はじめに|「ツムツムに50万円」ってマジ!?
俳優・笹野高史さんが、スマホゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」に“50万円も課金していた”という驚きのエピソードが、2023年1月7日放送のTBS系『人生最高レストラン』で明かされました。
そしてこのエピソードは、2025年6月13日に再びテレビ番組『ぽかぽか』で紹介されたことで、注目が再燃し、SNSでも「まさかあの笹野さんが!?」「課金ってレベルじゃないw」と反響が広がっています。
この話題は、スポーツ報知さんもポストで紹介していました。
ゲームに50万円課金→「足洗った」→無課金で世界500位 76歳・笹野高史のゲーム遍歴https://t.co/Rvn1R2gpvQ
— スポーツ報知 (@SportsHochi) June 13, 2025
6月22日が誕生日で現在77歳の笹野さんは、日本を代表する名バイプレイヤー。
映画・ドラマ・CMと幅広く活躍する一方で、私生活ではゲーマー顔負けのスマホユーザーだったことが明らかになりました。
本記事では、笹野さんの“ツムツム愛”をきっかけに、スマホゲームと高齢者の関係性や課金に対する多様な見方、そして趣味に熱中することの意義について整理します。
ツムツムってどんなゲーム?なぜそんなにハマるのか
「LINE:ディズニー ツムツム」は、ぬいぐるみのような“ツム”たちを3つ以上なぞって消していくパズルゲーム。
操作は簡単ですが、コンボやスキル発動などに慣れると奥深さがあり、やり込み要素も豊富です。
タイトルには「ディズニー」とありますが、実際には『ピクサー』『マーベル』『スター・ウォーズ』、さらには『サンリオ』やオリジナルキャラまで、幅広いシリーズのツムが登場します。
特に期間限定のキャラクターはレア度が高く、コレクション欲やスコア欲が刺激される仕様。
まさに“可愛い顔した課金沼”と言えるゲームなのです。
「50万円課金」は本当に多いの?
番組での発言によると、笹野さんは「一時はツムツムに50万円かけた」と笑いながら語っていました。
加藤浩次さんや劇団ひとりさんら共演者も驚愕。
「ツムツムに50万はバカですよ!」という冗談交じりのコメントに、スタジオも爆笑に包まれました。
たしかに、一般的な感覚では50万円は大金。
でも、課金ゲームの世界では「年単位でプレイ+好きなキャラのために毎月1万円」なんて人も珍しくありません。
しかも笹野さんは、おそらく生活に支障のない範囲で楽しんでいたはず。
結果として、趣味に対する自己投資の一例と捉えることもできるでしょう。
ツムツムに「50万円」って実際は何に使うの?課金の仕組みとは
「ゲームに50万円も!?」と驚く人は多いと思いますが、ツムツムのようなスマホゲームでは、意外と課金のハードルは低めです。
例えば、1回のガチャに必要なルビー(ゲーム内通貨)を買うには、数百円~数千円がかかります。
確率的にレアキャラが出にくいため、目当てのキャラが出るまでに数万円単位で費やすことも珍しくありません。
さらに、イベント用アイテムやプレイ回数を増やすための“ハート”も課金で補充できるため、
- ガチャでキャラを揃える
- スコアを更新したい
- イベントをコンプしたい
といったモチベーションがあると、いつのまにか「月1万円」→「年12万円」→「3~4年で50万円」と積み上がっていくのです。
つまり、単発の爆課金というより、「楽しさが続いた結果の積み重ね」なんですね。
笹野さんも「次々とキャラが欲しくなって…」と語っていましたが、その気持ち、分かる人にはすごくよく分かるのではないでしょうか。
現在は「無課金」で別ゲームに挑戦中!?
驚くべきは、その後の変化。
「今は反省して、無課金で遊べるゲームをやってます」と語った笹野さん。
その後は「NEW STATE」というシューティング系オンラインゲームにハマっており、なんと“世界ランク500位以内”に入った経験もあるとか!
「無課金で世界ランク」──これ、相当すごいことなんです。
NEW STATE(旧:PUBG NEW STATE)は、若者層に人気のハイテンポFPSバトルゲーム。
高度な操作性や反射神経が求められるこのジャンルに、70代の俳優が挑み、結果まで出している。
まさに、ゲーマーの鑑といえる存在です。
NEW STATEとは?70代がハマるオンラインバトルゲームの魅力
笹野高史さんがプレイしているという「NEW STATE」は、正式には『PUBG: NEW STATE』という名称のオンライン対戦型シューティングゲームです。
もともと『PUBG』は世界的に人気のバトルロワイヤル型ゲームで、100人のプレイヤーが広大なマップに降下し、最後の1人になるまで戦うというサバイバル形式が特徴です。
NEW STATEはその“未来版”とも言える作品で、武器やドローン、車両なども近未来風に進化。
スマホでもPC並のハイグラフィックを体験できることで話題となりました。
FPSやTPSといったジャンルに分類され、反射神経や戦術的判断、チーム連携が求められるガチゲーム。
にもかかわらず、笹野さんは「無課金で世界500位以内に入った」と言います。
この事実、本当にすごいんです。
というのも、ランキング上位には「若くて時間があって、反応速度も鋭い」層が多く、課金して良い装備を手に入れるプレイヤーも多数。
その中で、70代の男性が無課金で上位入りというのは、まさに異次元。
一説には、笹野さんは1日2時間以上プレイしていた時期もあったそうで、「夜中の2時にやっていることもある」とテレビで語っていました。
この情熱、もはや“趣味”というより“愛”ですね。
📅 笹野高史さんの“ゲーマー年表”
- 2023年1月7日:TBS系『人生最高レストラン』で「ツムツムに50万円課金」と告白
- 2022年後半〜:ツムツムを卒業し、無課金で楽しめる別ゲームにシフト
- 2023年頃:『NEW STATE』で無課金ながら世界ランク500位以内に(※当時の情報)
- 2025年6月13日:テレビ番組で再びこのエピソードが紹介され、話題が再燃
高齢ゲーマーは今や当たり前?“脳活”としてのスマホゲーム
実際、高齢者の間でもスマホゲームに親しむ人は増えています。
笹野さんと同世代のシニア層の中には、「漢字パズル」や「ナンクロ」などの“脳トレ系アプリ”を日常的に楽しむ例も少なくありません。
テレビを見ながらスマホでパズルを解くなど、生活の中に自然にゲームが溶け込んでいるケースも多く見られます。
ゲーム=若者というイメージは徐々に薄れつつあり、時間や心に余裕のある世代こそ、スマホゲームに夢中になれる素地を持っていると言えるでしょう。
課金は悪?──いいえ、「推し活」と同じです
「課金」という言葉に、どこかネガティブな響きを感じる人もいるかもしれません。
でも冷静に考えてみれば、
- 「旅行にお金をかける」
- 「ゴルフに数十万円」
- 「美術館巡りに毎月費やす」
……どれも、同じ趣味への出費です。
ゲーム課金も、「推しのキャラが欲しい」「イベントを最後まで楽しみたい」という気持ちの延長にすぎません。
もちろん、借金してまで…となれば話は別ですが、そうでない限り、趣味への健全な自己投資と考えることもできるでしょう。
「課金=無駄遣い」という見方はもはや過去のもの。
今では、ゲーム課金もライブのチケットやコスメの収集と同じように、好きにまつわる自己表現のひとつと捉えられています。
SNSでも反響!「可愛すぎる」「推せる」の声
X(旧Twitter)やYouTubeのコメント欄では、今回の再注目に対して、次のような反応が見られました。
笹野高史さんゲームするんだ。
「ツムツム課金してた」で察したが、もの凄くゲーム上手い。
PUBG(モバイル版?)で世界500位はえぐい。Delta Force(モバイル版もあります)という無料ゲームおすすめです。
乗り物が調整ミスで強すぎですが、拠点を攻防するBF系(無限復帰)撃ち合いゲームです。#ぽかぽか— エルバフ🎗️ (@q6QKdC92ZNLfLQq) June 14, 2025
えっ、笹野さんPUBGで500位以内とかツムツムの課金額とか色々すごくない!?∑(・ω・ノ)ノ
— エンジュ@雑多アカ (@enju_zatta) June 13, 2025
笹野さんツムツムに50万課金えぐw
— ジゼル (@giselle_tsumu39) June 13, 2025
世代を超えて共感される素敵な趣味。
笹野さんのエピソードが、家族の会話のネタになっている家庭も多いのではないでしょうか。
ゲームを楽しめる人生は、やっぱり豊かだ
77歳になっても、何かに夢中になれるというのは本当に素敵なこと。
趣味の対象がゲームであれ、園芸であれ、創作活動であれ、夢中になれる対象を持つことは、年齢に関係なく生活を豊かにする可能性があります。
笹野さんのツムツム課金50万円は、その象徴のような話。
「何をしてきたか」よりも、「今、何に夢中になっているか」の方が、その人の魅力をより強く表すのかもしれません。
おわりに|“いくつになっても、熱中できる”って素晴らしい
今この瞬間も、どこかで「新しいツムをゲットしたい!」とガチャを回している人がいて、「無課金だけど世界ランカー目指すぞ」と夜中に指を動かしている人がいます。
それは若者だけでなく、シニア世代にも広がっている現実。
笹野高史さんのエピソードは、そんな時代のひとつの象徴であり、勇気をもらえる出来事でもあります。
年齢に関係なく、新しいことへ挑戦する姿勢や、好きを追求する行動は、多くの人に前向きな影響を与えるものです。
自分自身が「楽しい」と感じるものに取り組む姿勢は、多様なライフスタイルのひとつとして今後さらに広がっていくでしょう。