | 1日あたりの節約量 | 月間換算(30日) | 備考 |
---|---|---|---|
動画の画質を「高→中」に | 約500MB | 約15GB | YouTube・Netflix利用者向け |
SNS自動再生をOFFに | 約100MB | 約3GB | X・Instagram使用時 |
オフライン再生活用 | 約200MB | 約6GB | 通勤・通学時に有効 |
LINEの自動DLオフ | 約50MB | 約1.5GB | 画像・動画受信の多い人向け |
バックグラウンド通信制限 | 約30MB | 約0.9GB | アプリ数が多い人ほど効果大 |
合計(参考値) | 約880MB | 約26.4GB | 節約で“ギガ使い放題”に近づく! |
➡ 月3GB〜5GBプランでも、設定次第で“実質無制限”に近い運用が可能です!
おまけ:月末ピンチ時の“ギガ追加しない”応急処置術
「気づいたらもう残り通信量がゼロ!」
「ギガを追加するのは高いし…どうにか持たせたい」
そんなギガが尽きた状態でできる節約ワザを紹介します。
通信制限がかかっても、少しの工夫でなんとか乗り切ることは可能です。
① 軽量版アプリを使う(“Lite版”アプリに切り替え)
制限状態でも比較的快適に使えるのが、「Lite版」「Mini版」アプリです。
画像の読み込みや動画再生を抑え、動作も軽く、通信量が大幅に節約されます。
通常アプリ | 軽量版アプリ | 特徴 |
---|---|---|
Facebook Lite | データ通信を80%カット | |
Messenger | 音声通話も軽く動作 | |
YouTube | 動画ダウンロード前提の設計 | |
Gmail | Gmail Go(Android Go搭載端末のみ) | メールの基本機能に特化 |
Google検索 | Google Go(Android Go搭載端末のみ) | 音声検索やニュースも軽量表示 |
Facebook LiteやGoogle Goといった“軽量版アプリ”は、もともとAndroid Go端末向けに開発されたもので、日本ではダウンロードできないケースがほとんどです。
以前は通信量を節約できる手段として注目されましたが、現在は利用が難しく、代替手段を選ぶほうが現実的です。
設定の見直しやブラウザ活用など、今使える節約方法に注目しましょう。
② ブラウザ閲覧は「テキスト中心サイト」を選ぶ
動画・画像が多いサイトは、通信量がどんどん増えていきます。
そこでおすすめなのが、軽量な情報サイトやテキストメインのブログを活用すること。
-
ニュース系 → NHKテキストニュース
-
調べもの → Wikipediaモバイル版やYahoo!知恵袋(ブラウザ版)
-
買い物 → 楽天やAmazonは「アプリ」ではなく「ブラウザ版」を利用(画像ブロック拡張で軽量化可能)
特にブラウザの「画像表示をOFFにする設定」を活用すれば、月末でもほぼストレスなくネット閲覧が可能になります。
③ 低速モードでも快適に使えるサービスを知っておく
格安SIMの多くは、通信制限時(低速モード)でも“速度無制限で使えるアプリ”を提供しています。
例:
-
mineoの「パケット放題Plus」 → 低速モード(最大1.5Mbps)でもYouTube480pは普通に視聴可能
-
IIJmioの「バースト転送機能」 → 通信開始時に高速転送されるので、テキストサイトはスムーズに表示
つまり、「低速でも何ができるのか」を知っておくと、ギガを買い足さずに乗り切ることが可能になるのです。
④ 公共Wi-Fiの安全な使い方を覚えておく
急ぎのメール送信やファイルダウンロードなど、どうしても大容量通信が必要なときはカフェやコンビニのWi-Fiが役立ちます。
ただし、セキュリティ面では以下の対策を忘れずに:
-
VPNアプリを使って通信内容を暗号化
-
オンラインバンキングや個人情報の送信は避ける
-
「.FREE Wi-Fi」や「ログイン不要」のWi-Fiは使わない
ギガ不足時の“頼れる味方”ですが、あくまで補助的に活用するのがベストです。
よくある疑問Q&A|通信量をもっと上手にコントロールするには?
Q. SNSだけ異常にギガを食うのはなぜ?
A. 自動再生と画像・動画の高画質表示が原因です。
X(旧Twitter)やInstagramでは、動画やリールが自動で再生されるほか、スクロール中にも読み込みが発生します。
特にフォロー数が多い人やストーリーを多く見る人は、知らないうちに1GB以上消費していることも。
→ 「設定>データ使用量」から再生制御を!
Q. 子どものスマホ通信量も抑えたいのですが…
A. ペアレンタルコントロールで“時間”と“用途”を制限できます。
▼ iPhoneなら「スクリーンタイム」
-
使用アプリの制限(ゲームは1日30分まで、など)
-
通信の多い時間帯のブロック
▼ Androidなら「ファミリーリンク」
-
アプリごとの通信状況チェック
-
通信・課金制限も可能
子どもがYouTubeやゲームで“ギガ爆速消費”してしまうケースが多いため、家庭でルールを決めて運用することも、節約には欠かせません。
まとめ|ギガ不足は“使い方”で解決できる!
スマホの通信量に悩んでいる人の多くが、「何にギガを使っているのか把握できていない」という共通点を抱えています。
今回紹介した節約術は、どれも今日から実践できる“具体的なテクニック”ばかりです。
✅ おさらい:通信量節約のポイント
-
動画の画質は「低~中」で十分
-
自動再生・自動ダウンロードはOFFに
-
オフライン再生やLiteアプリを活用
-
フリーWi-Fiや低速モードも正しく使えば頼れる
-
「なんとなく使う時間」を見直すことでギガを温存
節約術をうまく取り入れれば、月3GB以下でも十分スマホを使いこなせる時代です。
通信量がネックでストレスを感じている人は、まず一度、自分のスマホ設定を見直してみてください。
「ギガが足りない…」という焦りから解放されるだけでなく、スマホとの付き合い方が、より快適に・スマートに変わるはずですよ。
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