プログラミング知識ゼロでサクッとWebサイトが作れる「ノーコード」ツールが、多様化・高機能化し続けています。
2025年現在では、デザインの自由度はもちろん、EC連携・会員機能・多言語対応など、プロ仕様のサイトもドラッグ&ドロップのみで実現可能。
この記事では、代表的な5つのノーコードWeb制作ツールの
- 特徴
- 料金プラン
- 使い方
を徹底比較し、初心者でも迷わずサイトを完成させるステップバイステップを解説します。
この記事の目次です
ノーコードWeb制作ツール選定のポイント
数あるノーコードツールの中から、自分に合ったものを選ぶ際は以下の3点を重視しましょう。
1. デザイン自由度
- 細かなレイアウト調整ができるか(マージン・グリッドコントロール)
- CSS/HTMLの追加カスタマイズ可否
2. 機能拡張性
- ECカートや決済連携の有無
- 会員制機能やフォーム、CMS機能の搭載状況
- 外部サービスとのAPI連携可否
3. 料金プランとコストパフォーマンス
- 無料でも使える機能範囲
- 独自ドメイン接続の有無
- 月額/年額プランの価格帯
主要ツール5選 比較表
ツール名 | デザイン自由度 | 主な機能 | 無料プラン | 有料開始価格 ※税抜/月 |
---|---|---|---|---|
Webflow | ★ ★ ★ ★ ★ | CMS、E-commerce、アニメーション | あり(Webflowドメイン) | 2,400円(Basic) |
Wix | ★ ★ ★ ★ ☆ | ストア、予約、会員管理 | あり(Wixドメイン) | 900円(Combo) |
Squarespace | ★ ★ ★ ★ ☆ | ブログ、E-commerce、分析 | 試用期間あり | 1,200円(Personal) |
Carrd | ★ ★ ★ ☆ ☆ | シングルページ、フォーム連携 | あり | 480円(Pro Lite) |
Jimdo | ★ ★ ★ ☆ ☆ | ストア、SEO補助、ブログ | あり(Jimdoドメイン) | 990円(Start) |
各ツールの特徴・料金・使い方
1. Webflow
特徴
- ドラッグ&ドロップで細かなレイアウト設計が可能
- ビジュアルエディタ上でCSSプロパティを直感操作
- 高度なアニメーション・インタラクション対応
- 強力なCMS機能、E-commerce機能を標準搭載
日本語UIについて
Webflow のエディタ(Designer)画面は、2025年5月時点で 公式には英語 UI のみ 提供されており、日本語版のインターフェイスは用意されていません。
【日本語で使いたい場合の対策】
Chrome や Edge の「ページ翻訳」をオンにすると、UI を簡易的に日本語化できます。
ただし専門用語やボタン名は不正確な場合があるため、重要設定は原語も併記の上で確認が必要です。
日本のコミュニティリーダーが開発したα版プラグインをインストールすると、UI 内の主要な機能名やメニューが業界用語に即した自然な日本語に置き換わります(無料・永久利用可能)。
料金プラン
- Basic:2,400円/月(独自ドメイン、フォームあり)
- CMS:3,600円/月(ブログ・カスタム投稿)
- E-commerce:5,400円/月~(オンラインストア)
使い方入門
- アカウント作成後、テンプレートを選択
- セクション(セクション、コンテナ、グリッド)をドラッグ
- 要素(テキスト・画像・ボタン)を配置し、スタイル設定
- CMSコレクションを作成してデータベース化
- 公開設定→独自ドメイン紐付け→公開
2. Wix
特徴
- テンプレート数が豊富で日本語対応も万全
- App Market で機能拡張(予約、SNS連携など)
- ドラッグ&ドロップ+AIデザインアシスタント搭載
料金プラン
- Combo:900円/月(広告非表示、独自ドメイン)
- Unlimited:1,300円/月(無制限帯域)
- Business:1,600円~/月(ストア機能)
使い方入門
- Wix ADI(AI)で質問に答える or Editor で手動編集
- セクションパーツをドラッグ配置
- App Market から必要なアプリをインストール
- サイト設定→ドメイン接続→公開
3. Squarespace
特徴
- デザイン性に優れたテンプレートが多数
- 内蔵ブログ・ポッドキャスト機能
- E-commerceは標準で商品管理・注文管理対応
料金プラン
- Personal:1,200円/月(ブログ・ページ作成)
- Business:2,400円/月(ストア、カスタムCSS可)
- Commerce:3,600円~/月(取引手数料免除)
使い方入門
- テンプレート選択後、ページ&コレクションを作成
- ブロック(テキスト、画像、製品)をドラッグ配置
- デザイン→サイトスタイルで共通設定
- Commerce設定→決済設定→公開
4. Carrd
特徴
- 1ページ完結型サイトに特化
- 軽量で読み込みも高速
- Contact Form、Embed、PayPalなど基本機能を安価に提供
日本語UIについて
Carrdの編集画面も公式では英語のみです。
日本語で使いたい場合は、ブラウザの翻訳機能を利用するとUIが日本語表示になりますが、専門用語は訳が不自然な場合があるため注意してください。
料金プラン
- Pro Lite:480円/月(フォーム・埋め込み)
- Pro Standard:980円/月(Google Analytics連携)
- Pro Plus:1,980円/月(複数サイト管理)
使い方入門
- テンプレートからOne-Pageレイアウトを選択
- セクション毎に要素(Text, Image, Form)を追加
- Embed要素で外部ウィジェットも配置可
- サイト設定→カスタムドメイン設定→公開
5. Jimdo
特徴
- 日本語サポートが充実
- AIビルダー「Jimdo Dolphin」搭載
- EC基本機能・SEOアシスト機能
料金プラン
- Start:990円/月(独自ドメイン、広告非表示)
- Grow:1,590円/月(SEOアシスト、ストア機能)
- Unlimited:2,590円/月(無制限帯域)
使い方入門
- Jimdo Dolphinで質問に答えてサイト生成
- 必要に応じてエディタでブロック編集
- ストア機能は管理画面→製品登録→決済設定
- 公開→ドメイン接続
初心者向けステップバイステップ:サイトを作ってみよう
1. テーマとテンプレートを決める
まずは用途を明確化(企業サイト/ポートフォリオ/ランディングページなど)しましょう。
各ツールのテンプレート一覧からイメージに合うものを選択。
2. ページ構成を設計
- トップ:キャッチコピー+CTA
- 特徴紹介:アイコン+テキスト
- 導入事例/ギャラリー
- お問い合わせフォーム
3. ドラッグ&ドロップで要素配置
テキスト・画像・ボタンをレイアウトし、色・フォントを調整。
必要に応じてアニメーションやスクロール効果を追加。
4. 独自ドメインとSEO設定
サイトタイトル・メタディスクリプション・OGP画像を設定し、独自ドメインを接続。
各ツールのSEOガイドに従って基本を押さえましょう。
5. テスト&公開
スマホ・PC両方で表示確認。
フォーム送信テストやリンクチェックを行い、問題なければ公開ボタンを押して完了です。
実践Tips&活用事例
ECサイト構築
Webflow/E-commerceやWix Businessを使えば、商品登録から決済までノーコードで実装可能。
おすすめはShopify連携機能を活用する方法。
ポートフォリオサイト
CarrdやJimdo Dolphinは、シンプルな1ページで作品を見せたいクリエイターに最適。
画像ギャラリーはLightbox機能で演出。
ランディングページ(LP)
Webflowの高い自由度を活かし、スクロールアニメーションやフォーム・FAQセクションを組み込んだLPを短時間で制作。
まとめと次のステップ
2025年のノーコードWeb制作ツールは、機能・デザイン性ともに軒並み進化しています。
初心者でもプロ品質のサイトが手軽に作れる時代です。
まずは「無料プランで試す」ことが失敗しないコツ。
気になるツールを1つ選んで、この記事のステップに沿って実際にサイトを公開してみましょう。
次のステップとしては、分析ツール連携やA/Bテストを取り入れ、コンバージョン最適化を図るとさらに成果が伸びます。
まずはツールを触ってみて、あなたの理想のサイトを形にしてみましょう。