こんにちは。
みっちで――す 😉
フェルメールと言えば、まずはこれかな?
『真珠の耳飾りの少女』1665年ごろ制作。
美しい!
瞳と唇、真珠、垂れたターバンのハイライトが見事。
フェルメールについて
ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer オランダ語: [joːˈɦɑnəs vərˈmeːr] 1632年10月31日 – 1675年12月15日)は、ネーデルラント連邦共和国(オランダ)の画家で、バロック期を代表する画家の1人である。映像のような写実的な手法と綿密な空間構成そして光による巧みな質感表現を特徴とする。フェルメール(Vermeer)の通称で広く知られる。本名ヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト (Jan van der Meer van Delft)。
フェルメールは、同じオランダのレンブラント、イタリアのカラヴァッジョ、フランドルのルーベンス、スペインのベラスケスなどと共に、バロック絵画を代表する画家の1人である。また、レンブラントと並ぶ17世紀オランダ黄金時代の代表画家である。
生涯のほとんどを故郷デルフトで過ごした。最も初期の作品の一つ『マリアとマルタの家のキリスト』(1654年-55年頃)に見られるように、彼は初め物語画家として出発したが、やがて1656年の年記のある『取り持ち女』の頃から風俗画家へと転向していく。現存する作品点数は、研究者によって異同はあるものの、33 – 36点と少ない。
※https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨハネス・フェルメール/
サルバドール・ダリが「フェルメールにはすでに完璧なものをなおも完璧にしようという熱狂と怖ろしい苦悩があった」と自著で述べてるんですが、まさにフェルメールの本質を射抜いているんじゃないでしょうか??
厳格な構図と光の描き方は現実を超えていると思います。
ドキュメンタリーで観たんですが、実際に『真珠の耳飾りの少女』のような光を当てることは不可能なんです。
垂れているターバンの明るい部分は現実的にあり得ません。
でも、絵画としては見事に成立するんです。
フェルメール展開催中
10月5日から2019年2月3日まで東京・上野の森美術館で開催されています。
現存作わずか35点前後ともいわれるフェルメール絵画のうち国内展最多となる9作品(うち2点は期間限定)を公開しています。
オランダ絵画約40点も展示されています。
日時指定入場制という、待ち時間緩和を目的とし、事前に入場券を購入する方式を導入しています。1日を6つの入場時間枠に区切り、その間の入場者数を調整します。
2019.2.16~5.12には大阪でも開催されますが、フェルメールの絵画は6点となります。
9点を紹介!
『牛乳を注ぐ女』1658-1660年頃
女性が牛乳を注ぐのに没頭している様子を描いている。注がれる牛乳以外のすべてが静寂に包まれている。フェルメールは単調な日常の所作を、「明るく照らされた室内に彫像のように立ち尽くす女性」という印象的な絵画に仕上げた。フェルメールはまた、細かい粒子で構成される光が、物の表面をどううつろうのかを観察していた。
『マルタとマリアの家のキリスト』1654-1655年頃
現存するフェルメール作品の中で最も大きく、最初期作のひとつ。画中ではキリストが、家事を心配するマルタをよそに、座ってキリストの教えを聞こうとするマリアを讃えている。光と影の戯れ、人物の特徴づけ、幅広で厚く絵の具をのせた筆さばきは、カラヴァッジオの影響下にあったユトレヒト派の画家からインスピレーションを受けたと考えられる。フェルメールにはめずらしい大きなサイズや主題から、特別な依頼を受けて制作されたものと推測される。
『手紙を書く婦人と召使い』1670-1671年頃
幻想のような現実を描き出すことにおいて、フェルメール作品は、他に類を見ない芸術的なレベルに到達した。描かれる人物はしばしば寡黙で動きが少なく、絵画に厳粛でミステリアスな雰囲気をもたらしている。この絵画はフェルメール後期の最も独創的な作品の一つ。召使いの女性が窓の外を眺めている間に、女主人が手紙を書いている。床には、この時代のやりとりで時折使われたであろう赤い封印、スティック状のシーリングワックス(封蝋)などが落ちている。
『ワイングラス』1661‐1662年頃
初期から中期へさしかかる過渡期の作品。テーブルの上には楽譜、椅子には古楽器のリュートが置かれた「愛」を暗示する室内で、黒い帽子の男性が女性にワインを勧めている。ワインを飲む女性の視線の先には半開きのステンドグラスの窓があり、その中央には馬具を持つ女性が描かれている。手綱を持つ女性は伝統的に「節制」を表すため、室内での色恋沙汰を戒める寓意と考えられている。日本初公開。
『手紙を書く女』1665年頃
17世紀のオランダでは郵便制度の発達に伴い手紙でのやり取りが盛んに行われた。フェルメールも手紙をテーマに6点の作品を描いている。毛皮付きの黄色い上着姿の女性は、机に向かい羽ペンを走らせている真っ最中である。ふと筆を休めた彼女は、絵の前に立つ我々を見つめるかのようにこちらに顔を向ける。穏やかな光の中で優しく微笑む女性。耳元の真珠のイヤリングに光の粒が輝く。当時、人々が憧れ、親しんだ手紙をめぐる情景を、フェルメールは美しい女性像を通じて描き出している。
『赤い帽子の娘』1665-1666年頃
真っ赤な帽子をかぶり、振り向くようにこちらに視線を向ける女性。帽子に遮られ、彼女の顔のほとんどは影に覆われているが、左頬は明るく照らし出されている。耳元の真珠、瞳や鼻先にも光の粒が描き込まれ、少し開いた口元はつややかに輝く。背景にタペストリーが掛かる薄暗い部屋の中に存在感たっぷりに浮かび上がる女性の姿。細部にわたる緻密な描写や絶妙な配色など、フェルメールの卓越した筆さばきを随所に見つけることができる。日本初公開。
※12月20日(木)までの展示
『リュートを調弦する女』1662-1663年頃
薄暗い室内に一人腰掛ける女性はリュートを抱え、弦をかき鳴らす。左手でペグをつまみ、音階を整えている。遠く窓の方に視線を向ける様子は見る者の想像力をかき立てる。窓越しに何かを見つめているのか、それとも耳を澄まし、音を追うことに注力しているのか。机の上には楽譜らしきものが重なるように置かれ、壁には、ときに絵の中で、愛する人が遠い彼方にいることを示唆する地図が描き込まれている。
『真珠の首飾りの女』1662-1665年頃
黄色いカーテンがふわりと掛かる窓辺からやわらかな光がさしこむ。室内に立ちすくむ女性は真珠の首飾りを結ぼうとリボンを手に、壁にかかる小さな鏡を見つめている。かすかにほころぶ口元と宙を見るような甘い眼差し。身支度にいそしむ女性が見せるふとした表情をフェルメールは静寂の中に描き出している。机の上には白粉をはたくブラシや銀色の器が並び、光に照らされる白い壁を中心に据える斬新な構図は画家の空間表現へのこだわりを物語る。
『取り持ち女』1656年
初期作の1つである本作は、それまで宗教画、物語画に取り組んでいたフェルメールがはじめて描いた風俗画である。当時、キリストが説いた譬(たと)え話「放蕩息子」を発端に、娼家を舞台にした絵が数多く制作され、フェルメールもそうした時流の中でこの絵を描いた。女性は今まさにお客から金貨を受け取るところである。彼女を明るく照らす光、表情や手の動きなど、後にフェルメールが確立する表現の萌芽がすでに散見される。現存作品の3点にのみに年記が残るが、本作の右下には画家のサインと共に制作年も記されている。日本初公開。
※2019年1月9日(水)~会期終了までの展示
※引用は公式サイトより
フェルメール展公式ツイッターより
【おしらせ】17世紀オランダ絵画の世界観でつくられた喜劇オペラ『ファルスタッフ』。イギリスの名演出家ジョナサン・ミラーさんが手がけた、この12月上演の新国立劇場版の舞台装置や衣裳は、まるでフェルメールさんの絵から飛び出してきたようですわよ〜。#ファルスタッフhttps://t.co/AfWd2V57zA pic.twitter.com/QmCJH7ZujS
— ミルクさん@フェルメール展 (@VermeerTen) 2018年10月7日
【ミルクなトリビア】トルコの絨毯はとっても高価な輸入品だったんですの。だから、絨毯って本来は下に敷くものだけれど、《ワイングラス》のように机の上にかけて使われることが多かったのよ。私も一枚欲しいけれど、確かにもったいなくって下には敷けないわよね〜。ミルクなんてこぼした日には! pic.twitter.com/IDVIcHt9u3
— ミルクさん@フェルメール展 (@VermeerTen) 2018年10月7日
【展覧会オリジナルグッズ】会場内のグッズ売り場には、たくさんのグッズがありますの。どれにするか迷っちゃうわ〜。ミルクのグッズも作ってくれたみたい!やったわ〜。先ほどおしらせした、伊勢丹新宿店でのコラボショップでも一部の商品を限定販売中ですの(コラボショップは10月9日まで)。 pic.twitter.com/AEzzWgAOVg
— ミルクさん@フェルメール展 (@VermeerTen) 2018年10月6日
最後に
私は美術が好きで石膏デッサンなどもやってましたし、展覧会もよく行きました。
でも、フェルメールは観たことないかも。
今日は展示されている絵画を紹介しましたが、当たり前ですけど実物を観る方がはるかに感動します。
画集やネットで観ることとは別物だと言っていいと思います。
今回はフェルメールですし、少しでも興味のある方や都合が付く方は絶対に実物を観ることをおすすめします!